DeepSeek:AIエージェント機能を大幅に強化した新モデル「DeepSeek-V4-Pro」の正式版を発表 ― 2026-08-13 20:08
【概要】
中国のAI企業DeepSeekは2026年8月12日(水)、AIエージェント機能を大幅に強化した新モデル「DeepSeek-V4-Pro」の正式版を発表した。API版は「DeepSeek-V4-Pro-0813」として公開され、ウェブ・モバイルアプリ・APIの全プラットフォームで利用可能となった。100万トークンのコンテキストウィンドウや最大384Kトークンの出力長に対応し、エージェント関連のベンチマーク試験では海外のトップクラスモデルに迫る性能を示した。また、従来の最先端モデルと比較して極めて低い価格設定が行われ、ほぼ同時期にxAIがGrok4.6を発表したことと併せ、AI業界の競争が「対話性能」から「自律的な課題遂行能力」へと転換しつつある状況が明らかとなった。
【詳細】
DeepSeekは公式ウェブサイト上で、DeepSeek-V4-Pro正式版のリリースを発表した。本モデルはResponsesAPIとCodexインテグレーションを新たにサポートし、「思考モード」「非思考モード」の切り替えに対応する。コンテキストウィンドウ長は100万トークン、最大出力長は384Kトークンに設定されている。
性能面では、端末操作・コーディング・ツール利用・セキュリティ関連課題といったエージェント系のベンチマーク試験で高い成績を収め、AnthropicのClaudeFable5と比較可能な水準に達した。特に端末環境でのタスク処理能力を測るTerminal-Benchでは、ClaudeFable5が88点であるのに対し、DeepSeek-V4-Pro-0813は87.9点を記録し、僅差に迫る性能を示した。
価格設定は、入力トークンが100万トークンあたり3元(約0.44米ドル)、出力トークンが同6元、キャッシュ済み入力トークンは同0.025元とされた。市場関係者の試算によれば、出力トークン単価はClaudeFable5の約100分の6に抑えられている。なおDeepSeekは8月6日、API価格を「大幅に」引き上げる方針を示しているが、時期や詳細は未公表である。
業界では半導体・分析調査会社SemiAnalysisが、同モデルがエージェント課題において米国のNemotron3Ultraを大幅に上回るとの評価を公表している。また今回の発表とほぼ同時に、イーロン・マスク率いるxAIが長時間実行されるエージェント処理と画像処理に対応した「Grok4.6」をリリース。同モデルの価格は入力100万トークンあたり2米ドル、出力同6米ドルと公表されている。
商業面では、中国国家データ局のデータに基づく報道によれば、国内の1日あたりのトークン利用量は2026年3月時点で140兆を超え、2024年初頭の1000倍以上に拡大している。こうした需要の拡大を背景に、業界関係者は「今後のAI企業の競争力は、対話の巧拙ではなく、複雑な実務課題を低コスト・高信頼性で処理できるか否かで決まる」との見解を示している。
【要点】
・DeepSeek、エージェント機能を強化した「DeepSeek-V4-Pro-0813」を正式リリース、全プラットフォームで利用開始
・仕様:コンテキスト長100万トークン、最大出力長384Kトークン、2種類の動作モードに対応
・性能:エージェント系ベンチマークでClaudeFable5に僅差まで接近、他社モデルを上回る分野も存在
・価格:入力100万トークン=約0.44米ドル、出力同=約0.88米ドル、ClaudeFable5と比較して大幅に低額
・動向:DeepSeekは価格引き上げを予告も、競争力の高い水準を維持する余地は大きい
・業界動向:xAIの新モデルと同時期にリリースされ、AIの競争軸が「対話」から「自律的課題遂行」へ移行
【引用・参照・底本】
DeepSeek launches V4-Pro model with stronger AI agent capabilities GT 2026.08.13
https://www.globaltimes.cn/page/202608/1368125.shtml
中国のAI企業DeepSeekは2026年8月12日(水)、AIエージェント機能を大幅に強化した新モデル「DeepSeek-V4-Pro」の正式版を発表した。API版は「DeepSeek-V4-Pro-0813」として公開され、ウェブ・モバイルアプリ・APIの全プラットフォームで利用可能となった。100万トークンのコンテキストウィンドウや最大384Kトークンの出力長に対応し、エージェント関連のベンチマーク試験では海外のトップクラスモデルに迫る性能を示した。また、従来の最先端モデルと比較して極めて低い価格設定が行われ、ほぼ同時期にxAIがGrok4.6を発表したことと併せ、AI業界の競争が「対話性能」から「自律的な課題遂行能力」へと転換しつつある状況が明らかとなった。
【詳細】
DeepSeekは公式ウェブサイト上で、DeepSeek-V4-Pro正式版のリリースを発表した。本モデルはResponsesAPIとCodexインテグレーションを新たにサポートし、「思考モード」「非思考モード」の切り替えに対応する。コンテキストウィンドウ長は100万トークン、最大出力長は384Kトークンに設定されている。
性能面では、端末操作・コーディング・ツール利用・セキュリティ関連課題といったエージェント系のベンチマーク試験で高い成績を収め、AnthropicのClaudeFable5と比較可能な水準に達した。特に端末環境でのタスク処理能力を測るTerminal-Benchでは、ClaudeFable5が88点であるのに対し、DeepSeek-V4-Pro-0813は87.9点を記録し、僅差に迫る性能を示した。
価格設定は、入力トークンが100万トークンあたり3元(約0.44米ドル)、出力トークンが同6元、キャッシュ済み入力トークンは同0.025元とされた。市場関係者の試算によれば、出力トークン単価はClaudeFable5の約100分の6に抑えられている。なおDeepSeekは8月6日、API価格を「大幅に」引き上げる方針を示しているが、時期や詳細は未公表である。
業界では半導体・分析調査会社SemiAnalysisが、同モデルがエージェント課題において米国のNemotron3Ultraを大幅に上回るとの評価を公表している。また今回の発表とほぼ同時に、イーロン・マスク率いるxAIが長時間実行されるエージェント処理と画像処理に対応した「Grok4.6」をリリース。同モデルの価格は入力100万トークンあたり2米ドル、出力同6米ドルと公表されている。
商業面では、中国国家データ局のデータに基づく報道によれば、国内の1日あたりのトークン利用量は2026年3月時点で140兆を超え、2024年初頭の1000倍以上に拡大している。こうした需要の拡大を背景に、業界関係者は「今後のAI企業の競争力は、対話の巧拙ではなく、複雑な実務課題を低コスト・高信頼性で処理できるか否かで決まる」との見解を示している。
【要点】
・DeepSeek、エージェント機能を強化した「DeepSeek-V4-Pro-0813」を正式リリース、全プラットフォームで利用開始
・仕様:コンテキスト長100万トークン、最大出力長384Kトークン、2種類の動作モードに対応
・性能:エージェント系ベンチマークでClaudeFable5に僅差まで接近、他社モデルを上回る分野も存在
・価格:入力100万トークン=約0.44米ドル、出力同=約0.88米ドル、ClaudeFable5と比較して大幅に低額
・動向:DeepSeekは価格引き上げを予告も、競争力の高い水準を維持する余地は大きい
・業界動向:xAIの新モデルと同時期にリリースされ、AIの競争軸が「対話」から「自律的課題遂行」へ移行
【引用・参照・底本】
DeepSeek launches V4-Pro model with stronger AI agent capabilities GT 2026.08.13
https://www.globaltimes.cn/page/202608/1368125.shtml

