DJI(中国のドローンメーカー):米国国防総省(DoD)を訴える2024-10-19 17:47

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【概要】

 中国のドローンメーカーであるDJIが、米国国防総省(DoD)を相手取って提訴し、自社が中国軍事関連企業のブラックリストに含まれていることに異議を唱えた。この提訴は、2024年10月19日(土曜日)に発表され、DJIは国防総省の指定が誤りであると主張している。16か月以上にわたってDoDと協議を試みたものの、解決に至らなかったため、最終的に米国連邦裁判所に訴えを起こす決定をしたとのことである。

 DJIは声明の中で、自社のドローン製品が民間利用を目的としており、軍事的な使用には反対する立場を取っていると強調している。また、DoD自身もDJIが製造するのは軍用ドローンではなく、消費者向けや商業向けのドローンであると認めている、と述べている。
 
【詳細】

 DJIは、世界的に有名な中国のドローンメーカーであり、特に消費者向けドローンの分野で市場をリードしている企業である。2024年10月19日、DJIは米国国防総省(DoD)に対して、同省が自社を「中国軍事関連企業」としてブラックリストに掲載していることが不当であるとして、これを取り消すよう求めて米国の連邦裁判所に提訴した。

 このブラックリストは、米国政府が国家安全保障上の懸念から中国企業を対象にしているもので、リストに掲載されると、米国企業や機関との取引に大きな制約が課される。DJIがこのリストに掲載されたのは、2023年初頭であり、以来、DJIは16か月以上にわたってこの指定を解除するための対話を国防総省と続けてきた。しかし、交渉が実を結ばなかったため、DJIは法的手段に訴える決断をした。

 DJIは声明の中で、自社が製造するドローンはあくまで「消費者向け」および「商業向け」の製品であり、軍事目的で使用されることを意図していないことを強調している。具体的には、DJIはドローンの軍事的な使用に明確に反対する立場を表明しており、DoDが自社をブラックリストに載せたことは誤解や誤った情報に基づいていると主張している。

 さらに、DJIはDoD自身が同社のドローンが軍事用ではなく、消費者および商業用であることを認めている点を指摘している。これにより、DJIはブラックリストに掲載される正当な理由がないと主張しており、法的な手続きを通じて自社の名誉回復と経済活動の正常化を図る意向である。

 この件に関して、DJIは引き続き法廷で争いを続ける見込みであり、米国と中国の間で進行中の技術や安全保障に関連する摩擦の一環としても注目されている。DJIは世界最大級のドローンメーカーとして、米国市場においても多くの顧客を抱えており、この訴訟の結果次第では、両国間の経済・技術的な関係にも影響を及ぼす可能性がある。

【要点】

 ・企業名: DJI(中国のドローンメーカー)
 ・提訴日: 2024年10月19日
 ・提訴相手: 米国国防総省(DoD)
 ・提訴の理由: DJIがDoDの「中国軍事関連企業のブラックリスト」に含まれていることに対して異議を唱え、リストからの削除を求めている。
 ・背景

  ⇨ 2023年初頭にDJIがブラックリストに掲載される。
  ⇨ 16か月以上にわたりDoDと協議したが、進展がなかったため法的手段に訴えることを決定。

 ・DJIの主張

  ⇨ 同社の製品は「消費者向け」および「商業向け」のドローンであり、軍事目的の使用を意図していない。
  ⇨ DoD自身もDJIが軍事用ドローンを製造していないことを認めていると指摘。
ブラックリストに掲載される正当な理由がないと主張。

 ・影響

  ⇨ ブラックリストへの掲載により、米国との取引に制約が生じている。
  ⇨ 訴訟結果によっては、米中間の技術的・経済的関係に影響を与える可能性がある。

【引用・参照・底本】

Chinese drone maker DJI sues US government over inclusion on Pentagon blacklist GT 2024.10.19
https://www.globaltimes.cn/page/202410/1321477.shtml

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