国連・IAEAダンマリか2024年08月12日 16:33

Microsoft Designerで作成
【桃源寸評】

 ウクライナは、自壊作用を起こしている。破れかぶれになっている。

 ロシアのクルスク地域へのウクライナ侵攻もそうであるが、支離滅裂である。

 確かに、〝テロ行為〟へと暴走している。

 西側は、ダンマリでは済まされない。

 グロッシ事務局長、日本の核汚染水の海洋投棄についても容認している〝政治的〟な事務局長である。

【寸評 完】

【概要】

 ロシア外務省の報道官であるマリア・ザハロワ氏は、ウクライナによるザポロジエ原子力発電所(ウクライナ語表記ではザポリージャ原発)への攻撃について、国連と国際原子力機関(IAEA)がこれを非難していないことに対し批判を行った。彼女はSNSへの投稿で、IAEAのラファエル・グロッシ事務局長やIAEAの活動が見当たらないことを疑問視し、国連機関がこの重要な問題に対して適切に対応していないと指摘した。

 さらにザハロワ報道官は、ウクライナのゼレンスキー政権が西側諸国の管理下にあり、自国を破壊し、世界のエネルギーと食糧安全保障を損なった後に核テロを実行し始めたと非難した。

 また、ロシアのミハイル・ウリヤノフ在ウィーン国際機関常駐代表もSNSを通じて、ウクライナ軍がザポロジエ原発を攻撃し、その結果冷却塔の1基で火災が発生したと報告した。彼は、ウクライナ側がこの攻撃の責任をロシア側に転嫁しようとしていると指摘し、ロシアが自らを攻撃するのが趣味であるかのような虚偽の主張をウクライナがしていると批判した。

 ロシア側は、このような攻撃を「核テロ」として強く非難し、国際社会に対して「#StopUkrainianNuclearTerrorism」というハッシュタグを利用するよう呼びかけている。

【詳細】

 ロシア外務省の報道官マリア・ザハロワ氏が、ウクライナによるザポロジエ原子力発電所(ザポリージャ原発)への攻撃について、国連や国際原子力機関(IAEA)の対応に強い不満を表明した。彼女の主張は、ウクライナ政府がこの発電所に対してテロ攻撃を行っているにもかかわらず、国連やIAEAがそれを非難せず、何ら具体的な行動を取っていないというものである。

 背景とロシア側の主張

 ザハロワ氏の発言は、ウクライナ軍がザポロジエ原発を攻撃し、その結果、冷却塔の一つが火災を引き起こしたというロシアの主張に基づいている。ザポロジエ原発は、ウクライナ南部に位置し、現在ロシア軍が管理している施設である。ロシア側は、ウクライナがこの施設を意図的に攻撃し、核の脅威を高めていると非難している。

 国連とIAEAへの批判

 ザハロワ報道官は、IAEAのラファエル・グロッシ事務局長や、IAEAそのものが、この危機的な状況において適切に行動していないと強く非難した。彼女は、IAEAが原子力施設の安全性を監視し、核の脅威に対処する責任を持つ国際機関であるにもかかわらず、ウクライナによるこの「核テロ」に対して沈黙を守っていることを問題視している。

 また、彼女は、ウクライナ政府が西側諸国の支援を受けているとし、その結果、ウクライナが自国を破壊し、さらに世界のエネルギーおよび食糧安全保障に悪影響を与えた後、核テロを実行するようになったと主張した。

 SNSでの国際社会への呼びかけ

 ロシアのウリヤノフ在ウィーン国際機関常駐代表も、SNSを通じてウクライナによる原発攻撃を非難した。彼は、ウクライナが常に自らの攻撃の責任をロシアに転嫁しようとしていると指摘し、今回の原発攻撃でもウクライナがその責任をロシア側に押し付けていると述べた。さらに、ロシア側は「#StopUkrainianNuclearTerrorism」というハッシュタグを使用して、国際社会にウクライナの行為を非難するよう呼びかけている。

 国際的な反応の欠如に対する懸念

 ザハロワ氏の発言は、ロシアがウクライナの行為を「核テロ」として位置づけ、それに対する国際的な非難や対応が欠如していることに対する懸念を反映している。ロシア側は、このような攻撃が地域の安全と安定に重大な影響を与える可能性があると警告しており、国際社会が迅速かつ断固とした行動を取ることを求めている。

【要点】

 ・背景: ロシアは、ウクライナ軍がザポロジエ原子力発電所を攻撃し、冷却塔の一つで火災が発生したと主張。

 ・ロシアの主張: ウクライナがこの原発に対してテロ行為を行っていると非難し、この攻撃を「核テロ」と呼んでいる。

 ・国連とIAEAへの批判

  ➢ ザハロワ報道官は、国連とIAEAがこの攻撃を非難せず、適切な対応を取っていないと非難。
  ➢ 彼女は、IAEAのラファエル・グロッシ事務局長がこの状況に対して行動を起こしていないと指摘。

 ・ウクライナ政府への非難

  ➢ ゼレンスキー政権が西側諸国の支援を受け、自国を破壊し、世界のエネルギーおよび食糧安全保障を脅かした後、核テロを行っているとロシアは主張。

 ・国際社会への呼びかけ:

  ➢ ロシアは「#StopUkrainianNuclearTerrorism」というハッシュタグを使用し、国際社会に対してウクライナの行為を非難するよう呼びかけ。

 ・反応の欠如に対する懸念

  ➢ ロシアは、国連やIAEAがこの問題に対して適切に対応していないことに懸念を示しており、国際社会が迅速かつ断固とした行動を取るべきだと求めている。

【引用・参照・底本】

国連とIAEAはなぜウクライナによる原発攻撃を非難しないのか=露外務省報道官 sputnik 日本 2024.08.12
https://sputniknews.jp/20240812/iaea-18951084.html

オーストリア首相:緊張の緩和と交渉の再開を呼び掛け2024年08月12日 17:29

Microsoft Designerで作成
【桃源寸評】

 ウクライナによる原発攻撃は、核ミサイル攻撃に匹敵するだろう。

 ウクライナ当局、「ロシア側が冷却塔内で古いタイヤを燃やしている」と、<馬鹿も休み休み言え>である。此れで明白である。

【寸評 完】

【概要】

 オーストリアのネーハマー首相は、2024年8月12日にウクライナのザポロジエ原発に対して行ったドローン攻撃について、緊張緩和と交渉の再開を呼び掛けた。首相は攻撃の主体について具体的には言及していないが、核インフラへの攻撃が極めて危険であり、状況を悪化させると警告した。また、IAEA(国際原子力機関)の重要性とスイス・ビュルゲンシュトックでの平和サミットで始まった対話の継続の必要性を強調した。

ウクライナ当局は、ロシア側が冷却塔内で古いタイヤを燃やしていると主張し、攻撃はロシア側の扇動によるものだとしている。一方、原発に駐在するIAEAの専門家は、夕方に爆発音があり、その後に黒煙が立ち上ったと証言している。ロシア側は、ドニエプル川を挟んだニーコポリ(ウクライナ領)から2度にわたってドローン攻撃を受けたと主張している。

【詳細】

 オーストリアのネーハマー首相が2024年8月12日に発表した声明では、ウクライナのザポロジエ原発に対して行ったドローン攻撃に関して、以下のようなポイントが含まれている。

 1.攻撃の警告と呼びかけ: ネーハマー首相は、原発のような重要な核インフラへの攻撃が極めて危険であり、状況をさらに悪化させる可能性があると警告した。彼は、紛争当事者に対して緊張緩和と交渉の再開を呼び掛け、平和的解決を促した。

 2.IAEAの役割と対話の重要性: 首相は、IAEA(国際原子力機関)の重要な役割と、スイスのビュルゲンシュトックで行われた平和サミットで始まった対話の継続の必要性を強調した。IAEAは原発の安全監視を担当しており、その役割が今後さらに重要になると指摘した。

 3.ウクライナ当局の主張: ウクライナ側は、攻撃の原因としてロシア側が原発の冷却塔内で古いタイヤを燃やしていると主張している。また、ロシア側の扇動によるものであり、攻撃の責任を否定している。

 4.IAEAの専門家の証言: 原発に駐在するIAEAの専門家は、攻撃の際に夕方に数回の爆発音を聞いたと証言している。その後、黒煙が立ち上ったことが確認されている。これは攻撃の証拠として、原発の安全性に対する懸念を示している。

 5.ロシア側の主張: ロシアは、ドニエプル川を挟んだウクライナ領ニーコポリから2度にわたってドローン攻撃を受けたと主張している。ロシア側の主張によると、ウクライナ側の攻撃が原発の安全に影響を及ぼす恐れがあるとされている。

 この状況は、原発の安全とその周辺の緊張を高める要因となっており、国際社会はこの問題に対する対応を慎重に検討する必要がある。

【要点】

 1.オーストリア首相の声明

 ・攻撃の警告: 原発への攻撃は極めて危険で、状況を悪化させると警告。
 ・緊張緩和の呼びかけ: 紛争当事者に対して緊張緩和と交渉の再開を呼び掛け。
 ・IAEAの役割: IAEAの重要性と平和サミットでの対話の継続の必要性を強調。

 2.ウクライナ当局の主張

 ・冷却塔での燃焼: ロシア側が冷却塔内で古いタイヤを燃やしていると主張。
 ・攻撃の否定: ロシア側の扇動によるもので、攻撃の責任を否定。

 3.IAEAの専門家の証言

 ・爆発音と黒煙: 夕方に数回の爆発音とその後の黒煙の発生を確認。

 4.ロシア側の主張

 ・ドローン攻撃: ドニエプル川を挟んだウクライナ領ニーコポリから2度にわたってドローン攻撃を受けたと主張。

【引用・参照・底本】

オーストリア首相がザポロジエ原発の攻撃に反応、「戦いを止め、交渉せよ」 sputnik 日本 2024.08.12
https://sputniknews.jp/20240812/iaea-18951084.html

米国の錯誤:「例外主義」と「メシアニズム」2024年08月12日 18:16

Microsoft Designerで作成
【概要】

 東郷和彦氏が指摘するウクライナ危機の原因についての見解は、アメリカの「例外主義」と「メシアニズム」が鍵だとしている。ここでのポイントは以下の通り。

 1.アメリカの例外主義とメシアニズム: ソ連崩壊後、アメリカは自国の例外性を信じ、民主主義や人権の普及を唯一の正しい道としてしまった。この信念が冷戦後の世界秩序に影響を与えたとされている。

 2.現実主義の欠如: アメリカが冷戦終結後、敗者であるロシアの立場や状況を考慮せず、単に自国の利益や理念に基づいた政策を進めた結果、ウクライナ危機が発生したという主張である。

 3.敗者視点の欠如: アメリカが敗者の視点に立ち、ロシアの変化や影響を理解し、共感する姿勢を取っていれば、ウクライナ危機を回避できたという分析がされている。

 この見解は、アメリカの外交政策がどのようにウクライナ危機の背景に影響を与えたかを理解するための一つの視点を提供している。

【詳細】

 東郷和彦氏が述べているウクライナ危機の原因に関する分析は、アメリカの外交政策とその理念がどのように影響を与えたかを掘り下げている。以下にその詳細を説明する。

 1. アメリカの例外主義とメシアニズム

 ・例外主義(American Exceptionalism): アメリカは、ソ連崩壊後に唯一の超大国としての地位を確立し、自己の価値観や制度が世界にとって最善であるという信念を持つようになった。アメリカの例外主義は、「アメリカは他の国と異なる特別な使命や役割がある」という考え方であり、これがアメリカの外交政策に影響を及ぼしたとされている。

 ・メシアニズム(Messianism): これは、アメリカが民主主義と人権の理念を世界に広める使命を持つという信念である。アメリカは自国の成功を他国にも押し付けるべきだとする考え方が、冷戦後の外交政策に反映された。

 2. 現実主義の欠如

 現実主義(Realism): 現実主義は国際関係における安定を重視し、国益を第一に考える立場である。アメリカが現実主義の視点からロシアやその周辺国の状況を冷静に分析し、適切に対応していれば、ウクライナ危機は避けられたかもしれない。つまり、アメリカは冷戦後の新しい国際秩序を構築する際に、ロシアの立場や苦境を考慮するべきだったとしている。

 3. 敗者視点の欠如

 敗者の視点: ソ連崩壊後のロシアは大きな変革と困難に直面しており、アメリカがその状況に共感し、理解を示すことで、より協調的な関係が築けた可能性があると東郷氏は指摘している。アメリカが敗者の立場に立ち、ロシアの変化や困難に対して支援や理解を示していれば、国際関係はより安定したものになり、ウクライナ危機も回避できたかもしれない。

 結論

 東郷氏の見解によれば、アメリカの外交政策はその例外主義とメシアニズムによって、冷戦後の国際関係を不安定にし、結果としてウクライナ危機を招いたとされる。アメリカが現実主義の立場から敗者であるロシアの状況を理解し、より協調的なアプローチを取っていれば、今日のウクライナ危機は避けられた可能性があるというのが、彼の主張である。

【要点】

 東郷和彦氏のウクライナ危機の原因に関する見解を箇条書きで説明する。
 
 1.アメリカの例外主義

 ・アメリカは冷戦終結後、唯一の超大国としての地位を確立。
 ・自国の価値観や制度が世界で最善とする信念を持つようになった。
 ・これにより、アメリカの外交政策が影響を受けた。

 2.アメリカのメシアニズム

 ・アメリカが民主主義と人権の理念を世界に広める使命を持つという信念。
 ・自国の成功や価値観を他国にも押し付けるべきだとする考え方。

 3.現実主義の欠如

 ・現実主義とは、国際関係における安定を重視し、国益を第一に考える立場。
 ・アメリカが現実主義の視点でロシアや周辺国の状況を考慮しなかった。
 ・その結果、ウクライナ危機が発生したとされる。

 4.敗者視点の欠如

 ・ソ連崩壊後のロシアは変革と困難に直面していた。
 ・アメリカがロシアの状況に共感し、理解を示すことで協調的な関係を築けた可能性がある。

 そのようなアプローチが取られていれば、ウクライナ危機を回避できたかもしれない。

【引用・参照・底本】

ウクライナ危機勃発の原因は超大国の例外主義=外務省元高官 sputnik 日本 2024.08.12
https://sputniknews.jp/20240812/iaea-18951084.html

グロッシ事務局長:<喧嘩過ぎての棒千切>か2024年08月12日 18:37

Microsoft Designerで作成
【概要】

 2024年8月11日、ウクライナ軍によるドローン攻撃がザポロジエ原発(ザポリージャ原発)の冷却塔を直撃し、火災が発生した。国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長はこの攻撃を「国連安保理の決定原則に反する」と批判したが、具体的にウクライナ軍の責任については言及しなかった。

 IAEAによると、原発の冷却塔が破損しても、運転停止中の全6基の安全には直接的な影響はなく、放射性物質の漏洩も確認されていない。火災は同日午後11時半ごろにはほぼ消し止められ、原発事故のリスクはないとされている。

【詳細】

 2024年8月11日の夕方、ザポロジエ原発(ザポリージャ原発)に対してウクライナ軍のドローンが攻撃を行い、冷却塔が直撃されて火災が発生した。この攻撃に関して、国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は強く批判した。彼は原発への攻撃が国連安保理の決定原則に反するとし、こうした無謀な攻撃が原子力安全を危険にさらし、原発事故のリスクを高めると述べた。

 しかし、グロッシ事務局長は攻撃を行ったウクライナ軍に対する直接的な言及は行わなかった。IAEAの専門家チームは、11日夕方に原発北西部の冷却塔から黒煙が上がっているのを確認し、ドローン攻撃によるものと報告を受けた。

 IAEAの見解によると、冷却塔が破損したものの、現在運転停止中の全6基の原子炉には直接的な影響がないとしている。冷却塔の攻撃が放射性物質の漏洩に繋がることはなく、放射性レベルにも変化は確認されていない。火災は同日午後11時半ごろにはほぼ消し止められ、原発事故のリスクはないとされている。

 この状況は原発の安全性には重大な影響を及ぼしていないものの、原発周辺での安全確保の重要性が改めて強調されている。

【要点】

 1.攻撃の概要: 2024年8月11日夕方、ウクライナ軍のドローンがザポロジエ原発の冷却塔を攻撃し、火災が発生。

 2.IAEAの反応: 国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は、原発への攻撃が国連安保理の決定原則に反すると批判。攻撃によって原子力安全が危険にさらされると述べるが、攻撃を行ったウクライナ軍への言及はなし。

 3.IAEAの調査結果

 ・冷却塔の破損: 攻撃により冷却塔が破損。
 ・原子炉の安全性: 現在運転停止中の全6基の原子炉には直接的な影響なし。
 ・放射性物質: 放射性物質の漏洩は確認されず、放射性レベルに変化なし。

 4.火災の状況

 ・発生: 11日午後8時半ごろにドローンが冷却塔に直撃し、火災が発生。
 ・鎮火: 同日午後11時半ごろには火災がほぼ消し止められる。
 ・原発事故リスク: 現時点で原発事故のリスクはないとされる。

【引用・参照・底本】

IAEAトップ、ザポロジエ原発攻撃を批判 ウクライナ軍の責任には言及せず sputnik 日本 2024.08.12 16:51
https://sputniknews.jp/20240812/iaea-18952567.html

グロッシ事務局長:<喧嘩過ぎての棒千切>か2024年08月12日 18:37

Microsoft Designerで作成
【概要】

 2024年8月11日、ウクライナ軍によるドローン攻撃がザポロジエ原発(ザポリージャ原発)の冷却塔を直撃し、火災が発生した。国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長はこの攻撃を「国連安保理の決定原則に反する」と批判したが、具体的にウクライナ軍の責任については言及しなかった。

 IAEAによると、原発の冷却塔が破損しても、運転停止中の全6基の安全には直接的な影響はなく、放射性物質の漏洩も確認されていない。火災は同日午後11時半ごろにはほぼ消し止められ、原発事故のリスクはないとされている。

【詳細】

 2024年8月11日の夕方、ザポロジエ原発(ザポリージャ原発)に対してウクライナ軍のドローンが攻撃を行い、冷却塔が直撃されて火災が発生した。この攻撃に関して、国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は強く批判した。彼は原発への攻撃が国連安保理の決定原則に反するとし、こうした無謀な攻撃が原子力安全を危険にさらし、原発事故のリスクを高めると述べた。

 しかし、グロッシ事務局長は攻撃を行ったウクライナ軍に対する直接的な言及は行わなかった。IAEAの専門家チームは、11日夕方に原発北西部の冷却塔から黒煙が上がっているのを確認し、ドローン攻撃によるものと報告を受けた。

 IAEAの見解によると、冷却塔が破損したものの、現在運転停止中の全6基の原子炉には直接的な影響がないとしている。冷却塔の攻撃が放射性物質の漏洩に繋がることはなく、放射性レベルにも変化は確認されていない。火災は同日午後11時半ごろにはほぼ消し止められ、原発事故のリスクはないとされている。

 この状況は原発の安全性には重大な影響を及ぼしていないものの、原発周辺での安全確保の重要性が改めて強調されている。

【要点】

 1.攻撃の概要: 2024年8月11日夕方、ウクライナ軍のドローンがザポロジエ原発の冷却塔を攻撃し、火災が発生。

 2.IAEAの反応: 国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は、原発への攻撃が国連安保理の決定原則に反すると批判。攻撃によって原子力安全が危険にさらされると述べるが、攻撃を行ったウクライナ軍への言及はなし。

 3.IAEAの調査結果

 ・冷却塔の破損: 攻撃により冷却塔が破損。
 ・原子炉の安全性: 現在運転停止中の全6基の原子炉には直接的な影響なし。
 ・放射性物質: 放射性物質の漏洩は確認されず、放射性レベルに変化なし。

 4.火災の状況

 ・発生: 11日午後8時半ごろにドローンが冷却塔に直撃し、火災が発生。
 ・鎮火: 同日午後11時半ごろには火災がほぼ消し止められる。
 ・原発事故リスク: 現時点で原発事故のリスクはないとされる。

【引用・参照・底本】

IAEAトップ、ザポロジエ原発攻撃を批判 ウクライナ軍の責任には言及せず sputnik 日本 2024.08.12 16:51
https://sputniknews.jp/20240812/iaea-18952567.html