<団栗の背競べ>の自民総裁選 ― 2024年09月13日 22:34
【桃源寸評】
<団栗の背競べ>と云うより、〝無能の背競べ〟に近いのではないか。
米国には、<帯に短し襷に長し>の類なのだろう。
また、米国に都合の好いような政治家では国民にとって不幸である。
此の日本、選り取り見取り可能なほどの人材(政治家))は持ち合わせていない。
誰がなっても、国民と国を売らないように。
【寸評 完】
【概要】
ダニエル・スナイダー氏による記事は、日本の次期首相選挙に対する米国の視点を探っている。ここでは、主なポイントをまとめる。
1.米国の一般的な関心:米国政府は現在、自国の選挙に焦点を当てているが、専門家レベルでは日本の次期リーダーについて選好されている。米国は、次のような指導者を求めている。
・日米同盟を支援し、拡大する。
・日本の防衛費を持続させる。
・グローバルサプライチェーンにおける日本の役割を維持する。
2.特定の設定
・カマラ・ハリス:米国との強固な同盟関係にコミットした強力な首相が望ましいだろう。
・ドナルド・トランプ:操作や影響力にもっと従順なリーダーを好むかもしれません。
2.候補
・林芳正:ワシントンは、彼の経験と以前の政策との継続性のために、肯定的に見ている。
・茂木敏充:彼の貿易経験と効果的な交渉スキルで知られているが、少し積極的である。
・上川陽子:彼女のより一般的で主張の少ないスタイルのために、あまりインパクトがないと見られている。
・河野太郎:経験はあるが、イージス・オンショア・ミサイル防衛計画の中止など過去の行動により懸念に直面している。
・高市早苗:トランプ支持者からは、彼女の中国に対するタカ派的な姿勢で好意的に見られるかもしれないが、ワシントンの一部にとってはナショナリストすぎるかもしれない。
・石破茂:彼の独立した立場で知られており、彼が日本の自治を優先すると、米国の利益に挑戦する可能性がある。
・小林鷹之:明るくコミュニケーション能力のある候補者と見られているが、彼の意思決定力は不確かである。
・小泉進次郎:人気があり、彼の外交政策の経験は限られているが、潜在的な統一的な人物と見なされている。
全体として、米国は、米国との強力なパートナーシップを継続し、日本の内政と国際問題を効果的に管理するリーダーを求めている。
【詳細】
アメリカが日本の次期首相に対してどのような期待を持っているかについて詳しく述べられている。以下はその詳細である。
アメリカの期待
1.強い同盟関係の維持と強化
・アメリカは、日本が米国との同盟関係を維持し、さらに強化するリーダーを望んでいる。特に、安倍晋三元首相の政策を引き継ぎ、日米同盟を拡張する姿勢が期待されている。
2.防衛支出の持続
・日本が防衛支出を維持し、国際的な安全保障の枠組みの中で積極的な役割を果たすことが求められている。
3.経済のグローバルサプライチェーンの維持
・日本経済が国際的な供給網の重要なハブとして機能し続けることが重要視されている。
アメリカの立場に対する具体的な候補者の評価
1.林芳正(Hayashi Yoshimasa)
・アメリカでは高く評価されている。彼の経験と、安倍政権の政策を継続する意向が好意的に受け止められている。ワシントンの政策担当者たちは彼の任命を望んでいる。
2.茂木敏充(Motegi Toshimitsu)
・主に貿易に関する経験があり、トランプ政権時代に交渉を担当していたため、アメリカとは一定の関係がある。彼の積極的な交渉姿勢が評価されているが、少し攻撃的な印象も持たれている。
3.上川陽子(Kamikawa Yoko)
・英語が堪能で、比較的中立的な性格と見なされているが、アメリカの政策担当者たちからは「普通すぎる」と評価されている。
4.河野太郎(Kono Taro)
・長年にわたりアメリカとの関係があり、英語も堪能であるが、防衛大臣としての行動(例:イージス・オンショアミサイル防衛システムの突然の中止)により、ペンタゴンや国務省からは懸念されている。
5.高市早苗(Takaichi Sanae)
・右派的な立場を取り、歴史問題での発言が物議を醸す可能性がある。特にトランプ支持者からは好意的に見られる一方、日韓関係への影響が懸念されている。
6.石破茂(Ishiba Shigeru)
・自立的な外交姿勢を持ち、米国の意向に従わない可能性がある。彼の態度はアメリカで評価が分かれる可能性があり、特にトランプ政権下での「負担分担」について強い意見を持つかもしれない。
7.小林鷹之(Kobayashi Takayuki)
・若く、コミュニケーション能力が高いと評価されているが、決定権がどこにあるかが不透明である。経済安全保障への関心がアメリカに好意的に受け止められている。
8.小泉進次郎(Koizumi Shinjiro)
・人気が高く、LDPのイメージ回復に貢献する可能性がある。外政策に関する経験は少ないが、アメリカの政策担当者たちは彼が若いリーダーとして適応できるか注視している。
結論
アメリカは、日本の次期首相が強い同盟関係を維持し、防衛支出を続け、経済的な役割を果たすことを期待している。候補者たちの中では、経験豊富でアメリカとの関係が深い人物が高く評価されており、特に林芳正や茂木敏充が好まれている。一方で、右派的な立場や独立的な外交姿勢を持つ候補者には慎重な見方がされている。
【要点】
アメリカが日本の次期首相に対して持つ期待と候補者ごとの評価を箇条書きで説明したものである。
アメリカの期待
・強い同盟関係の維持と強化: 日米同盟の拡張と強化を求める。
・防衛支出の持続: 日本の防衛支出を維持し、国際的な安全保障に貢献すること。
・経済のグローバルサプライチェーンの維持: 日本経済を国際的な供給網の重要なハブとして機能させること。
候補者ごとの評価
1.林芳正(Hayashi Yoshimasa)
・高く評価されている。
・経験豊富で、安倍政権の政策を継続する意向。
2.茂木敏充(Motegi Toshimitsu)
・積極的な交渉姿勢が評価されている。
・貿易に関する経験があり、トランプ政権時代に関与。
3.上川陽子(Kamikawa Yoko)
・英語が堪能で中立的。
・「普通すぎる」と評価される。
4.河野太郎(Kono Taro)
・アメリカとの関係が深い。
・イージス・オンショアの中止により懸念されている。
5.高市早苗(Takaichi Sanae)
・右派的な立場で、歴史問題への発言が物議を醸す可能性。
・トランプ支持者からは好意的に見られる。
6.石破茂(Ishiba Shigeru)
・自立的な外交姿勢がある。
・アメリカで評価が分かれる可能性がある。
7.小林鷹之(Kobayashi Takayuki)
・若く、コミュニケーション能力が高い。
・経済安全保障への関心が評価される。
8.小泉進次郎(Koizumi Shinjiro)
・人気が高く、LDPのイメージ回復に貢献する可能性。
・外政策に関する経験が少ない。
【引用・参照・底本】
Who does US want to be Japan’s next leader? ASIA TIMES 2024.09.13
https://asiatimes.com/2024/09/who-does-us-want-to-be-japans-next-leader/?utm_source=The+Daily+Report&utm_campaign=e50a42bf9c-DAILY_13_9_2024&utm_medium=email&utm_term=0_1f8bca137f-e50a42bf9c-16242795&mc_cid=e50a42bf9c&mc_eid=69a7d1ef3c
<団栗の背競べ>と云うより、〝無能の背競べ〟に近いのではないか。
米国には、<帯に短し襷に長し>の類なのだろう。
また、米国に都合の好いような政治家では国民にとって不幸である。
此の日本、選り取り見取り可能なほどの人材(政治家))は持ち合わせていない。
誰がなっても、国民と国を売らないように。
【寸評 完】
【概要】
ダニエル・スナイダー氏による記事は、日本の次期首相選挙に対する米国の視点を探っている。ここでは、主なポイントをまとめる。
1.米国の一般的な関心:米国政府は現在、自国の選挙に焦点を当てているが、専門家レベルでは日本の次期リーダーについて選好されている。米国は、次のような指導者を求めている。
・日米同盟を支援し、拡大する。
・日本の防衛費を持続させる。
・グローバルサプライチェーンにおける日本の役割を維持する。
2.特定の設定
・カマラ・ハリス:米国との強固な同盟関係にコミットした強力な首相が望ましいだろう。
・ドナルド・トランプ:操作や影響力にもっと従順なリーダーを好むかもしれません。
2.候補
・林芳正:ワシントンは、彼の経験と以前の政策との継続性のために、肯定的に見ている。
・茂木敏充:彼の貿易経験と効果的な交渉スキルで知られているが、少し積極的である。
・上川陽子:彼女のより一般的で主張の少ないスタイルのために、あまりインパクトがないと見られている。
・河野太郎:経験はあるが、イージス・オンショア・ミサイル防衛計画の中止など過去の行動により懸念に直面している。
・高市早苗:トランプ支持者からは、彼女の中国に対するタカ派的な姿勢で好意的に見られるかもしれないが、ワシントンの一部にとってはナショナリストすぎるかもしれない。
・石破茂:彼の独立した立場で知られており、彼が日本の自治を優先すると、米国の利益に挑戦する可能性がある。
・小林鷹之:明るくコミュニケーション能力のある候補者と見られているが、彼の意思決定力は不確かである。
・小泉進次郎:人気があり、彼の外交政策の経験は限られているが、潜在的な統一的な人物と見なされている。
全体として、米国は、米国との強力なパートナーシップを継続し、日本の内政と国際問題を効果的に管理するリーダーを求めている。
【詳細】
アメリカが日本の次期首相に対してどのような期待を持っているかについて詳しく述べられている。以下はその詳細である。
アメリカの期待
1.強い同盟関係の維持と強化
・アメリカは、日本が米国との同盟関係を維持し、さらに強化するリーダーを望んでいる。特に、安倍晋三元首相の政策を引き継ぎ、日米同盟を拡張する姿勢が期待されている。
2.防衛支出の持続
・日本が防衛支出を維持し、国際的な安全保障の枠組みの中で積極的な役割を果たすことが求められている。
3.経済のグローバルサプライチェーンの維持
・日本経済が国際的な供給網の重要なハブとして機能し続けることが重要視されている。
アメリカの立場に対する具体的な候補者の評価
1.林芳正(Hayashi Yoshimasa)
・アメリカでは高く評価されている。彼の経験と、安倍政権の政策を継続する意向が好意的に受け止められている。ワシントンの政策担当者たちは彼の任命を望んでいる。
2.茂木敏充(Motegi Toshimitsu)
・主に貿易に関する経験があり、トランプ政権時代に交渉を担当していたため、アメリカとは一定の関係がある。彼の積極的な交渉姿勢が評価されているが、少し攻撃的な印象も持たれている。
3.上川陽子(Kamikawa Yoko)
・英語が堪能で、比較的中立的な性格と見なされているが、アメリカの政策担当者たちからは「普通すぎる」と評価されている。
4.河野太郎(Kono Taro)
・長年にわたりアメリカとの関係があり、英語も堪能であるが、防衛大臣としての行動(例:イージス・オンショアミサイル防衛システムの突然の中止)により、ペンタゴンや国務省からは懸念されている。
5.高市早苗(Takaichi Sanae)
・右派的な立場を取り、歴史問題での発言が物議を醸す可能性がある。特にトランプ支持者からは好意的に見られる一方、日韓関係への影響が懸念されている。
6.石破茂(Ishiba Shigeru)
・自立的な外交姿勢を持ち、米国の意向に従わない可能性がある。彼の態度はアメリカで評価が分かれる可能性があり、特にトランプ政権下での「負担分担」について強い意見を持つかもしれない。
7.小林鷹之(Kobayashi Takayuki)
・若く、コミュニケーション能力が高いと評価されているが、決定権がどこにあるかが不透明である。経済安全保障への関心がアメリカに好意的に受け止められている。
8.小泉進次郎(Koizumi Shinjiro)
・人気が高く、LDPのイメージ回復に貢献する可能性がある。外政策に関する経験は少ないが、アメリカの政策担当者たちは彼が若いリーダーとして適応できるか注視している。
結論
アメリカは、日本の次期首相が強い同盟関係を維持し、防衛支出を続け、経済的な役割を果たすことを期待している。候補者たちの中では、経験豊富でアメリカとの関係が深い人物が高く評価されており、特に林芳正や茂木敏充が好まれている。一方で、右派的な立場や独立的な外交姿勢を持つ候補者には慎重な見方がされている。
【要点】
アメリカが日本の次期首相に対して持つ期待と候補者ごとの評価を箇条書きで説明したものである。
アメリカの期待
・強い同盟関係の維持と強化: 日米同盟の拡張と強化を求める。
・防衛支出の持続: 日本の防衛支出を維持し、国際的な安全保障に貢献すること。
・経済のグローバルサプライチェーンの維持: 日本経済を国際的な供給網の重要なハブとして機能させること。
候補者ごとの評価
1.林芳正(Hayashi Yoshimasa)
・高く評価されている。
・経験豊富で、安倍政権の政策を継続する意向。
2.茂木敏充(Motegi Toshimitsu)
・積極的な交渉姿勢が評価されている。
・貿易に関する経験があり、トランプ政権時代に関与。
3.上川陽子(Kamikawa Yoko)
・英語が堪能で中立的。
・「普通すぎる」と評価される。
4.河野太郎(Kono Taro)
・アメリカとの関係が深い。
・イージス・オンショアの中止により懸念されている。
5.高市早苗(Takaichi Sanae)
・右派的な立場で、歴史問題への発言が物議を醸す可能性。
・トランプ支持者からは好意的に見られる。
6.石破茂(Ishiba Shigeru)
・自立的な外交姿勢がある。
・アメリカで評価が分かれる可能性がある。
7.小林鷹之(Kobayashi Takayuki)
・若く、コミュニケーション能力が高い。
・経済安全保障への関心が評価される。
8.小泉進次郎(Koizumi Shinjiro)
・人気が高く、LDPのイメージ回復に貢献する可能性。
・外政策に関する経験が少ない。
【引用・参照・底本】
Who does US want to be Japan’s next leader? ASIA TIMES 2024.09.13
https://asiatimes.com/2024/09/who-does-us-want-to-be-japans-next-leader/?utm_source=The+Daily+Report&utm_campaign=e50a42bf9c-DAILY_13_9_2024&utm_medium=email&utm_term=0_1f8bca137f-e50a42bf9c-16242795&mc_cid=e50a42bf9c&mc_eid=69a7d1ef3c