「中国脅威論」に対して強い反対2024-10-16 14:12

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【概要】

 中国国防部の呉謙報道官は、2024年10月15日に行われた記者会見で、日本に対して批判を表明した。これは、記者からの質問に応じたものであり、質問は日本の石破茂新首相がかつて「アジア版NATO」を構築し、中国を抑制するために西側諸国と連携する意向を示したことに関連していた。また、日本の防衛省高官が、中露による日本領空への侵犯について発言したことについても言及があった。

 呉報道官は、日本が「中国脅威論」を強調することは、実際には自国の軍拡に対する国際社会の関心をそらす意図があるとし、中国はこれに強く反対すると述べた。日本は、平和憲法と専守防衛という政策の制限を超えて軍備を拡大しており、これはアジアの隣国および国際社会からの警戒を引き起こしていると批判した。

 さらに、呉報道官は、日本が排他的な軍事同盟や「小グループ」への関与をやめ、軍事安全分野での言動に慎重を期すべきだと述べ、地域の平和と安定を維持するためのさらなる努力を求めた。
 
【詳細】

 2024年10月15日に行われた記者会見で、中国国防部の呉謙報道官は、日本の軍事政策や発言に対して強い批判を展開した。この発言は、記者からの質問に応じたもので、質問内容は以下の通り。

 1.石破茂新首相の過去の発言について

 記者は、日本の石破茂新首相がかつて「アジア版NATO」の構築を提唱し、中国を抑制するために西側諸国と協力すると表明したことに言及した。これは、日本がアジア地域において軍事的な同盟関係を強化し、特に中国の影響力を抑えるための取り組みとして認識されている発言である。

 2.日本の防衛省高官の発言について

 また、記者は日本の防衛省の高官が、中露(中国とロシア)が日本の領空を侵犯したと発言し、この事態が地域や国際社会の注目を集めていることについても質問した。この発言は、日中関係や中露との緊張が高まっていることを背景にしており、日本の安全保障に対する懸念を表明したものでる。

 呉謙報道官の回答

 呉報道官は、まず日本が提唱する「中国脅威論」に対して強い反対を表明した。彼は、日本が中国を脅威として位置付けることは、事実に基づいておらず、虚偽の主張であると指摘した。具体的には、呉報道官は、日本が「中国脅威論」を煽ることによって、自国の軍備拡張に対する国際社会の批判を避けるための戦術であると見解を示している。

 続けて、呉報道官は、日本が近年、平和憲法および「専守防衛」というこれまでの政策的な制限を無視し、軍備を大幅に拡張していると指摘した。特に、「専守防衛」とは、日本が戦後掲げてきた防衛政策であり、他国を攻撃するための軍備ではなく、自国防衛を目的とするという理念に基づいている。しかし、呉報道官は、日本がこの理念を超えて、積極的な軍事力強化を進めていると批判している。この動きは、アジアの隣国や国際社会において警戒心を引き起こしているというのが、中国側の見解である。

 さらに、呉報道官は、日本に対して以下のような具体的な要請を行った。

 ・排他的軍事同盟や「小グループ」への関与をやめること

 これは、日本が他国と排他的な軍事同盟を結び、特定の国々だけで協力して他国を排除するような「小グループ」への関与を批判している。ここで「小グループ」とは、中国がしばしばアメリカやその同盟国による協力体制を指して用いる表現であり、日本がそのようなグループに加わることが地域の緊張を高めるとしている。

 ・軍事安全分野での慎重な言動

 呉報道官は、日本に対して、軍事や安全保障に関わる発言や行動において慎重を期すべきだと促した。これは、軍事的な挑発や、地域の平和を脅かすような言動を控えるべきだという中国側の主張である。

 ・地域の平和と安定維持に努めること

 最後に、日本は地域の平和と安定を維持するために、より一層の努力をすべきだと述べた。これは、日本が自らの軍事的行動や同盟関係の強化を見直し、アジア全体の安定に貢献するよう求めていると解釈される。

 要するに、呉報道官は、日本の軍事的な動きに対して懸念を示し、特に中国脅威論や西側諸国との軍事同盟の強化を批判した。中国側としては、日本が軍事拡張を進めることで、地域の緊張が高まることを強く警戒しており、日本に対して地域の安定維持に向けた責任を果たすよう求めている。
 
【要点】

 呉謙報道官が2024年10月15日に行った記者会見での発言を箇条書きで説明したものである。

 質問内容

 ・日本の石破茂新首相がかつて「アジア版NATO」を構築し、中国を抑制するために西側諸国と連携すると表明したこと。
 ・日本の防衛省高官が中露(中国とロシア)による日本領空侵犯に言及し、地域や国際社会が懸念を示していること。

 呉謙報道官の主な回答

 1.中国脅威論への反対

 ・日本が「中国脅威論」を煽るのは事実に基づかないものであり、実際には日本自身の軍拡に対する国際社会の批判をかわすための手段である。
 
 2.日本の軍備拡張への懸念

 ・日本が平和憲法と「専守防衛」の制約を超え、近年、軍備を大幅に拡張していることに懸念を表明。これは隣国や国際社会に対する脅威と見なされている。

 3.排他的軍事同盟への関与をやめるよう要求

 ・日本は排他的な軍事同盟や特定国による「小グループ」への参加をやめるべきであると批判。
軍事安全分野での慎重な行動を促す

日本に対し、軍事安全に関する発言や行動において慎重を期すよう求めた。

 4.地域の平和と安定維持への貢献

 日本は地域の平和と安定を維持するために、さらに努力すべきであると提言。

【引用・参照・底本】

日本は排他的軍事同盟と「小グループ」への関与をやめるべき=国防部 CRI 2024.10.15
https://japanese.cri.cn/2024/10/15/ARTIb6uFTQrauxup7Zl5Z6ki241015.shtml

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