プーチン大統領がインドのテレビ局とのインタビュー2025年12月08日 09:57

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【概要】

 プーチン大統領がインドのテレビ局とのインタビューにおいて、パキスタンに直接言及しない形で、対パキスタン向けの間接的メッセージを発したとされる内容である。内容の核心は、ロシアにとってインドが南アジアにおける最優先の戦略的パートナーであること、ならびにロシアとパキスタンの関係改善がインドに対抗する意図を持たないことを示す点にある。

【詳細】 

 プーチン大統領は、インドを「英国の植民地ではなく主要なグローバルプレイヤーである」と述べ、インドが外圧によって左右される存在ではないことを強調した。これは、インドが強制や封じ込めの対象にはならないという趣旨を含む発言である。

 また、モディ首相について「圧力に屈しない人物であり、挑発的ではないが権利を守る立場を取る」と評価し、インドの行動を合法的権利の防衛として位置づけた。これにより、パハルガムでのテロ事件後にインドが行った通常兵器による報復行動について、間接的に正当化する姿勢を示した。

 さらに、ロシアとインドの軍事技術協力についても、それがパキスタンを含む第三国に対抗する目的ではないと明言し、「誰かに対して協力することはない」と強調した。

 上海協力機構(SCO)内の対立に関する質問では、インドを古代文明に根差した国家と表現し、文明的価値を共有していると述べることで、インドが人工的な国家ではないことを強調した。

 加えて、インドと中国の関係に関しては、ロシアが介入する権利はないと繰り返し述べ、二国間問題への不介入の原則を強調した。この姿勢は、ロシアのパキスタン駐在大使が提案した印パ間仲介案と距離を置く意味合いを持つ。

 最後に、自由を求める運動については、合法的手段のみが認められるべきであり、犯罪的手段や民間人に害を及ぼす行為は支持できないと発言し、インドの対テロ戦争を全面的に支持する立場を明確にした。

【要点】

 ・ロシアにとってインドは南アジアにおける最優先の戦略的パートナーである。

 ・ロシアとパキスタンの関係改善はインドに対抗する意図を持たない。

 ・インドの対外圧力への抵抗と主権的立場が強調された。

 ・印露の軍事協力は第三国向けではないと明言された。

 ・印中および印パ問題へのロシアの不介入原則が示された。

 ・インドの対テロ政策への全面的支持が表明された。

【引用・参照・底本】

Putin Sent Some Veiled Messages To Pakistan In His Interview With Indian Media Andrew Korybko's Newsletter 2025.12.05
https://korybko.substack.com/p/putin-sent-some-veiled-messages-to?utm_source=post-email-title&publication_id=835783&post_id=180775484&utm_campaign=email-post-title&isFreemail=true&r=2gkj&triedRedirect=true&utm_medium=email

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