NATOがウクライナに軍隊派遣→核戦争の危機2024年03月06日 18:58

国立国会図書館デジタルコレクション「照手ひめ・横山太郎・太郎妻浅香・星川運平」を加工して作成
 ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、29日に行われた年次教書演説で、北大西洋条約機構(NATO)がウクライナに軍隊を派遣すれば、核戦争の危機が生じる可能性があると警告した。また、フランスのエマニュエル・マクロン大統領が将来的にウクライナに派兵する可能性を示唆した後、米国やドイツなど西側主要国とNATOは派兵計画がないと明言している。

 プーチン大統領は、西側がロシアを軍拡競争に引き込もうとしていると主張し、また、ロシアが欧州を攻撃する準備をしているという主張を否定した。彼はまた、ロシアが宇宙に核兵器を配備しようとしているという主張も否定した。

 さらに、プーチン大統領はロシアの国内問題や今後5年間の課題についても演説した。経済問題に関しては、政治が介入しない新しい世界金融基盤の建設計画や、アラブ諸国や中南米との協力の強化を述べた。

 この演説は、ロシアの主権の連続性などの国内問題に焦点を当てたものであり、ロシアの国家安全保障や将来の展望についてのプーチン大統領の考え方を示すものであった。

【視点】

プーチン大統領は、ウクライナへのNATO軍派遣が核戦争の危機を引き起こす可能性があると警告した。彼は、ロシア軍を西部地域に大幅に増強する計画を述べ、西側がロシアを軍拡競争に引き込もうとしていると主張した。また、ロシアが欧州を攻撃する準備をしているという主張を否定し、「ナンセンスだ」と一蹴した。

彼の演説は、ロシアの主権や安全保障に焦点を当て、国内問題や今後の課題についての提案も含まれている。プーチン大統領は、ロシアの国家安全保障問題に関しては対話の準備があるとしながらも、国家安全保障問題を除外しての交渉は拒否する姿勢を示した。

また、彼はロシアが宇宙に核兵器を配備しようとしているという主張を否定し、経済問題に関しては友好的な国々との協力や新しい世界金融基盤の構築を計画していると述べた。

この演説は、ロシアの大統領選挙が2週間後に控えている中で行われ、様々な聴衆が参加している。

引用・参照・底本 

プーチン大統領「西側がウクライナに派兵の際は核衝突の危機」警告 HANKYOREH 2024.03.02

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