中国:2025年のグローバル・イノベーション指数で世界トップ10入り2026-07-12 18:39

Dolaで作成
【概要】

 中国のスマート製造業が、革新的な製品と統合的なソリューションを提供することで、海外市場でのプレゼンスを高めている状況を報じたものである。税関総署のデータによると、2025年の中国のハイテク製品輸出額は前年比13.2%増の5.25兆元(約775億米ドル)に達し、技術革新が輸出の中心的な原動力となっている。家電から産業システムまで、多様な分野で中国企業の製品・サービスが国際的な評価を得ている。
  
【詳細】 

 スマート製品における展開

 ・杭州アリオトップ・インテリジェント・テクノロジーは、自動車部品メーカーから事業を転換し、2023年に電動駆動機能やスマート制御、専用アプリ連携を備えた乗れるスマートスーツケースを開発した。遠隔操作や位置追跡が可能で、将来モデルではAIによる対話機能の搭載も計画されている。2025年の海外進出以降、北米・欧州を中心に約1万台を販売し、2026年には販売網拡大により販売数を3倍にする見通しである。

 ・杭州Weishi 輸出入は、自動調整可能なデスク、照明内蔵型ゲーミングテーブル、音響機能付きマッサージチェアなどのスマート家具を展開している。海外バイヤーと連携して製品開発を進め、地域ごとの需要に対応。ブラジルでは需要が拡大し、欧州では品質と信頼性が重視される傾向にある。

 ・中国の技術革新力の高まりを背景に、国際知的財産機関が発表した2025年版グローバル・イノベーション指数では、中国が初めて世界トップ10入りを果たした。

 統合的ソリューションにおける展開

 ・物流・製造分野では、中国企業が倉庫自動化システム、協働ロボット、仕分け装置、デジタル管理プラットフォームなど、ハード・ソフト・アフターサービスを一体としたソリューションを提供している。

 ・ポーランドのテック企業Tech4Businessは、清掃ロボットや配膳ロボット、人型ロボットなど中国製サービスロボットを販売している。単体製品ではなく総合的なソリューション、顧客の要望に応じたカスタマイズ、継続的な技術支援を評価し、中国企業との提携を選択した。

 ・ポーランドの包装ソリューション企業SilnyandSalamonは、中国企業との関係を単なる調達から長期的なサプライチェーン構築へと発展させており、安定した供給、品質の一貫性、持続的な生産支援を高く評価している。

 ・大手企業での採用も進む。フランスのスポーツ用品小売業者デカトロンは、中国の
ギークプラス製自律走行ロボットをフランス、ポーランド、イタリアの物流拠点に導入し、倉庫効率向上とEC事業の拡大に活用。ドイツの物流機器グループKIONは、中国のロボットメーカーZIKOOロボティクスに出資し、AI搭載倉庫自動化ソリューションの拡充を図っている。中国のエストゥン・オートメーションは、バルセロナのDFactoryを拠点にスペイン進出を果たし、産業用ロボットやデジタル産業ソリューションを提供している。

 ・世界経済フォーラムの寄稿者であるカイザー・クオ氏は、電気自動車、太陽光パネルから人型ロボット、企業向けAIシステムに至るまで、中国が競争のルールを定めつつあると述べている。

【要点】

 ・2025年の中国ハイテク製品輸出額は5.25兆元に達し、前年比13.2%増となった。

 ・スマートスーツケースやスマート家具など、革新的な消費財が欧米などで販売を拡大している。

 ・中国企業はハードウェアの提供にとどまらず、カスタマイズや技術支援を含む統合的な産業ソリューションを強みに、海外企業との提携を拡大している。

 ・欧州の中小企業から大手小売業者、産業機器メーカーまで、幅広い層で中国製スマート技術の採用が進んでいる。

 ・中国は2025年のグローバル・イノベーション指数で世界トップ10入りし、技術革新における存在感を高めている。

【引用・参照・底本】

Created-by-China wins global consumers with smarter products, solutions GT 226.07.12
https://www.globaltimes.cn/page/202607/1365698.shtml

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