「南京大虐殺遭難同胞記念館」において、「南京は決して忘れない」をテーマとする式典 ― 2026-08-15 20:32
【概要】
2026年8月15日、日本の第二次世界大戦における無条件降伏から81年となるこの日、中華人民共和国江蘇省南京市にある「南京大虐殺遭難同胞記念館」において、「南京は決して忘れない」をテーマとする式典が開催された。
式典では、日中両国の青年や関係者らによって収集された、日本の中国侵攻に関する新たな歴史資料・文書・遺品が同館に正式に収蔵された。
今回寄贈された資料は、フランスの外交文書や日本国内で発見された当時の記録など多岐にわたり、第三者機関や加害者側からの一次資料が含まれている点が特徴である。式典ではまた、南京大虐殺の歴史を伝える継承者の第5期認定も行われた。
近年は国内外の民間人による資料収集の活動が活発化しており、記念館が本年度開始した資料の世界的な収集活動には、これまでに約100名からの提供が寄せられている。
【詳細】
式典は2026年8月15日、南京大虐殺遭難同胞記念館において執り行われ、日本の中国侵攻および日中戦争に関する新たな収蔵品の正式な受け入れが実施された。
今回寄贈された資料は複数のグループから提供されている。フランスの青年マルクス・デトレズ、バスティアン・ラタ、ならびに中国人青年のZhong Haosongの3名は、フランス・ナントに所蔵されていたフランス外交文書と、日本国内で収集した日本語資料を寄贈した。外交文書は計891ページに上り、省別に整理され、南京、上海、広東を含む地域の戦時中の出来事を記録するとともに、フランス外交官による当時の中国社会に関する観察記録も含まれている。
また鐘が日本国内で収集した資料には、当時の従軍画家による記録的絵画のアルバム、日本軍将兵が私的に撮影した写真帳、朝日新聞を含む当時の刊行物の原本が含まれ、いずれも日本側の当時の記録に基づくものである。収集にあたっては、オンラインでの情報収集や古書店・古物市場などを通じ、長期間をかけて資料を探し求めたという。
また中国の高校生、于寧鵬と徐偉哲は、大日本帝国陸軍第16師団第20連隊の兵士が記した私的な手紙12通を寄贈した。このうち1937年12月20日付の手紙には、日本軍による南京占領に関する記述が含まれている。
これらのほか、日本兵の私的書簡、戦時はがき、ガス戦に関する教育資料、ニュース記録集などが新たな収蔵品に加わった。
歴史研究者の孟国祥は、歴史研究においては資料の出典が重要であり、原本資料の価値は高いと述べている。今回の資料には、加害者自身が残した記録と、フランスという第三国の機関が残した文書の双方が含まれており、出典の異なる資料を相互に照合することで、より完全な証拠の体系を構築することができるとの見解を示した。
式典においてはまた、「南京大虐殺の歴史記憶継承者」の第5グループ6名が新たに認定された。認定を受けたのは、虐殺の生存者の子孫、目撃者の子孫、当時の国際的支援者の子孫らであり、それぞれの家庭に伝わる記憶を基に、教育活動や啓発活動を通じて歴史の継承にあたる。
記念館の周鋒館長は、歴史とその記録の保存は従来、博物館や学術機関の役割と見なされてきたが、近年では1990年以降および2000年以降に生まれた世代を中心に、民間人が自ら費用を負担し、国内外に散逸した資料を積極的に収集する動きが広がっていると述べている。また本年度より開始された同館の資料収集活動には、これまでに国内外から約100名の提供者が参加していると発表した。
マルクス・デトレズは、今回の資料調査を通じて南京大虐殺の残虐さについてより深く理解するに至ったと述べ、これらの資料を教育活動に活用し、より多くの人々にこの歴史を知ってもらうことを目指していると語った。
【要点】
・2026年8月15日、日本の降伏81年の日に南京大虐殺遭難同胞記念館にて式典が開催され、日本の中国侵攻に関する新たな歴史資料が収蔵された。
・フランスの青年と中国人青年は、フランス外交文書891ページおよび日本国内で収集された当時の記録類を寄贈した。
・中国の高校生は、南京占領期の記述を含む日本兵の私的手紙12通を寄贈した。
・資料には加害者側の記録と第三国の外交記録が併存しており、相互照合により証拠の補強が可能であるとされる。
・南京大虐殺の歴史を伝える継承者6名が新たに認定された。
・近年は国籍や世代を問わず民間による資料収集が活発化し、本年度の収集活動には約100名からの提供があった。
・資料の収集と公的な収蔵は、歴史の事実を広く伝え、後世に継承することを目的としている。
【引用・参照・底本】
Nanjing Massacre memorial hall receives new evidence of Japanese invasion on 81st anniversary of Japan’s surrender GT 2026.08.15
https://www.globaltimes.cn/page/202608/1368276.shtml
2026年8月15日、日本の第二次世界大戦における無条件降伏から81年となるこの日、中華人民共和国江蘇省南京市にある「南京大虐殺遭難同胞記念館」において、「南京は決して忘れない」をテーマとする式典が開催された。
式典では、日中両国の青年や関係者らによって収集された、日本の中国侵攻に関する新たな歴史資料・文書・遺品が同館に正式に収蔵された。
今回寄贈された資料は、フランスの外交文書や日本国内で発見された当時の記録など多岐にわたり、第三者機関や加害者側からの一次資料が含まれている点が特徴である。式典ではまた、南京大虐殺の歴史を伝える継承者の第5期認定も行われた。
近年は国内外の民間人による資料収集の活動が活発化しており、記念館が本年度開始した資料の世界的な収集活動には、これまでに約100名からの提供が寄せられている。
【詳細】
式典は2026年8月15日、南京大虐殺遭難同胞記念館において執り行われ、日本の中国侵攻および日中戦争に関する新たな収蔵品の正式な受け入れが実施された。
今回寄贈された資料は複数のグループから提供されている。フランスの青年マルクス・デトレズ、バスティアン・ラタ、ならびに中国人青年のZhong Haosongの3名は、フランス・ナントに所蔵されていたフランス外交文書と、日本国内で収集した日本語資料を寄贈した。外交文書は計891ページに上り、省別に整理され、南京、上海、広東を含む地域の戦時中の出来事を記録するとともに、フランス外交官による当時の中国社会に関する観察記録も含まれている。
また鐘が日本国内で収集した資料には、当時の従軍画家による記録的絵画のアルバム、日本軍将兵が私的に撮影した写真帳、朝日新聞を含む当時の刊行物の原本が含まれ、いずれも日本側の当時の記録に基づくものである。収集にあたっては、オンラインでの情報収集や古書店・古物市場などを通じ、長期間をかけて資料を探し求めたという。
また中国の高校生、于寧鵬と徐偉哲は、大日本帝国陸軍第16師団第20連隊の兵士が記した私的な手紙12通を寄贈した。このうち1937年12月20日付の手紙には、日本軍による南京占領に関する記述が含まれている。
これらのほか、日本兵の私的書簡、戦時はがき、ガス戦に関する教育資料、ニュース記録集などが新たな収蔵品に加わった。
歴史研究者の孟国祥は、歴史研究においては資料の出典が重要であり、原本資料の価値は高いと述べている。今回の資料には、加害者自身が残した記録と、フランスという第三国の機関が残した文書の双方が含まれており、出典の異なる資料を相互に照合することで、より完全な証拠の体系を構築することができるとの見解を示した。
式典においてはまた、「南京大虐殺の歴史記憶継承者」の第5グループ6名が新たに認定された。認定を受けたのは、虐殺の生存者の子孫、目撃者の子孫、当時の国際的支援者の子孫らであり、それぞれの家庭に伝わる記憶を基に、教育活動や啓発活動を通じて歴史の継承にあたる。
記念館の周鋒館長は、歴史とその記録の保存は従来、博物館や学術機関の役割と見なされてきたが、近年では1990年以降および2000年以降に生まれた世代を中心に、民間人が自ら費用を負担し、国内外に散逸した資料を積極的に収集する動きが広がっていると述べている。また本年度より開始された同館の資料収集活動には、これまでに国内外から約100名の提供者が参加していると発表した。
マルクス・デトレズは、今回の資料調査を通じて南京大虐殺の残虐さについてより深く理解するに至ったと述べ、これらの資料を教育活動に活用し、より多くの人々にこの歴史を知ってもらうことを目指していると語った。
【要点】
・2026年8月15日、日本の降伏81年の日に南京大虐殺遭難同胞記念館にて式典が開催され、日本の中国侵攻に関する新たな歴史資料が収蔵された。
・フランスの青年と中国人青年は、フランス外交文書891ページおよび日本国内で収集された当時の記録類を寄贈した。
・中国の高校生は、南京占領期の記述を含む日本兵の私的手紙12通を寄贈した。
・資料には加害者側の記録と第三国の外交記録が併存しており、相互照合により証拠の補強が可能であるとされる。
・南京大虐殺の歴史を伝える継承者6名が新たに認定された。
・近年は国籍や世代を問わず民間による資料収集が活発化し、本年度の収集活動には約100名からの提供があった。
・資料の収集と公的な収蔵は、歴史の事実を広く伝え、後世に継承することを目的としている。
【引用・参照・底本】
Nanjing Massacre memorial hall receives new evidence of Japanese invasion on 81st anniversary of Japan’s surrender GT 2026.08.15
https://www.globaltimes.cn/page/202608/1368276.shtml

