ウクライナにおけるCIAの活動2024年03月03日 22:00

国立国会図書館デジタルコレクション「井筒粂之助・正直清兵衛」を加工して作成
 元CIA職員であるラリー・ジョンソン氏の発言や、ロシア外務省のコメントを含み、に関する報道をまとめたものである。

 ウクライナでのCIAの活動についての大規模なリークがニューヨーク・タイムズ紙に掲載され、その内容が議論を呼んでいる。特に、ウクライナに12か所の秘密情報作戦基地が設立されたことが明らかになったことが焦点となっている。

 ロシア側からの反応や、元CIA職員の見解を報じており、その中でCIAの活動についてのさまざまな疑念や批判が述べられている。また、ウクライナ情勢やロシアとの関係における影響も指摘されている。

 要約すると、ウクライナにおけるCIAの活動に関するリークについて報じたものであり、それに対するロシアや元CIA職員の反応や見解を含んでいる。

【視点】

概要

2024年3月2日、ニューヨーク・タイムズ紙は、CIAがウクライナに12か所の秘密情報作戦基地を建設していたという衝撃的な記事を掲載した。この情報は、元CIA職員ラリー・ジョンソン氏やロシア人退役大佐ルステム・クルポフ氏などの専門家による分析と合わせて、ウクライナにおける米国の関与の深さを示している。

記事の内容

CIAは2016年から8年間にわたって、ロシア国境付近のウクライナに12か所の秘密情報作戦基地を建設。
これらの基地は、ロシアの諜報活動や軍事活動に関する情報を収集するため、またウクライナ政府や軍隊への支援を行うために使用された。

基地建設は、2014年のマイダン革命後にウクライナ新政権が誕生した後に開始された。
CIAは、ウクライナ治安局(SBU)の「抜本的」再建にも支援を行った。

専門家の分析

ジョンソン氏は、CIAとウクライナの関係は1955年にまで遡り、米国は長年にわたってウクライナにおける反ソ・反露勢力を支援してきたと指摘。

今回のリークは、ウクライナ情勢が膠着状態に陥り、米国が撤退を検討している兆候かもしれないと示唆。

クルポフ氏は、CIAはあらゆる友好国に基地を設置しており、ウクライナにおける基地の存在は驚くべきことではないと指摘。

米国の目的は、ロシアの弱体化と天然資源の獲得であり、ウクライナでの代理戦争は長期化する可能性が高いと分析。

考察

今回のリークは、ウクライナ情勢における米国の役割を改めて浮き彫りにした。米国は、ロシアの脅威に対抗するためにウクライナを支援してきた一方で、自国の利益のためにウクライナを利用しようとしている側面も見られる。今後、ウクライナ情勢はさらに複雑化していく可能性があり、国際社会の慎重な対応が求められる。

引用・参照・底本

ウクライナで漏洩のCIA作戦文書 キエフの「終焉は間近」を示唆=元CIA職員 sputnik 2024.03.02

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