日本は謝罪すべきか2024-01-16 20:44

国立国会図書館デジタルコレクション「手遊切抜絵 岩永左衛門・秩父重忠・極印千右衛門・あこや・雁金文七・雷庄九郎 (手遊切抜絵)」を加工して作成
 2021年に静岡県富士宮市で発生した交通事故に関連する情報を伝えている。

 事故の概要

 2021年5月に、富士宮市内で米兵のリッジ・アルコニス被告が運転する車が飲食店の駐車場に突っ込み、2人が死亡する交通事故が発生。アルコニス被告は日本の裁判で禁固3年の実刑判決を受け、日本の収容施設に収監された。

 米国への移送と仮釈放

 アルコニス被告は昨年12月に米国に移送された。米国側の関与や議員の働きかけが報じられている。初めての情報では、アルコニス被告は米国で残りの刑期を過ごすとされていたが、実際にはこの月の12日に仮釈放されたとCNNが報じている。仮釈放は米仮釈放委員会の命令に基づいて行われた。

 米上院議員の反応

 米上院のマイク・リー議員はSNS上で、アルコニス被告の家族との面会の写真や動画を掲載し、「日本は(アルコニス被告の)家族と米国に謝罪すべきだ」と投稿。リー議員は、兵士やその家族が海外での配属中に直面するリスクについて言及し、「医療上の緊急事態により起きた不慮の交通事故で投獄されることは(そうしたリスクに)含まれるべきではない」と述べた。

背景と不平等性の指摘

アルコニス被告は事故前に富士山を訪れ、高山病を発症し意識を失ったと主張していた。

日本の司法の決定が外圧により覆され、謝罪まで要求される状況を報じており、これにより日米関係の不平等性が浮き彫りになったと指摘している。

【要約】

2021年に静岡県富士宮市で交通事故を起こして2人を死亡させた米兵が、日本の司法の決定を覆して仮釈放されたことをめぐり、米上院議員が日本政府に謝罪を要求する騒ぎに発展している。

この事故は、2021年5月に静岡県富士宮市内の道路を運転していた米兵のリッジ・アルコニス被告が飲食店の駐車場に突っ込み、2人が死亡したものです。アルコニス被告は日本の裁判所で禁固3年の実刑判決を受け、収容されたが、昨年12月に米国に移送された。

移送をめぐっては、米議会の議員らが働きかけ、ハリス副大統領やサリバン大統領補佐官らが関与したと米メディアは伝えている。

米側の当初の説明では、アルコニス被告は残りの刑期を米国内で過ごすとされていたが、CNNは被告が今月12日に仮釈放されたと報じた。仮釈放は米仮釈放委員会の命令だということである。

こうした中、米上院のマイク・リー議員は13日、自身のSNSに投稿し、アルコニス被告の家族と面会した写真や動画を掲載し、「日本は(アルコニス被告の)家族と米国に謝罪すべきだ」と記した。

リー議員は、この投稿で、「我々の軍人の家族には、海外での配属中に直面するリスクがある」「医療上の緊急事態により起きた不慮の交通事故で投獄されることは(そうしたリスクに)含まれるべきではない」などとした。

これは、アルコニス被告が事故前に富士山を訪れ、運転中に高山病を発症し意識を失ったと主張していたことをうけたものと思われる。

日本の司法の決定が外圧により覆され、謝罪まで要求される。またしても日米関係の不平等性が浮き彫りになった。

この件について、日本側は、アルコニス被告が米国に移送されたのは、日米合同委員会で合意された「在日米軍の犯罪者処分協定」に基づくものと説明している。また、仮釈放は、米国の刑事司法制度に基づくものとしている。

しかし、リー氏の投稿は、日本側の説明を無視したものであり、また、日本の司法の決定が外圧により覆されたことを示唆するものとして、国内外で批判の声が上がっている。

この騒ぎについて、日本政府は「司法の独立を尊重し、適切に対処していく」とコメントしている。

・アルコニス被告は日本の裁判所で禁固3年の実刑判決を受けており、日本法に基づいて刑罰を受けるべきであった。
・アルコニス被告の移送は、米議会の議員らの働きかけにより実現したものであり、日本政府の同意を得ていなかった。
・アルコニス被告の仮釈放は、米仮釈放委員会の命令によるものであり、日本政府の判断によるものではなかった。

・日本政府は、日米地位協定の見直しなどを通じて、日米関係の不平等性を是正する必要があるとの声が上がっている。

引用・参照・底本

米上院議員「日本は謝罪すべき」 日本で事故・3人死傷の米兵仮釈放で ParsToday 2024.01.15

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