中国総領事館に爆発物を使った攻撃2024年10月23日 09:59

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【概要】

 2024年10月21日、中国外務省報道官のLin Jian氏は、ミャンマーのマンダレーにある中国総領事館への爆発物を用いた攻撃について、強い非難を表明した。事件は現地時間の金曜日午後5時頃に発生し、総領事館の事務所が攻撃されたものの、負傷者は出なかったが、一部の施設が損傷したとされている。

中国外務省および在ミャンマー中国大使館・総領事館は直ちに緊急対応メカニズムを起動し、事件の対応に当たった。中国側はミャンマーに対して厳重な抗議を申し入れ、事件の真相究明と犯人の捜索、法に基づく処罰を強く求めた。また、在ミャンマーの中国大使館や総領事館、関連施設やプロジェクト、職員の安全確保に向けた強化策を要請し、同様の事件が再発しないように求めた。

 ミャンマー側は事件に対し、深いショックと悲しみを表明し、必要な措置を取っていること、また国際法上の義務を果たし、中国の職員や施設の安全を守る責任を全うすることを約束した。

 なお、中国総領事館は最近、在ミャンマーの中国人や企業、関連施設に対し、現地の治安状況に引き続き注意を払い、安全対策を強化し、自己防衛策を徹底するよう警告を発している。
 
【詳細】
 
 2024年10月21日に中国外務省報道官のLin Jian氏が発表した内容に基づき、ミャンマーのマンダレーにある中国総領事館に対して爆発物を使った攻撃が行われたことが報告された。この攻撃は現地時間の金曜日午後5時頃に発生し、総領事館の事務所の建物の一部が損傷を受けたが、負傷者は出なかった。攻撃が行われた場所は、総領事館の建物で、道路に面している場所が標的となったとされている。

 事件が発生した直後、中国外務省は即座に緊急対応メカニズムを発動し、現地の大使館や総領事館とも連携して迅速に対応を開始した。中国側はミャンマー政府に対して、事件の詳細な調査を求めるとともに、犯人を追跡し、法に基づいて厳正に処罰するよう要求した。また、中国の外交施設や関連プロジェクト、さらに中国人職員やその家族を守るために、ミャンマー側に安全対策を徹底するよう強く要請した。

 この事件に対して、ミャンマー政府も公式に反応し、事件に対する驚きと痛みを表明した。ミャンマー側は、国際法に基づいて外国の外交官や施設の安全を守る義務を果たすことを約束し、すでに必要な対策を講じていることを説明した。特に、中国に対しては、今後同様の事件が再発しないよう、あらゆる努力を尽くすことを確約している。

 さらに、中国総領事館は、在ミャンマーの中国人市民、ビジネス関係者、関連機関に対して、現地の治安情勢を引き続き注視し、必要な安全対策を徹底するよう強調した。総領事館からは、警戒を怠らず、自身の安全を守るためにあらゆる予防措置を講じるよう求める警告が発出された。

 この事件を受け、中国側はミャンマーに対して、外交施設やその関連機関の安全確保に向けた取り組みをさらに強化することを強く求めており、ミャンマー側が責任を果たす姿勢を示している点が特徴的である。

【要点】

 ・2024年10月21日、中国外務省報道官のLin Jian氏が、ミャンマーのマンダレーにある中国総領事館が爆発物で攻撃されたことを発表。
 ・事件は現地時間の金曜日午後5時頃に発生し、総領事館の一部が損傷したが、負傷者はなし。
 ・中国外務省と在ミャンマーの中国大使館・総領事館は緊急対応メカニズムを起動し、迅速に事件の対応を開始。
 ・中国はミャンマー政府に対し、事件の徹底的な調査、犯人の追跡および法的処罰を求めた。
 ・中国はまた、ミャンマーに対し、中国大使館や総領事館、関連施設・職員の安全対策を強化するよう強く要請。
 ・ミャンマー政府は事件に驚きと痛みを表明し、国際法に基づいて中国の外交施設や職員の安全を守る義務を果たすと確約。
 ・中国総領事館は在ミャンマーの中国人やビジネス関係者に対して、現地の治安状況に注意し、予防措置を講じるよう警告を発出。
 ・ミャンマー側は、再発防止に向けた対策を講じ、今後も安全保障の強化に努めることを約束。

【引用・参照・底本】

China strongly condemns explosion attack on Consulate-General in Mandalay, Myanmar: FM GT 2024.10.21
https://www.globaltimes.cn/page/202410/1321596.shtml

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