FIFA と CCTV の放映権交渉は継続中であるが、提示額と予算に大きな開きがある2026-05-07 21:43

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【概要】

 2026 年 FIFA ワールドカップ開幕を目前に控え、中国中央テレビ(CCTV)と FIFA の間で放映権をめぐる交渉が継続している。中国メディアの報道によると、FIFA の提示額と CCTV の予算額には大幅な開きがあり、交渉は難航している模様である。FIFA は交渉が進行中であることを認めているものの、詳細な価格については言及を避けている。中国代表の不参加や試合時間の問題、放映権市場の変化なども交渉に影響を与えている要因として挙げられている。

  
【詳細】 

 価格の乖離

 複数の中国メディアが『北京日報』を引用し、FIFA が当初 CCTV に対し2億5000 万~3 億米ドルの放映権料を提示したと報じた。一方、CCTV の予算は 6000 万~8000 万米ドル程度とされ、その後 FIFA が提示額を1億2000万~1億 5000万米ドル程度に引き下げたとされるものの、両者の認識には依然として大きな隔たりがある。

 過去の事例との比較

 過去20年間で中国における放映権料は大幅に上昇している。2010年・2014年大会の合算が約1億1500 万米ドル、2018年・2022年大会の合算が約3億米ドルであった。また、インドに対しては2大会分のパッケージがわずか3500万米ドルで提示されたとされ、中国側ファンの不満の一因となっている。

 交渉停滞の背景

 中国代表が本大会出場権を逃したことで注目度が低下していること、北米開催のため北京時間では早朝または午前中に試合が行われることから、スポンサーの投資意欲が減退している点が挙げられている。さらに、中国本土メディアの記者が現地ビザを取得できておらず、中継の質低下が懸念されている。

 市場構造の変化

 中国国内のスポーツ著作権市場は変化しており、CCTVは2014年大会まで独占的な放映権を有していたが、2018 年大会以降はインターネットプラットフォームやショート動画サービスへの配信が拡大している。また、国内リーグなどの権利料が全体的に低下傾向にある中、放映権料の適正化が求められている。

 FIFA の対応

 『環球時報』の取材に対し、FIFA は「2026年ワールドカップのメディア権販売に関する協議は進行中であり、現段階では機密事項である」と回答し、価格に関する具体的な言及は避けた。
 
【要点】

 ・FIFA と CCTV の放映権交渉は継続中であるが、提示額と予算に大きな開きがある。

 ・過去の大会と比較して権利料は高騰しており、他国との条件の違いも指摘されている。

 ・中国代表の不参加や試合時間、スポンサー動向の変化が交渉に影響を与えている。

 ・中国国内のスポーツ著作権市場は多様化・適正化の方向にあり、高額な権利料への反論も存在する。

 ・FIFA は交渉の事実を認めるものの、詳細は非公開としている。

【引用・参照・底本】

FIFA asks $250 - 300 million for World Cup broadcasting rights from CCTV, say Chinese media; FIFA responds to Global Times talks ‘ongoing’ GT 2026.05.07
https://www.globaltimes.cn/page/202605/1360445.shtml

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