「中国・CELACフォーラム(中南米・カリブ諸国共同体)第4回外相会合」2025年05月11日 22:46

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【概要】

 中国国家主席の習近平は、2025年5月13日に北京市で開催される「中国・CELACフォーラム(中南米・カリブ諸国共同体)第4回外相会合」の開幕式に出席し、演説を行う予定であると、中国外交部の報道官が2025年5月11日(日)に発表した。

 中国とCELACの合意に基づき、この会合は5月13日に北京市で開催され、中国の王毅外交部長が議長を務める予定である。

 報道官によれば、CELAC諸国の外相または代表者、および関連する地域機関の責任者が会合に出席する見通しである。

【詳細】

 2025年5月11日、中国外交部の報道官は記者会見において、同年5月13日に中国北京市で開催される「中国・CELACフォーラム第4回外相会合(第四届中国-拉共体论坛部长会议)」の開幕式に、中国国家主席習近平が出席し、重要な演説を行う予定であると発表した。

 この会合は、中国と中南米・カリブ諸国から成る「CELAC(中南米・カリブ諸国共同体)」の間で、外交関係と協力を強化することを目的として定期的に開催されているものである。今回の第4回外相会合は、中国とCELACの間で事前に合意された日程と議題に基づいて実施されるものであり、開催地は中国の首都・北京となっている。

 会議の議長は中国の外交部長である王毅が務める予定であり、出席者にはCELAC加盟国(ラテンアメリカおよびカリブ地域の33か国)の外相または政府代表、ならびに同地域の関連地域機関(例:ラテンアメリカ・カリブ経済委員会(ECLAC)など)の幹部が含まれる。

 この外相会合では、主に以下のような議題が想定されている。

 ・中国とCELAC諸国間の政治的対話の深化

 ・貿易、投資、インフラ整備、持続可能な開発分野における協力強化

 ・気候変動、グローバルガバナンス、南南協力といった国際課題に関する協調

 ・新たな「中国-CELAC協力計画(例:2025年〜2030年)」の策定または進捗評価

 なお、中国・CELACフォーラムは2014年に発足し、これまで3回の外相会合が開催されてきた。今回の第4回会合は、新型コロナウイルス感染症の影響などを経て、約5年ぶりの本格的な対面形式での開催となる可能性が高い。

 習近平主席の演説は、中国の対中南米外交の基本方針、今後の協力ビジョン、そして「グローバル発展イニシアティブ(GDI)」や「一帯一路」構想といった既存の国際協力枠組みとの整合性に触れる内容になることが予想されるが、今回の発表では演説内容の詳細には触れられていない。
 
【要点】

 ・開催日:2025年5月13日

 ・開催地:中華人民共和国・北京市

 ・会議名:中国・CELACフォーラム 第4回外相会合(第四届中国-拉共体论坛部长会议)

 ・出席者:

  ⇨中国国家主席・習近平(開幕式に出席し演説を行う)

  ⇨中国外交部長・王毅(会議の議長を務める)

  ⇨CELAC諸国(中南米・カリブ諸国)からの外相または政府代表

  ⇨関連する地域機関(例:ECLACなど)の責任者

 ・主催国:中華人民共和国

 ・会合の性質

  ⇨中国とCELAC加盟国間の多国間協議

  ⇨政治・経済・開発協力を包括的に扱う多国間枠組みの一環

 ・主な目的

  ⇨政治的信頼と対話の深化

  ⇨経済、貿易、投資、インフラ、技術協力の促進

  ⇨持続可能な開発と気候変動対応に関する連携強化

  ⇨新たな中国-CELAC協力計画(例:2025〜2030年)の策定または更新

 ・背景

  ⇨中国・CELACフォーラムは2014年に創設

  ⇨これまでに3回の外相会合が開催済み(前回は約5年前)

  ⇨第4回は新型コロナの影響を経て対面形式での再開となる見込み

 ・習近平主席の演説内容(予定)

  ⇨中国の対中南米政策の基本方針

  ⇨「一帯一路」や「グローバル発展イニシアティブ(GDI)」との連携の可能性

  ⇨今後の協力の方向性や優先課題に関する提言が予想される(詳細は未発表)
 
【引用・参照・底本】

Xi to attend opening ceremony of fourth ministerial meeting of China-CELAC Forum GT 2025.05.11
https://www.globaltimes.cn/page/202505/1333761.shtml

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