中国は2025年に120基以上のリモートセンシング衛星を打ち上げ2026-02-24 20:55

Geminiで作成
【概要】

 中国は2025年に120基以上のリモートセンシング衛星を打ち上げ、民生用リモートセンシング衛星の軌道上数を640基以上に拡大し、世界第2位の規模を維持した。これにより全天候・24時間の地球観測能力が強化された。商業宇宙分野では技術革新、衛星コンステレーション化、応用拡大が進展し、打ち上げ施設整備や産業集積が加速している。

【詳細】 

 2025年、中国は120基以上のリモートセンシング衛星を打ち上げ、民間向け観測衛星網を拡大した。これにより地球観測は全天候かつ常時監視が可能となった。商業リモートセンシング産業は急速な成長を維持し、技術的突破、コンステレーションのネットワーク化、応用分野の拡大が進んだと報じられている。これらは商業衛星産業チェーン全体の集積化と連携強化によって支えられている。

 海南省の商業宇宙発射場では、年間60回打ち上げを目標として建設が春節期間中も継続された。第2期工事の主要構造は完成し、今後は設備設置と試運転段階に入る予定である。年内には第3・第4発射台が稼働見込みであり、既存2基と合わせて年間60回の打ち上げ能力を持つ計画である。

 文昌宇宙発射場周辺では打ち上げ施設にとどまらず、700社以上の航空宇宙関連企業が集積している。ある企業はロケット推進システム試験基地を建設中で、ロケットの「健康診断センター」とされる同施設は今年6月の稼働が見込まれている。研究開発、試験、打ち上げの一体化により調整コストが削減され、効率が向上していると研究者は述べている。

 商業宇宙の発展に伴い宇宙観光も産業と結びつきつつあり、2025年以降、文昌ではロケット打ち上げ見学のため100万人以上の観光客が訪れ、打ち上げ期間中は周辺宿泊施設が満室となった。

 商業宇宙は2024年と2025年の政府活動報告に連続して盛り込まれ、第15次五カ年計画(2026〜2030年)でも航空宇宙分野の強化が明記された。政策支援の継続が産業成長を後押ししている。

 研究者によれば、同分野は国家主導から市場需要主導へと成長モデルが移行し、商業企業の参入によりロケット推進試験などの技術開発の高速化と量産志向の製造体制が進んでいる。今後は衛星コンステレーション配備の常態化と低軌道資源利用の加速が見込まれ、衛星データは自動運転、低空経済、大規模通信と統合される基盤へ発展するとされる。

 2025年には中国で50回の商業宇宙打ち上げが行われ、年間宇宙ミッションの54%を占めた。また311基の商業衛星が打ち上げられ、同年の総打ち上げ衛星数の84%を占めた。

【要点】

 ・中国は2025年に120基以上のリモートセンシング衛星を打ち上げ、世界第2位を維持した。

 ・民生用観測衛星は640基以上となり、全天候・24時間観測能力が強化された。

 ・海南の商業発射場は年間60回打ち上げ体制を目指し整備が進行している。
 
 ・文昌では700社以上の企業が集積し、研究・試験・打ち上げの一体化が進んでいる。

 ・宇宙観光の拡大や政策支援により商業宇宙産業が成長している。

 ・2025年の中国宇宙活動では商業打ち上げと商業衛星が多数を占め、産業の商業化が進展している。

【引用・参照・底本】

China launches more than 120 remote-sensing satellites in 2025, ranks second globally GT 2026.02.23
https://www.globaltimes.cn/page/202602/1355608.shtml

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