モルディブ大統領選挙結果2023年10月01日 17:35

日本風俗図絵 第2輯(国立国会図書館デジタルコレクション)
 モルディブ(正式名称:モルディブ共和国)で行われた大統領選挙に関する出来事を伝えている。

 大統領選挙の結果:モルディブでは、大統領選挙の決選投票が行われ、野党の統一候補であるムイズ氏が現職の大統領を破って勝利した。この決選投票で、ムイズ氏は約54%の得票率を獲得し、現職のソリ大統領を破った。

 候補者の立場と関心事:ソリ大統領は過去にインドとの関係を重視し、防衛や安全保障などでインドと協力してきた。一方、ムイズ氏はインドとの過度な軍事協力が国の主権を損なうという立場を取り、中国との関係強化を訴えた。ムイズ氏は以前、中国寄りの政権下で、中国の支援による大規模なインフラ事業に関与していた経験がある。

 中国との関係強化の影響:モルディブはインド洋に位置し、海上交通路の要衝であるため、中国の影響力拡大につながる可能性があるとされている。中国は海洋進出と地域への影響力拡大を進めており、モルディブの新しい政権が中国との協力を強化することで、地域の地政学的バランスに影響を与える可能性があると言われている。要するに、モルディブの大統領選挙で中国寄りの候補者が現職の大統領を破って勝利したことが、国際的な関係や地政学的な動向に影響を及ぼす可能性があるとされている。

【要点】

・モルディブはインド洋に位置する島国で、9月30日に大統領選挙の決選投票が行われました。この選挙で、野党の統一候補であるムイズ氏が現職の大統領であるソリ大統領を破り、勝利した。ムイズ氏は首都マレの市長であり、彼は選挙で全体の約54%の票を獲得し、2期目を目指すソリ大統領を破って当選した。

・大統領選挙では、ムイズ氏は中国との関係強化を訴え、中国寄りの立場を取っていた。一方、現職のソリ大統領は、インドとの関係を重視してきた。ソリ大統領は防衛や安全保障などでインドと協力してきたが、ムイズ氏は過度な軍事協力は国の主権を損なうと批判し、中国との関係強化を支持していた。

ムイズ氏は以前、中国寄りの政権下で、中国の支援による大規模なインフラ事業に関与していた経歴がある。これは中国とモルディブの関係が強化されていることを示唆している。

モルディブはインド洋に位置し、海上交通路の要所として戦略的に重要な位置にある。中国は近年、海洋進出を強化し、インド洋地域での影響力を拡大させており、モルディブの政治的な変化が中国の影響力につながる可能性があるとの見方が広まっている。

この選挙結果は、モルディブの外交政策と国際的な関係に影響を及ぼす可能性があり、特に中国との協力や連携が今後の政策決定に影響を与えるかも知れない。

引用・参照・底本

モルディブ大統領選、中国寄りの候補者が現職を破る SPUTNIK 2023.10.01

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