落魄の権威にすがる御先棒日本2024年03月21日 18:25

国立国会図書館デジタルコレクション「東海道五十三駅風景続画」を加工して作成
 日本の太平洋島嶼国(PIC)との防衛相会合を取り上げ、日本の真意は、米国のインド太平洋戦略を支持し、中国を封じ込めると同時に、自国の軍事力拡大を進めることにあると示唆する。

 フィジーやパプアニューギニアなどが参加したこの会議は、この地域における中国の軍事的影響力の増大に対抗するための日本の動きと見られている。

 日本政府がこのような会談を開催する動機は、岸田政権内の信頼危機や、インド太平洋戦略への協調を求める米国からの圧力など、国内の圧力によるものである。

 また、自衛隊の活動を主に国連平和維持活動に限定する日本の憲法違反の可能性も強調している。

 記事で引用された中国の専門家は、日本が中国を脅威として描こうとしているにもかかわらず、PICはインフラ整備や貧困削減支援などの具体的な利益を得るため、中国との協力に関心を持っていると示唆している。彼らは、西側諸国の援助には、PICの利益にそぐわない政治的条件が伴うことが多いと主張している。

 また、米国やオーストラリアからの圧力にもかかわらず、フィジーが中国との警察協力協定を維持しているなど、PICの間で中国との協力が強く求められていることの証拠として、最近の動向にも言及している。

【視点】

日本の目標

太平洋における中国の軍事的影響力に対抗する。
自国の軍隊を前進させ、地域の影響力を獲得する。
岸田首相の支持率を上げる。
米国のインド太平洋戦略を遂行せよ。

中国の視点

日本は「中国脅威」論でPICを欺いている。
中国はPICsの発展に対して、より実践的な支援を提供している。
日本の動機は利己的であり、平和憲法に違反している。

PICの状況

インフラ整備と貧困削減が必要だ。
援助と結びついた西側の影響を警戒している。
中国が主要な懸念事項に対処することに焦点を当てていることを評価している。

例:

中国はインフラ(道路、橋、空港)の建設を支援している。
中国は教育リソース(コンピューター、インターネット)を提供している。
PICsは、フィジーのように、米国やオーストラリアからの圧力にもかかわらず、中国との協力関係を維持している。

日本の意図に対する批判的な見方を反映しており、太平洋における中国の役割に関する中国の見方を強調している。これは、PICがイデオロギー的影響力よりも実際的な支援を優先することを示唆している。

・日本と太平洋島嶼国(PICs)の防衛に関する会合について述べる。

・日本の目標:日本は、太平洋における中国の軍事的影響力に対抗し、自国の軍事的プレゼンスをアピールすることを目的としている。彼らは国内問題から目をそらし、米国のインド太平洋戦略を遂行しようとしているのかもしれない。

・中国の視点:中国は、日本がPICを欺き、自国の利益のために援助を利用していると考えている。彼らは、この地域における中国の過去の経済援助を、より有益なアプローチの証拠として指摘している。

・PICの状況:PICが経済発展を優先し、日本の軍事力に左右されにくいことを示唆している。

引用・参照・底本 

Japan-PIC defense meeting 'exposes Tokyo's ambition to expand military presence' GT 2024.03.20

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