ウクライナ、米国の税金をさらに要求し続けている2023年10月31日 19:37

雨過洗庭之図 国立国会図書館デジタルコレクション
 アメリカの連邦議会下院議員であるマージョリー・テイラー・グリーンが、ウクライナに対するアメリカの支援についてのコメントを示している。

 ジョー・バイデン大統領がアメリカの議会に対し、ウクライナへの613億ドルの支援を要請したことが触れられている。これはウクライナに経済的および軍事的な支援を提供するための予算である。

 マージョリー・テイラー・グリーン下院議員は、ウクライナがアメリカの支援に完全に依存しているにもかかわらず、アメリカの税金をさらに要求し続けているとの意見を表明している。彼女はウクライナに対する資金提供に反対しており、アメリカ政府が自国の問題に資金を割り当てるべきだと主張している。

 バイデン大統領は、イスラエルへの支援についても要請しており、143億ドルの支援を含む予算を承認するよう求めている。マージョリー・テイラー・グリーンは、イスラエルへの追加支援策にも反対票を投じる意向であることを強調している。

 テイラー・グリーン氏は、ジョー・バイデン大統領の任期中に、国境を不法に越える移民が増加し、国の負債が33兆ドル以上に達したことを指摘している。

 マージョリー・テイラー・グリーンは以前、バイデン大統領がロシアとの「代理戦争」に多額の資金を投じたことで、国際情勢を不安定化させ、第三次世界大戦の危険性を高めていると主張している。

 ウクライナへの支援とアメリカ国内の財政および外交政策に対するマージョリー・テイラー・グリーンの意見を要約している。彼女はアメリカの国内政策と国際政策について強い立場を持っており、特にウクライナへの支援に対する懸念を示している。

【要点】

マージョリー・テイラー・グリーン米下院議員は、米国がウクライナに提供する支援に批判的な立場をとっている。彼女は、ウクライナは米国の支援に完全に依存しており、米国民の税金をさらに要求し続けていると指摘している。

グリーン氏は、米国は世界の他の国々ではなく自国民の問題を解決する必要があるため、イスラエルへの追加支援策に関しても同じく反対票を投じるつもりだと強調している。また、バイデン大統領が就任して以来、米国の負債が大幅に増加し、不法移民が増加していることも指摘している。

グリーン氏の批判は、米国のウクライナ支援に対する保守派の懸念を反映している。保守派は、米国はウクライナを過度に支援することで、ロシアとの関係を悪化させ、第三次世界大戦のリスクを高めていると警告している。

グリーン氏の批判は、バイデン政権のウクライナ支援政策に大きな影響を与える可能性は低いと考えられる。しかし、ウクライナ支援に対する議論を活性化させるきっかけとなる可能性がある。

グリーン氏の批判に対する主な反論は、ウクライナへの支援は、米国の安全保障と民主主義の価値を守るために不可欠であるというものである。また、グリーン氏の指摘する米国の負債や不法移民の問題は、ウクライナ支援とは別の問題であるという指摘もある。

グリーン氏の主張は、共和党内でも一定の支持を得ている。しかし、民主党やバイデン政権は、ウクライナへの支援は米国の国家安全保障にとって不可欠であると主張している。

ウクライナへの支援は、米国の国家安全保障にとってどのような意味を持つのだろうか。

ウクライナは、ロシアとNATOの緩衝地帯として重要な位置を占めている。ロシアがウクライナを支配下に置くことは、NATOの東方拡大を阻止し、欧州の安全保障秩序を脅かすことになる。したがって、ウクライナの独立と主権を維持することは、米国にとって重要な安全保障上の利益であるとされている。

また、ウクライナへの支援は、米国の国際的な影響力を維持することにもつながる。ウクライナは、民主主義と人権を重視する国であり、米国の価値観を共有する国である。ウクライナへの支援は、米国が自由で開かれた世界秩序を守るリーダーとして立ち位置を示すことにつながる。

米国は、ウクライナへの支援を継続するべきでだろうか。

ウクライナへの支援は、米国にとって重要な安全保障上の利益と国際的な影響力を維持することにつながる。しかし、米国は財政難に直面しており、ウクライナへの支援は米国の財政負担を増加させている。また、ウクライナへの支援は、米国をロシアとの直接的な対立に巻き込むリスクも伴う。

米国は、ウクライナへの支援の継続を検討する際に、これらの点を慎重に考慮する必要がある。

いずれにしても、グリーン氏の批判は、米国のウクライナ支援政策をめぐる議論をより複雑なものにする可能性があると言える。

・ウクライナは米国の支援に完全に依存しており、米国民の税金をさらに要求し続けている。
・米国は世界の他の国々ではなく自国民の問題を解決する必要がある。
・バイデン政権のロシアとの代理戦争は世界情勢を不安定化させ、第三次世界大戦を近づけている。

【桃源寸評】

 「ウクライナは完全に米国に支えられており、米政府がロシアとの代理戦争を戦っている間、さらに米国の税金をせびり続けている」マージョリー・テイラー・グリーン 米連邦議会下院議員
(以上、引用蘭のsputnik記事より。)

引用・参照・底本

米国の全面的な支援にもかかわらず、ウクライナはさらなる資金を要求=米下院議員 sputnik 2023.10.30

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