トランプ:「マルクス主義的な狂人と狂信者に支配された大学を取り戻す」 ― 2025年04月29日 20:03
【概要】
2025年4月25日、ドナルド・トランプ大統領は、アメリカの大学と大学院の認定制度を再構築する大統領令に署名した。この命令は、トランプが選挙戦で「過激な左派の認定機関」を制限し、「マルクス主義的な狂人と狂信者に支配された大学を取り戻す」と公約したことに基づくものである。
ホワイトハウスのスタッフ秘書ウィル・シャーフは、大統領令を手渡す際、「現在、大学の認定は法的に第三者機関によって管理されているが、多くの認定機関は実績や性能に基づく評価ではなく、覚醒したイデオロギーに基づいて大学を認定している」と述べた。これにより、大学、法科大学院、その他の大学院プログラムに対する認定プロセスが変更される。
この大統領令は、アメリカ大学教授協会(AAUP)のトッド・ウルフソン会長によって批判された。ウルフソン氏は、この変更がトランプ大統領のイデオロギーに従わない大学を制裁し、高等教育をコントロールする手段であると主張した。また、知的多様性の推進が「党派的な agenda」と見なされる場合、トランプのイデオロギーに賛同しない教員を抑制しようとしているとも述べた。
大統領令の名称は「高等教育を強化するための認定改革」とされているが、その内容は非常に過激であり、アメリカの地域認定機関に対する新たな監督や制裁を含んでいる。教育長官リンダ・マクマホンは、認定機関が「多様性、公平性、包括性(DEI)」を理由に違法な差別を行う場合、その認定を停止または取り消す権限を与えられた。また、大学が人種、民族、性別に基づくプログラム設計を行うことを制限することも求められている。
この変更は、特に法科大学院や医科大学院に対しても影響を与えるものであり、これらの認定機関が多様性の確保を義務付けていることに対して批判的である。例えば、アメリカ法曹協会(ABA)は、法科大学院に対して多様な学生と教員を採用することを要求しており、トランプ政権はこれを違法であると見なし、その撤回を求めている。
認定機関に対する新たな基準には、学問の自由や知的自由、自由な表現、知的財産権の尊重などが求められており、知的多様性の強化がその中に含まれている。しかし、この知的多様性の基準がどのように実現されるのか、またその客観的な評価がどのように行われるのかという問題については、法的な疑問が提起されている。
AAUPは、この大統領令が大学の教育や研究に対する政治的干渉を助長し、大学の認定プロセスに対する信頼を損ねる可能性があると警告している。特に、認定機関がトランプ政権のイデオロギーに従わなければ認定を失うという圧力がかかることで、政治的な利益に基づいた認定が行われ、教育の質が低下するリスクがあると指摘している。
【詳細】
この行政命令は、ドナルド・トランプ大統領が大学と大学院の認証制度を再構築し、「多様性、公平性、包括性(DEI)」イニシアティブを強化する第三者認証機関に対して規制を加えることを目的としている。トランプ大統領は、「過激な左派の認証機関が、大学がマルクス主義者や狂気のような人々に支配される原因になっている」とし、これを改善するために大統領命令を署名した。
認証制度の再構築
この命令の核心は、アメリカの大学や大学院の認証制度に対して大きな変更を加えることにある。認証機関は、大学が質の高い教育を提供しているかどうかを審査し、その結果、連邦政府からの財政援助を受ける資格が与えられる。命令は、教育長官に対して、違法な差別を求める認証機関を監視し、必要に応じてその認証を停止または取り消す権限を与えている。特に、DEI活動を認証の一部として要求することが違法だとされている。
目的と背景
トランプ大統領は、この命令を通じて、「知的多様性」を促進することを強調しているが、その実際の意図は、特定のイデオロギーを推進し、トランプ大統領に対する反対意見を持つ教授たちの影響力を制限することにあると考えられている。アメリカ大学教授協会(AAUP)のトッド・ウルフゾン会長は、この命令が教育の自由を損なうものであり、政治的な干渉を強化するものだと非難している。
DEI活動の規制
命令は、大学の教育課程における人種、民族、性別に基づくプログラム設計を禁止し、これを評価基準にすることを避けるよう求めている。また、新たに認証機関を認定し、競争を促進し、アカウンタビリティ(責任性)を高めることが求められている。
教授や学生の政治的意見の調査
命令の中には、特にフロリダ州やインディアナ州のように、教授や学生の政治的立場を調査することを求める内容も含まれている。これにより、教育機関はより「知的多様性」を持つことを求められ、特定の政治的視点を持つ教授が求められる可能性がある。この「知的多様性」という概念自体も、トランプ政権のイデオロギーを反映しており、教授や学生に対する圧力が高まる可能性がある。
アメリカ法科大学院および医学部の認証
命令は、アメリカ法科大学院協会(ABA)や医学部認証機関(LCME)にも影響を及ぼしており、特にこれらの機関が多様性を維持するために要求している基準を問題視している。特に、ABAが法科大学院に対して「多様性と包括性のコミットメント」を要求していることに対し、トランプ政権はこれを違法だとし、認証機関に対して撤回を求めている。これは、最高裁判所が2023年に示した「アファーマティブ・アクション」違憲判決を根拠としている。
政治的干渉と腐敗の懸念
アメリカ大学教授協会(AAUP)は、この命令が学問の自由を侵害し、政治的干渉を強化するものだと懸念している。特に、認証機関が政府の政治的指導に従わなければ認証を失うという圧力がかかることで、大学教育の質や独立性が損なわれると警告している。
また、トランプ大学のような詐欺的な教育機関が、適切な認証を受けられなくなり、学生や政府が不正な機関に資金を投じる危険性が高まるとも指摘されている。AAUPは、この命令が学生と政府を詐欺から守るための認証機関の役割を弱めることになると懸念している。
結論
この大統領命令は、アメリカの高等教育機関における認証制度に対する大きな改革をもたらし、教育の自由と多様性に関する新たな議論を引き起こす可能性がある。政治的な観点から見て、トランプ政権はこの改革を通じて教育機関に対する影響力を強化しようとしており、これがアメリカの学問的独立性と多様性に対してどのような影響を与えるかは今後の重要な議題となるだろう。
【要点】
・目的: ドナルド・トランプ大統領が大学と大学院の認証制度を再構築し、DEI(多様性、公平性、包括性)活動を強化する認証機関に対して規制を加えるための大統領命令。
・認証機関の再構築: 大学が質の高い教育を提供しているかどうかを審査する認証機関に対して、DEI活動を基準にすることを違法とし、監視を強化。
・DEI活動の規制: 大学教育課程における人種や性別に基づくプログラム設計を禁止し、これを評価基準にすることを避ける。
・知的多様性の推進: 教育機関に対し、特定のイデオロギーを排除し、知的多様性を促進することを求める。
・政治的意見調査: 教授や学生の政治的立場を調査することを要求し、特定の政治的視点を持つ教授が求められる可能性。
・法科大学院・医学部への影響: ABAやLCMEに対し、多様性と包括性の基準を撤回させる圧力。
・教育の自由への懸念: 教育機関に対する政府の政治的干渉が強化され、学問の自由が侵害される可能性がある。
・詐欺的教育機関のリスク: 政府や学生が不正な教育機関に資金を投じるリスクが高まると懸念されている。
・アメリカ大学教授協会(AAUP)の反応: この命令が学問の自由を損ない、政治的圧力を強化するものであるとして批判している。
【桃源寸評】
トランプ大統領が推進した「知的多様性の強化」とは、実際には大学内で保守的な視点を強調し、進歩的またはリベラルな学問的アプローチを抑制する方向性を含んでいた。この言葉の表現が誤解を招くことがあるが、具体的には以下のような意図があると考えられる。
保守的な視点の強調
トランプ大統領が「知的多様性」として強調していたのは、大学キャンパスでリベラルな立場が支配的であるという認識に基づき、保守的な視点をもっと取り入れるべきだという立場である。彼は、大学内でリベラルな意見ばかりが優勢であり、保守的な意見が排除されていると批判した。そのため、「知的多様性」を強化するという名目で、保守的な立場や視点を大学教育に組み込むよう求めていたのである。
政府の干渉と規制強化
実際には、トランプ大統領が求めた「知的多様性の強化」は、大学に対して保守的な価値観や意見を強制する手段として利用されることが多かったと見られる。これにより、大学側が自主的に選択してきた教育内容やカリキュラムに対して、政府が規制をかける形になり、大学の自由が制限される可能性が高くなったのである。この「知的多様性」の名のもとで、リベラルな意見が排除され、保守的な意見を優先させるような方向性が打ち出されていたのである。
大学に対する「ねじ込み」
トランプ大統領の命令は、大学が学問的な自由を行使している範囲に政府が介入する形を取ることが多く、特に助成金や認定機関の運営に影響を与えた。これにより、大学側が政治的に中立であることを求められ、実際には保守的な立場を持つ意見や思想を強調するために、「知的多様性」を利用する形となったと言える。大学に対してそのような立場を受け入れるように圧力をかける形になり、自由な学問活動が抑制される懸念が生じた。
要するに、トランプ大統領が推進した「知的多様性の強化」とは、実際には多様な意見を促進するというよりも、保守的な立場を大学内で強調させるための手段として用いられ、大学に政治的な干渉を加える結果となったと言える。このような方針が大学にとっては息苦しいと感じられる理由となる。
【寸評 完】
【引用・参照・底本】
Trump orders HE accreditation overhaul to stamp out DEI University World News 2025.04.25
https://www.universityworldnews.com/post.php?story=20250425112217233&utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaign=GLNL0829
2025年4月25日、ドナルド・トランプ大統領は、アメリカの大学と大学院の認定制度を再構築する大統領令に署名した。この命令は、トランプが選挙戦で「過激な左派の認定機関」を制限し、「マルクス主義的な狂人と狂信者に支配された大学を取り戻す」と公約したことに基づくものである。
ホワイトハウスのスタッフ秘書ウィル・シャーフは、大統領令を手渡す際、「現在、大学の認定は法的に第三者機関によって管理されているが、多くの認定機関は実績や性能に基づく評価ではなく、覚醒したイデオロギーに基づいて大学を認定している」と述べた。これにより、大学、法科大学院、その他の大学院プログラムに対する認定プロセスが変更される。
この大統領令は、アメリカ大学教授協会(AAUP)のトッド・ウルフソン会長によって批判された。ウルフソン氏は、この変更がトランプ大統領のイデオロギーに従わない大学を制裁し、高等教育をコントロールする手段であると主張した。また、知的多様性の推進が「党派的な agenda」と見なされる場合、トランプのイデオロギーに賛同しない教員を抑制しようとしているとも述べた。
大統領令の名称は「高等教育を強化するための認定改革」とされているが、その内容は非常に過激であり、アメリカの地域認定機関に対する新たな監督や制裁を含んでいる。教育長官リンダ・マクマホンは、認定機関が「多様性、公平性、包括性(DEI)」を理由に違法な差別を行う場合、その認定を停止または取り消す権限を与えられた。また、大学が人種、民族、性別に基づくプログラム設計を行うことを制限することも求められている。
この変更は、特に法科大学院や医科大学院に対しても影響を与えるものであり、これらの認定機関が多様性の確保を義務付けていることに対して批判的である。例えば、アメリカ法曹協会(ABA)は、法科大学院に対して多様な学生と教員を採用することを要求しており、トランプ政権はこれを違法であると見なし、その撤回を求めている。
認定機関に対する新たな基準には、学問の自由や知的自由、自由な表現、知的財産権の尊重などが求められており、知的多様性の強化がその中に含まれている。しかし、この知的多様性の基準がどのように実現されるのか、またその客観的な評価がどのように行われるのかという問題については、法的な疑問が提起されている。
AAUPは、この大統領令が大学の教育や研究に対する政治的干渉を助長し、大学の認定プロセスに対する信頼を損ねる可能性があると警告している。特に、認定機関がトランプ政権のイデオロギーに従わなければ認定を失うという圧力がかかることで、政治的な利益に基づいた認定が行われ、教育の質が低下するリスクがあると指摘している。
【詳細】
この行政命令は、ドナルド・トランプ大統領が大学と大学院の認証制度を再構築し、「多様性、公平性、包括性(DEI)」イニシアティブを強化する第三者認証機関に対して規制を加えることを目的としている。トランプ大統領は、「過激な左派の認証機関が、大学がマルクス主義者や狂気のような人々に支配される原因になっている」とし、これを改善するために大統領命令を署名した。
認証制度の再構築
この命令の核心は、アメリカの大学や大学院の認証制度に対して大きな変更を加えることにある。認証機関は、大学が質の高い教育を提供しているかどうかを審査し、その結果、連邦政府からの財政援助を受ける資格が与えられる。命令は、教育長官に対して、違法な差別を求める認証機関を監視し、必要に応じてその認証を停止または取り消す権限を与えている。特に、DEI活動を認証の一部として要求することが違法だとされている。
目的と背景
トランプ大統領は、この命令を通じて、「知的多様性」を促進することを強調しているが、その実際の意図は、特定のイデオロギーを推進し、トランプ大統領に対する反対意見を持つ教授たちの影響力を制限することにあると考えられている。アメリカ大学教授協会(AAUP)のトッド・ウルフゾン会長は、この命令が教育の自由を損なうものであり、政治的な干渉を強化するものだと非難している。
DEI活動の規制
命令は、大学の教育課程における人種、民族、性別に基づくプログラム設計を禁止し、これを評価基準にすることを避けるよう求めている。また、新たに認証機関を認定し、競争を促進し、アカウンタビリティ(責任性)を高めることが求められている。
教授や学生の政治的意見の調査
命令の中には、特にフロリダ州やインディアナ州のように、教授や学生の政治的立場を調査することを求める内容も含まれている。これにより、教育機関はより「知的多様性」を持つことを求められ、特定の政治的視点を持つ教授が求められる可能性がある。この「知的多様性」という概念自体も、トランプ政権のイデオロギーを反映しており、教授や学生に対する圧力が高まる可能性がある。
アメリカ法科大学院および医学部の認証
命令は、アメリカ法科大学院協会(ABA)や医学部認証機関(LCME)にも影響を及ぼしており、特にこれらの機関が多様性を維持するために要求している基準を問題視している。特に、ABAが法科大学院に対して「多様性と包括性のコミットメント」を要求していることに対し、トランプ政権はこれを違法だとし、認証機関に対して撤回を求めている。これは、最高裁判所が2023年に示した「アファーマティブ・アクション」違憲判決を根拠としている。
政治的干渉と腐敗の懸念
アメリカ大学教授協会(AAUP)は、この命令が学問の自由を侵害し、政治的干渉を強化するものだと懸念している。特に、認証機関が政府の政治的指導に従わなければ認証を失うという圧力がかかることで、大学教育の質や独立性が損なわれると警告している。
また、トランプ大学のような詐欺的な教育機関が、適切な認証を受けられなくなり、学生や政府が不正な機関に資金を投じる危険性が高まるとも指摘されている。AAUPは、この命令が学生と政府を詐欺から守るための認証機関の役割を弱めることになると懸念している。
結論
この大統領命令は、アメリカの高等教育機関における認証制度に対する大きな改革をもたらし、教育の自由と多様性に関する新たな議論を引き起こす可能性がある。政治的な観点から見て、トランプ政権はこの改革を通じて教育機関に対する影響力を強化しようとしており、これがアメリカの学問的独立性と多様性に対してどのような影響を与えるかは今後の重要な議題となるだろう。
【要点】
・目的: ドナルド・トランプ大統領が大学と大学院の認証制度を再構築し、DEI(多様性、公平性、包括性)活動を強化する認証機関に対して規制を加えるための大統領命令。
・認証機関の再構築: 大学が質の高い教育を提供しているかどうかを審査する認証機関に対して、DEI活動を基準にすることを違法とし、監視を強化。
・DEI活動の規制: 大学教育課程における人種や性別に基づくプログラム設計を禁止し、これを評価基準にすることを避ける。
・知的多様性の推進: 教育機関に対し、特定のイデオロギーを排除し、知的多様性を促進することを求める。
・政治的意見調査: 教授や学生の政治的立場を調査することを要求し、特定の政治的視点を持つ教授が求められる可能性。
・法科大学院・医学部への影響: ABAやLCMEに対し、多様性と包括性の基準を撤回させる圧力。
・教育の自由への懸念: 教育機関に対する政府の政治的干渉が強化され、学問の自由が侵害される可能性がある。
・詐欺的教育機関のリスク: 政府や学生が不正な教育機関に資金を投じるリスクが高まると懸念されている。
・アメリカ大学教授協会(AAUP)の反応: この命令が学問の自由を損ない、政治的圧力を強化するものであるとして批判している。
【桃源寸評】
トランプ大統領が推進した「知的多様性の強化」とは、実際には大学内で保守的な視点を強調し、進歩的またはリベラルな学問的アプローチを抑制する方向性を含んでいた。この言葉の表現が誤解を招くことがあるが、具体的には以下のような意図があると考えられる。
保守的な視点の強調
トランプ大統領が「知的多様性」として強調していたのは、大学キャンパスでリベラルな立場が支配的であるという認識に基づき、保守的な視点をもっと取り入れるべきだという立場である。彼は、大学内でリベラルな意見ばかりが優勢であり、保守的な意見が排除されていると批判した。そのため、「知的多様性」を強化するという名目で、保守的な立場や視点を大学教育に組み込むよう求めていたのである。
政府の干渉と規制強化
実際には、トランプ大統領が求めた「知的多様性の強化」は、大学に対して保守的な価値観や意見を強制する手段として利用されることが多かったと見られる。これにより、大学側が自主的に選択してきた教育内容やカリキュラムに対して、政府が規制をかける形になり、大学の自由が制限される可能性が高くなったのである。この「知的多様性」の名のもとで、リベラルな意見が排除され、保守的な意見を優先させるような方向性が打ち出されていたのである。
大学に対する「ねじ込み」
トランプ大統領の命令は、大学が学問的な自由を行使している範囲に政府が介入する形を取ることが多く、特に助成金や認定機関の運営に影響を与えた。これにより、大学側が政治的に中立であることを求められ、実際には保守的な立場を持つ意見や思想を強調するために、「知的多様性」を利用する形となったと言える。大学に対してそのような立場を受け入れるように圧力をかける形になり、自由な学問活動が抑制される懸念が生じた。
要するに、トランプ大統領が推進した「知的多様性の強化」とは、実際には多様な意見を促進するというよりも、保守的な立場を大学内で強調させるための手段として用いられ、大学に政治的な干渉を加える結果となったと言える。このような方針が大学にとっては息苦しいと感じられる理由となる。
【寸評 完】
【引用・参照・底本】
Trump orders HE accreditation overhaul to stamp out DEI University World News 2025.04.25
https://www.universityworldnews.com/post.php?story=20250425112217233&utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaign=GLNL0829