ロシア:ウクライナの関与の可能性を排除できない2024年03月29日 21:46

国立国会図書館デジタルコレクション「雨の諸國名所」を加工して作成
 ラブロフ外相の発言要旨は以下の通り。

 ロシアは、モスクワ近郊でのテロ攻撃について、ウクライナが関与している可能性を排除できないとの見解を示している。

 西側諸国は、テロ攻撃にウクライナが関与していないとの声明を繰り返しており、その声明は執拗なものになってきている。

 ロシア外務省は、テロ攻撃の捜査において、ベラルーシ以外の国からロシアへの支援の提案があったことを知らない。

 ラブロフ外相は、4月に世界の多くの国の大使と再び会合し、ウクライナ情勢に対するロシア政府の評価を発表する予定。

 ロシアと西側諸国の外交関係は、外交使節団の業務を維持することに焦点を置いており、ロシア大使館は財政的・経済的な圧力下にある。

 ロシアは、米国との戦略的安定に関する対話を再開する用意があり、平等と利益のバランスが保たれる場合に限りそれを行う。

 ロシアは、沿ドニエストル共和国の問題において、モルドバ政府が軍事的解決を期待している可能性を排除しない。

 黒海の海運に関する国連とトルコの提案は、何の成果ももたらしていない。
 
【桃源寸評】

 ラブロフ外相の発言要旨

・ロシアは、22日に発生したモスクワ郊外でのテロ攻撃で誰が利益を得る可能性があるかにまつわる議論において、ウクライナを排除することはできない

・西側諸国はテロ攻撃にウクライナが関与していないとする声明を繰り返しており、それらは執拗なものになってきている

・ロシア外務省は、テロ攻撃の捜査においてベラルーシ以外の国からロシアへの支援の提案があったことを承知していない

・ラブロフ外相は4月に世界の多数の国の大使らと再度会合を行う。そこでウクライナ情勢に対するロシア政府の評価が発表される予定

・ロシアと西側諸国の現在の外交関係は、外交使節団の業務を維持することを目的としており、ロシア大使館は「財政的・経済的な包囲下にある」

・ロシアは、平等と利益のバランスの追求が保たれた場合に限り、戦略的安定について米国との対話を再開する用意がある

・ロシアは、沿ドニエストル共和国の問題に対してモルドバ政府が軍事的解決を期待している可能性を排除しない

・黒海の海運に関する国連とトルコの提案は何の成果も出していない

(以上、引用蘭のsputnik記事より。)

引用・参照・底本

ラブロフ外相インタビュー 「ウクライナのテロ不関与にまつわる声明は執拗なものに」 sputnik 2024.03.29

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