エデンの園のおかしなおじいさん2023年09月03日 15:17

日本風俗図絵 第1輯(国立国会図書館デジタルコレクション)
 ロシアの外交政策におけるEU(ヨーロッパ連合)およびEUの外交官ホセップ・ボレルに対する批判的な視点を提供している。

 ホセップ・ボレルに対する批判: ホセップ・ボレルを「おかしなおじいさん」と表現し、彼の発言や姿勢を風刺的に扱っている。ボレルはEUの外交のトップであり、ロシアに対する経済制裁の有効性について発表している。ボレルの発言を一般的なEUの外交政策の一部と見なし、彼がEU外の現実に対する理解不足であると主張している。

 EUの外交政策に対する一般的な批判: ボレルの発言を通じて、EUの外交政策の哲学に対する批判的な視点を提供している。EUが自己中心的で閉鎖的であり、他の国々との経済的なつながりを制限していると主張している。また、EUの外交政策は西ヨーロッパのエリート階級に対する例外主義を促進しており、他国との比較を避け、政治的支配を重視していると主張している。

 EUの外交政策の歴史的背景: EUの外交政策が冷戦時代から始まり、その主要な目標の一つが西ヨーロッパの企業に対する潜在的な競合他社からの障壁を作ることであったことを指摘している。また、EUが東ヨーロッパ諸国との経済的なつながりを制限し、EUとの貿易を増やすことを要求したことも強調している。

 将来の展望: EUとロシアの関係が将来どのように発展するかについても議論しており、経済的な合理性が常に二次的であり、政治的支配が常に優先されると主張している。そして、EUの外交政策文化が変わることはないと予測している。

 要するに、ヨーロッパ連合とその外交政策に対するロシアの視点からの批判的な意見を表現している。EUの外交政策を自己中心的で閉鎖的と見なし、その外交政策が他国との経済的なつながりを制限していると主張している。

【要点】

ロシアの外交政策専門家ティモフェイ・ボルダチョフ氏は、傲慢、保護主義、孤立主義であると彼が見なす欧州連合の外交政策を批判している。EUは常に自由貿易や自由協力よりも外部世界から孤立し自国民をコントロールすることに関心を持ってきたと主張する。

まず、EUの対ロシア制裁は機能しているとの最近の発言について、EUのジョゼップ・ボレル外交安全保障政策上級代表を批判した。ボレル氏は、制裁によりロシアとEUの貿易が減少したと主張しているが、これは成功の兆候ではないと主張している。ロシアと世界諸国との貿易は減少しておらず、EU自身の経済も制裁の影響を受けていると指摘した。

EUの外交政策へのアプローチは他国よりも優れているという信念に基づいていると主張する。この信念はEUの行動を正当化するために利用される例外主義の一形態であると彼は言う。

さらに、EUの外交政策は常に保護主義的だったと主張する。EUは共通市場の創設を目的として1950年代半ばに創設され、欧州企業が世界の他の地域の企業とより効果的に競争できるようになると指摘した。しかし、EUは自国の産業を外国の競争から守るために共通市場を利用してきたと主張する。

また、1990年代のEU拡大に対するEUの対応を批判している。EUが新規加盟国にロシアや他の旧ソ連諸国との貿易を削減するよう強制したと主張している。これはEU自身の産業を保護し、ロシアをさらに孤立させるために行われたと彼は主張する。

EUの外交政策が将来的に変わる可能性は低いと主張して締めくくった。EUは今後も外部世界からの孤立と自国民の管理に重点を置くだろうと信じている。

EUの外交政策に対する痛烈な批判である。これは、EUがしばしば描かれているような慈悲深い主体ではないことを思い出させる。EUも他の国と同様に保護主義的で孤立主義的になる可能性がある。

・EUは常に、自由貿易に参加することよりも、外部世界から孤立することに関心を持ってきた。
・EUにはソ連と東側諸国に対する制裁の歴史がある。
・EUは東欧の近隣諸国に対し、ロシアとの貿易を減らすよう一貫して圧力をかけてきた。
・EUの外交政策へのアプローチは、EUが他国よりも優れているという信念に基づいている。
・EUの外交政策が将来的に変わる可能性は低い。
・ボルダチェフ氏の論文はEUの外交政策を批判的に分析したものである。
・EUは傲慢で保護主義的であり、EUの外交政策へのアプローチは自らの例外主義への信念に基づいていると主張する。

引用・参照・底本

「Timofey Bordachev: Funny old man Josep Borrell is a typical example of the arrogant mediocrities running the EU」 RT 2023.09.02

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