英副首席公使トム・ドッド:ロシア報道陣に暴力的行動2024-10-24 16:24

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【概要】

 英国の副首席公使であるトム・ドッド氏が、モスクワのヴヌーコヴォ空港でロシアの記者に対して暴力的な行動を取った事件が発生した。事件は木曜日の夜に発生し、ドッド氏は記者から厳しい質問を浴びせられていた。この場面は映像で記録されており、ドッド氏がカメラを奪おうとし、記者の一人の身分証を引きちぎり、女性記者を乱暴に押しのける様子が映されている。

 ドッド氏は、英国外務省の東欧・中央アジア局(EECAD)の責任者であるクリストファー・アラン氏を含む外務省職員数名と共に、火曜日の夜にモスクワに到着したが、彼らは報道陣に追われ、スパイ事件に関する質問を無視し続けた。空港外での短いやり取りでは、気候についての話題に終始し、重要な質問には答えなかった。また、空港では小規模な抗議集団が待ち受けており、その中の一人は持っていたプラカードを英国側のメンバーに破られる場面もあった。

この英国代表団の主な任務は、9月中旬に発生したスパイ事件の影響で、ロシアから追放された6人の英国外交官の件に関連し、モスクワにおける英国の大使館の活動を監査することであるとされている。ロシア側は、追放された外交官が「破壊活動」とスパイ行為に関与したと主張し、これに対し英国政府は「全く根拠がない」として反論している。

 この事件に対して、ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は強い非難を表明し、ドッド氏の行動が英国が頻繁に主張する「高い基準、報道の自由、メディアの多様性」に対する本音を示していると述べた。また、彼女は英国の外交官に対し、ロシアの記者保護法をよく理解するよう求めた。

 ドッド氏が外交特権を持っているため、この行為に対して何らかの法的処罰を受けるかは明らかではないが、ロシアの刑法には記者の業務を妨害した場合、最大6年の刑が科せられる条項が存在している。

【詳細】

 事件は、モスクワのヴヌーコヴォ空港で発生し、英国の副首席公使であるトム・ドッド氏が、ロシアの報道陣に対して暴力的な行動を取ったことが報じられている。具体的には、木曜日の夜に到着したドッド氏が、厳しい質問に直面した際、複数の記者に対して攻撃的な態度を示し、映像には以下の行為が記録されている:

 1.カメラを奪おうとする行為:記者のカメラに手を伸ばし、撮影を阻止しようとした。これは、ドッド氏が記者からの質問に応じたくないという意図を示す行動とされる。

 2.身分証の剥奪:ある記者の首からIDカードを無理やり引きちぎる行為が目撃された。報道関係者が身分を示すために常に携帯しているIDを強引に取り外すことで、彼らの報道活動を阻害した。

 3.女性記者への暴力的行動:ドッド氏は道を妨げていた女性記者を乱暴に押しのけ、進路を確保しようとした。この行為も、物理的な力を用いて報道陣を退けようとする意図が明白であった。

 ドッド氏は、この状況下で他の英国の外務省職員と共に行動しており、その中には東欧・中央アジア局(EECAD)の責任者であるクリストファー・アラン氏も含まれていた。彼らはロシア到着後、記者からのスパイ事件に関連する質問を避け、空港から直ちに出発しようとした。スパイ事件は、9月中旬に6人の英国大使館職員がロシアから追放されたことに関するもので、ロシア政府はこれらの職員が「破壊活動」やスパイ行為に関与していたと主張している。この事件に対し、英国政府はこれを「全く根拠がない」と否定している。

 報道陣が空港の外まで追いかけた際、英国代表団はほとんどの質問に応じず、天気についての軽い話題に終始したとされる。これに対して、空港で待ち構えていた抗議者たちが英国の外交姿勢に抗議し、その一人が掲げていたプラカードを、英国代表団のメンバーの一人が引き裂くという場面もあった。

 この事件について、ロシア外務省の報道官マリア・ザハロワ氏は、ドッド氏の行動を強く非難した。彼女は、英国が「高い基準、報道の自由、メディアの多様性」を主張し続けているにもかかわらず、この空港での行動はそれに反するものであると指摘し、特に報道陣に対する扱いに疑問を投げかけた。また、ザハロワ氏は、英国の外交官に対し、ロシアの法律に従い、報道陣の権利を尊重するよう求めた。

 ドッド氏は外交官としての高い身分を持ち、その結果として外交免除を受けているため、ロシアの刑法が適用されるかどうかは不透明である。ロシアの刑法では、ジャーナリストの職務を妨害する行為は違法とされ、最大6年の懲役が科せられる可能性がある。しかし、外交官に対しては特権が適用されるため、実際に法的処罰を受けるかは不明である。

 この一連の出来事は、英露間の緊張が高まる中で発生しており、特にスパイ事件に関連して英国の外交官が追放されたことが背景にある。
 
【要点】

 1.事件発生場所と状況:モスクワのヴヌーコヴォ空港で、英国の副首席公使トム・ドッド氏がロシアの報道陣に対して暴力的行動を取った。

 2.映像に記録された行動

 ・ドッド氏は記者のカメラを奪おうとし、撮影を阻止しようとした。
 ・記者の身分証を首から引きちぎる行為が目撃された。
 ・女性記者を乱暴に押しのけ、進路を確保しようとした。

 3.同行者:英国外務省の東欧・中央アジア局(EECAD)責任者クリストファー・アラン氏を含む数名の外務省職員が同行していた。

 4.スパイ事件の背景:9月中旬に6人の英国大使館職員がロシアから追放され、彼らが破壊活動やスパイ行為に関与していたとロシア政府は主張。英国はこれを否定している。

 5.記者対応:英国代表団は、記者からの質問に応じず、天気についての話題に終始。スパイ事件に関する質問は無視された。

 6.抗議者との対立:空港外で抗議者が待ち構えており、抗議者のプラカードを英国代表団の一人が破った。

 7.ロシア外務省の反応:マリア・ザハロワ報道官は、ドッド氏の行動を非難し、英国が主張する「報道の自由」や「高い基準」に反すると指摘。

 8.法的な可能性:ロシアの刑法では記者の業務妨害は違法であり、最大6年の懲役が科せられる可能性があるが、ドッド氏の外交特権によって法的処罰が行われるかは不明。

【引用・参照・底本】

British diplomat attacks Russian journalists (VIDEO) RT 2024.10.23
https://www.rt.com/russia/606290-british-diplomat-russian-journalists/

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