無意味なストルテンベルグの発言2023年09月19日 09:18

日本風俗図絵 第2輯(国立国会図書館デジタルコレクション)
 NATO事務総長ヤンス・ストルテンベルグの発言は、ウクライナの現在進行中の紛争と、平和的な解決の難しさを強調している。

 ストルテンベルグは、ウクライナの紛争が長期化する可能性が高いと考えており、西洋諸国は長期的な関与に備えるべきだと述べている。これはウクライナがロシアの軍隊に対抗する努力を支援し続ける意向を示唆している。

 速やかな平和を望みつつも、ウクライナのゼレンスキー大統領がロシアに対する軍事的勝利を目指す姿勢を支持している。これはNATOが紛争の軍事的解決を優先していることを示唆している。

 報道によれば、ウクライナの反攻がロシア軍に対抗する難しさを西洋の公式や軍事プランナーが認識しているとされている。これはウクライナの軍事的な成功の可能性が制約されていると見られていることを意味する。

 この紛争はウクライナに大きな犠牲をもたらしており、ウクライナ軍の高い死傷者数が報告されている。ストルテンベルグの発言は、この紛争の人的被害を認識している。

 NATOが軍事的解決ではなく外交的解決を推進し続けると主張している。これは、ロシアが外交的解決を検討する用意がある一方、一部の地域がウクライナに戻らない可能性を考慮していることを示唆している。

 ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアとの交渉を拒否し、クリミアを含む一部の地域を再び掌握することにコミットしている。この姿勢はワシントンから支持されている。

 ロシアは紛争の外交的解決には賛成しているが、「新しい領土的現実」を考慮する必要があると主張しており、一部の地域がウクライナに戻らない可能性を示唆している。ロシアはまた、ゼレンスキーではなく、西側の指導者と直接交渉することを好むと表明している。

 ウクライナの状況は依然として複雑で情緒的であり、関係者間で異なる意見と優先事項が存在している。紛争に対する持続的で平和な解決を実現することは、依然として大きな課題である。

【要点】

ウクライナ戦争が長期化する可能性があるというNATO事務総長イェンス・ストルテンベルグの警告と、紛争の軍事的解決への彼の主張について論じている。これは、ロシアは外交に前向きだが、いかなる和平協定もクリミアとロシアが併合したウクライナの4地域の「新たな領土現実」を考慮する必要があるとするロシアの立場とは対照的である。

西側諸国は長期戦争に備える必要があるというストルテンベルグ氏の声明は、NATOが紛争の早期終結を期待していないことを示唆しているため、重要である。これは、ウクライナの進行中の反撃が成功する可能性は低いと認めている西側当局者や軍事計画立案者の最近の評価と一致している。

ストルテンベルグ氏の軍事的解決への主張も注目に値し、NATOがロシアへの領土割譲を伴う和平協定交渉をウクライナに圧力をかけるつもりはないことを示唆している。これは、ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領だけがいつ和平を求めるかを決めることができるという米国の立場と一致している。

一方、ロシアの立場は、いかなる和平協定もクリミアとロシアが併合したウクライナの4地域の「新たな領土の現実」を考慮する必要があるというものだ。失われた領土をすべて取り戻すと誓ったウクライナにとって、これはスタートではない。

ゼレンスキー大統領が4月にロシアとのあらゆる交渉を禁止する法令を発令し、クリミアと併合された4地域を奪還すると繰り返し誓ったことにも触れている。これは、ウクライナがロシアへの領土割譲を伴う交渉による解決にも興味がないことを示唆している。

どちらの側も主要な要求について妥協するつもりはないため、ウクライナでの戦争はしばらく長引く可能性が高いことを示唆している。

NATOの事務総長であるイエンス・ストルテンベルグ氏が、ウクライナでの戦争がロシアが武器を置くまで終わらないと述べたことを伝えている。また、ウクライナ大統領のウォロディミル・ゼレンスキー氏がロシアに軍事的に勝利することを支持していると報じている。

西側は「長期戦」に備えなければならないとのことである。また、ウクライナが6月に開始したロシア軍に対する反撃は成功していない可能性が高く、冬が近づくと戦線はほとんど変わらなくなるだろうと報じている。

さらに、ロシア大統領のウラジーミル・プーチン氏は、この反撃開始以来、71,000人以上のウクライナ兵が死亡したと主張している。ウクライナ筋によると、一部の部隊は兵力の90%を失っているとのことであるが、ストルテンベルグ氏は、NATOは軍事的な解決策を追求し続けると主張した。

ストルテンベルグ氏は、「私たちは皆、迅速な平和を望んでいます」と述べている。「しかし、同時に、認識しなければなりません。大統領ゼレンスキーとウクライナ人が戦いをやめれば、彼らの国は存在しなくなります。プーチン大統領とロシアが武器を置けば、平和が訪れるでしょう」。

ゼレンスキー氏は、昨年4月にトルコが仲介した和平協定から離脱し、ロシアとのすべての交渉を禁じる勅令を出した。さらに、彼は、ドネツク、ルガンスク、ヘルソン、ザポリージャなどの以前のウクライナ地域、および2014年に圧倒的多数でロシア連邦への加入を投票したクリミアを奪還することを繰り返し誓っている。

ゼレンスキー氏のこの姿勢は、ウクライナの指導者だけがいつ和平を求めるかを決定できることを繰り返し主張してきた米国の支持を得ている。一方で、米国国務長官のアントニー・ブリンケン氏は、プーチン氏が「意味のある外交」を拒否しているとして非難している。

ロシアは、紛争の外交的解決にオープンであると主張しているが、和平協定は「新しい領土的現実」を考慮に入れなければならないとしている。すなわち、ドネツク、ルガンスク、ヘルソン、ザポリージャ、クリミアは決してウクライナに返還されないということである。さらに、ロシア外相のセルゲイ・ラブロフ氏は、交渉は「西側の操り人形であるゼレンスキー氏ではなく、直接彼の主君と行う」だろうと述べている。

NATOはウクライナでの戦争が長期化する可能性に備えており、ウクライナの軍事勝利を支持している。ウクライナは、ロシアが武器を置くまで戦うことを誓っている。ロシアは、和平協定は「新しい領土的現実」を考慮に入れなければならないとしており、ウクライナとの直接交渉を拒否している。

【桃源寸評】

 「ウクライナ敗北なら世界大戦」と宣うゼレンスキー大統領、ハッキリ言って、冗談も好い加減にしろ、と逆に云いたい。 

 また、「プーチン(ロシア大統領)を食い止めるか、世界大戦を始めるか、全世界が選ばなければならない」とも云うが、自惚れを超えて<狂気の沙汰>である。

 何と言われようが、"世界大戦を選ぶことは無い"、分かったか、ゼレンスキー。

 大言壮語は狂気への道筋である。未だ正気が多少でも残るなら、ゼレンスキーに強く求められるのは、"即時停戦"であり、和平交渉である。それ以外には何もない。

 ウクライナの国民の悲惨な窮状を知れ。

 何か戦争に"大義"があると思うのか。如何なる戦争にも大義は皆無であると知れ。

 ゼレンスキーよ、只の木偶坊よ、傀儡よ、身の程知らずの自己陶酔のパフォーマンスを止めよ。

 戦争をどうしても続けたいならば、自前能力の範囲内で続けよ。

 ゼレンスキーと其の一派が全世界を代表して戦争しているのでは絶対にない。況してや民主主義や自由主義の為でもなかろう。寧ろ其の反対で破壊している。

 いつ迄、間抜けな踊りを踊らされているだ。ゼレンスキーの意地より、国民の安寧秩序を守れ。

 戦争が勃発するにはそれなりの原因が潜んでいるのだ。よく考えよ。其れが仕掛けられているのだ。

 西側諸国にちやほや持ち上げられて自分を何様にでもなった気でいるのか。

 西側は米国に脅されているだけだ。

 誇大妄想の虚言の如く、"全世界"などの大袈裟な云い方は止めよ。

 ウクライナは代理戦争させられているだけだ。

 目覚めよ、そして戦争を即時止めよ。

 敗北など掃いて捨てるほどある。

 二十年も戦った、それも軍事力でも経済力でも比較にならない程の相手とだ、其の挙句の米国の潰走振りを目の当たりにしているだろう。

 今、ウクライナが相手しているのは、正規軍である、其れも軍事力に優り、核大国でもある。其れを米国の得意技でもある、煽動、誘き出しの手段で、更なる大事にしようと、はったりを言うのか。

 じり貧のウクライナの起死回生の策が"ウクライナ敗北なら世界大戦"なのか。
 <馬鹿も休み休み言え>、行末はどうなるのか、想像したことも無いのか。
 そう、仕方がないか、想像を絶するから。

 <長追いは無益>なり、ゼレンスキーよ。

 <国破れて山河>破れるか。 

(引用文:「敗北なら世界大戦」 ゼレンスキー氏が警告 日本経済新聞 2023.09.16等)

引用・参照・底本

‘Prepare for long war’ – NATO chief RT 2023.09.17

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