上川外相のイラン批難2024年04月14日 17:50

国立国会図書館デジタルコレクション「乾也粉本 [1]」を加工して作成
 、イランのイスラエルに対する攻撃を非難した。外相は声明で、この攻撃が中東の状況をさらに悪化させるとして深い懸念を表明し、「このようなエスカレーションを強く非難する」と述べた。

 また、日本が中東地域の平和と安定を重視し、関与していることを強調し、邦人の安全保護と外交努力の継続を約束した。

 イランのイスラム革命防衛隊は、イスラエル軍による在シリア・イラン領事館破壊への報復としてイスラエルを攻撃していると報告されている。

【視点】

イランによるイスラエル攻撃:日本政府は非難、外交努力継続

2024年4月14日、イランはイスラエルに対して数十機から数百機のミサイルと無人機による攻撃を行い、イスラエル軍は迎撃に追われている。この攻撃は、4月1日にイスラエル軍がシリアにあるイラン大使館を攻撃したことに対する報復と見られている。

日本政府は、イランの攻撃を強く非難し、中東情勢を悪化させるとして深い懸念を表明した。上川外相は、「このようなエスカレーションを強く非難する」と述べ、日本は当事者に対して事態の鎮静化を強く働きかけていくことを表明した。

日本政府は、中東地域の平和と安定を重要視しており、今後も外交努力を続けていくとしている。また、邦人の安全確保にも全力で取り組むとしている。

攻撃の詳細: イラン軍は、イスラエル全土に対してミサイルと無人機による攻撃を行ったと発表している。イスラエル軍は、多数のミサイルを迎撃したとしているが、一部は着弾した模様である。

死傷者: 現時点では、死傷者の数は確認されていない。

国際社会の反応: アメリカ合衆国はイランを非難し、イスラエルの安全保障への支持を表明した。欧州連合もイランの攻撃を非難し、事態の沈静化を呼びかけている。

今後の見通し: 今後、両国の間で更なる軍事衝突が発生する可能性が懸念されている。国際社会は、事態の早期解決に向けて外交努力を続けている。

・外務省談話

上川外相は、イランによるイスラエル攻撃を強く非難し、中東情勢の悪化を懸念する談話を発表した。

・談話概要

上川外相は、イランによるイスラエル攻撃を「中東情勢をさらに一層悪化させる行為」として強く非難し、事態の即時停戦と外交による解決を強く求める。

日本政府は、関係国に対し、緊張緩和と事態の鎮静化に向けた努力を強く求めている。

日本政府は、中東地域の平和と安定は国際社会全体の利益であり、引き続き積極的に関与していくことを表明している。

また、現地邦人の安全確保に全力を尽くしていくことを表明している。

・イランの攻撃

イランイスラム革命防衛隊は、4月1日のイスラエル軍によるシリアにあるイラン領事館攻撃への報復として、14日夜から15日未明にかけてイスラエルへミサイルと無人機による攻撃を実施した。イスラエル軍は、多数のミサイルと無人機を迎撃したと発表している。

・今後の見通し

イランとイスラエルの軍事衝突は、中東地域の緊張をさらに高め、国際社会に大きな影響を与えることが懸念される。日本政府は、関係国と緊密に連携し、事態の悪化を防止するための外交努力を続けていく方針である。

・2024年4月14日、イランがイスラエルに対してミサイルと無人機による攻撃を開始しました。この攻撃は、4月1日にイスラエル軍がシリアにあるイラン大使館を空爆したことに対する報復と見られています。

・日本政府は、この攻撃を強く非難した。上川外務大臣は、「中東情勢をさらに一層悪化させる」として、深い懸念を表明し、「このようなエスカレーションを強く非難する」と述べた。

・日本政府は、関係者に対して事態の鎮静化を強く求め、外交努力を続けるとしている。また、中東地域の平和と安定を重要視し、邦人の安全確保にも努めていくことを強調している。

・この攻撃は、中東地域の緊張をさらに高めることが懸念される。国際社会は、早急な事態の収束に向けて、外交努力を続けていく必要がある。

 【桃源寸評】

 川上外相、的外れのイラン批難で、論点相違の虚偽に等しい。
 イラン、イスラエル対応に偏見がある。
 
 【参考】の内容を読むと、妙に<奥歯に物が挟まったよう>で、歯切れが悪く、言い訳がましい。
 
 逃げ切りの様相である。

 この外相の目には、イスラエルのガザでの行為の何が映っているのだろうか。

  あっ、岸田首相も、「『中東情勢を一層悪化させる』として、深い懸念とエスカレーションへの強い非難声明を表した」と。

 「岸田首相の会見内容は以下の通り
・中東地域の平和と安定は、日本にとっても重要
・事態の沈静化のためにあらゆる外交努力を続けねばならない
・現時点で在外邦人への被害は未確認
・邦人保護に万全を期す
G7議長国のイタリアは14日、イランのイスラエル攻撃を受け、テレビ会議によるG7首脳会合を開催する。」 
(以上、引用蘭のsputnik記事より。)

【参考】
上川外務大臣会見記録 (令和6年4月2日(火曜日)16時20分 於:本省会見室)(https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/kaiken/kaikenw_000001_00036.html)

 ▶在シリア・イラン大使館攻撃

【NHK 五十嵐記者】中東情勢の関連で伺います。中東のシリアにあるイランの大使館が攻撃を受けて、軍事精鋭部隊の幹部が殺害されました。
 イランは、「イスラエルによる攻撃だ」と非難していて、国連は、この問題で、日本時間の明日3日早朝に、安全保障理事会の緊急会合を開催することを決めました。
 日本政府としての受け止めや、今後の対応を伺います。

【上川外務大臣】4月1日、シリアのダマスカスにあるイラン大使館関係・関連施設が、ミサイル攻撃で破壊をされ、イラン軍高官等が死亡したとの報道については承知しております。
 本件事案を受けて、現地ニューヨーク時間2日でありますが、国連安保理において、緊急会合が開催される方向で、調整されているところであります。
 本事案について、事実関係を十分に把握をすることが困難である中、確定的に評価をすることは差し控えさせていただきますが、現地の状況については、重大な関心と懸念をもって注視しております。

上川外務大臣会見記録(令和6年4月5日(金曜日)14時58分 於:本省会見室)
(https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/kaiken/kaikenw_000001_00038.html#)

 ▶在シリア・イラン大使館攻撃
【パンオリエントニュース アズハリ記者】
(以下は英語にて発言)
 パン・オリエント・ニュースのカルドン・アズハリです。
 4月1日、ダマスカスのイラン大使館がミサイル攻撃を受けました。イランとシリアはこの攻撃についてイスラエルを非難しましたが、イスラエルは沈黙を守りました。原則として、日本は、主権国家の大使館への、このようなミサイル攻撃は、イスラエルによる攻撃なので、非難されるべきではないとお考えですか。
 日本は、10月7日の攻撃以来、ハマスを何十回となく非難してきました。しかし、日本は、イスラエルによる占領や、乳児や子供を中心に約4万人を殺害したパレスチナ人に対するジェノサイドを非難することはありませんでした。
 また、北朝鮮のミサイルに対するように、衛星を持ち、ミサイルを容易に追跡できる日本の同盟国から、ミサイルの軌道に関する詳細な情報を受け取ったのでしょうか。

【上川外務大臣】本事案についてでありますが、我が国として、事実関係を十分に把握することが困難である中、確定的な評価をすることは、差し控えさせていただきたいと思います。一般に、国際法上、外交使節団等の公館に対する攻撃は、許されるべきものではありません。我が国として、現地の状況について、重大な関心と懸念を持って注視しているところでございます。
 お尋ねのミサイルの軌道に関する情報の受け取りの有無も含めまして、外交上のやり取りの詳細について明らかにするということにつきましては、差し控えさせていただきたいと考えております。

(【参考】はブログ作成者が付記した。)

引用・参照・底本

川外相はイランの攻撃を非難 「中東情勢をさらに一層悪化させる」sputnik 2024.04.14.16:18

https://sputniknews.jp/20240414/18191249.html

岸田首相 イランのイスラエル攻撃を受け、「エスカレーションに強い非難」 sputnik 2024.4.14. 17:34

https://sputniknews.jp/20240414/18192305.html

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