第8回中国国際輸入博覧会(CIIE)が2025年11月5日に上海で開幕2025年11月06日 20:24

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【概要】

 第8回中国国際輸入博覧会(CIIE)が2025年11月5日に上海で開幕した。開幕式で李強首相が基調講演を行い、中国が高水準の開放を堅持すると表明した。本博覧会は過去最大規模を記録し、155か国・地域・国際機関が参加、4,108の海外出展者、総展示面積は約43万平方メートルに達している。

【詳細】 

 開催と主旨

 第8回CIIEは「輸入」に特化した国家レベルの博覧会として開催され、李強首相は開幕の基調講演で高水準の開放推進やサービス業の開放促進などを約束した。

 規模と参加状況

 本回は155の国・地域・国際組織が参加し、海外出展者数は4,108に達し、総展示面積は約430,000平方メートルと報じられている。これにより同博覧会は史上最大規模となったとされる。

 出展企業と新製品

 290社のフォーチュン500企業や主要業界プレーヤーが出展し、461件の新製品・技術・サービスが展示された。米国企業は7年連続で最大の展示面積を維持したと報告されている。

 目玉展示と技術分野

 低高度経済やヒューマノイドロボティクス、次世代IT、人工知能、低炭素・グリーン開発などの最先端分野に焦点が当てられた。テスラの完全自動運転車「Cybercab」がアジア太平洋地域で初披露され、量産は翌年第2四半期の予定と報じられている(出典報道による)。

 投資・協力と成果

 過去7年間で約3,000件の新製品・技術・サービスが披露され、外資系企業のマッチング活動を通じて意向取引総額が累計5,000億米ドル超になるなどの成果があったと説明されている。また、ボエリング・イングルハイムやヘンケルなど多国籍企業が中国での投資・R&D拠点拡大を表明している。

 中国の輸入市場としての地位

 商務省関係者は中国が16年連続で世界第2位の輸入市場であり、2021〜2025年の「第14次五か年計画」期間中の財・サービスの輸入総額は1兆5,000億米ドルを上回る見込みであると述べている。

 中小企業・最貧国支援

 最貧国(LDC)向けの専用展示エリアを設置し、零関税政策を活かす支援やグローバルサウス向けのサブフォーラム、1,500を超える中小企業(SME)参加を通じた越境ECプラットフォームなどの施策が紹介された。

【要点】

 ・第8回CIIEは2025年11月5日に上海で開幕し、李強首相が開会の基調講演を行った。

 ・今回は155か国・地域・国際組織、4,108の海外出展者、総展示面積約430,000平方メートルで史上最大規模を達成した。

 ・461件の新製品・技術・サービスや290のフォーチュン500企業などが出展し、AI・次世代IT・グリーン技術などに注力した。

 ・テスラのCybercabがアジア太平洋で初披露され、量産は翌年第2四半期予定との報道がある。

 ・中国は16年連続で世界第2位の輸入市場であり、2021–2025年期間の輸入総額は1兆5,000億米ドル超と見込まれていると公式が示している。

【引用・参照・底本】

China demonstrates firm commitment to global cooperation at import expo GT 2025.11.06
https://www.globaltimes.cn/page/202511/1347476.shtml

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