米国:ISISを使ってイラクを不安定化2024年03月03日 19:24

国立国会図書館デジタルコレクション「清水清玄・直宿之助・桜ひめ」を加工して作成
 イラク政治家、米国がISISを使ってイラクを不安定化しようとしていると告発

 イラクの政治家数名が、テロ組織ISISの残党を利用してイラクを不安定化しようとしているのはアメリカだと暴露した。

 イラクの有力政治組織ファタハ連合のメンバーであるアリー・アル・ファトラーウィー氏は、「アメリカはイラク国内の一部地域に拠点を置くISISを扇動し、イラク治安部隊に対する攻撃を実行させようとしている」と述べている。

 イラク政治問題専門家ガーセム・アル・タミーミー氏は、「アメリカはイラクの石油収入を支配しており、イラク国内に軍隊を駐留させてシオニスト政権イスラエルへの支援を続けるために、この問題をイラク政府に対する圧力行使の手段として利用している」と指摘している。

 背景

 アメリカは2003年にイラクを侵略し、サダム・フセイン政権を打倒した。その後、イラクは長期的な混乱と暴力に陥り、ISISが台頭した。アメリカはISISとの戦いにおいてイラク政府を支援しているが、イラク国内に駐留する米軍の存在はイラク国民の反発を招いている。

 今後の見通し

 アメリカとイラクの関係は今後も緊張状態が続くと予想される。ISISの残党はイラク国内の治安を脅かし続ける可能性がある。イラク政府はISISの脅威に対処し、国民の信頼を得るために努力する必要がある。

【視点】

イラク政治家、米国がISISを使ってイラクを不安定化しようとしていると主張

イラクの政治家たちは、米国がテロ組織ISISの残党を利用してイラクを不安定化しようとしていると主張している。

ファタハ連合のメンバーであるアリー・アル・ファトラーウィー氏は、米国はイラクの一部地域に拠点を置くISISを扇動し、イラク治安部隊に対する攻撃を実行させようとしている、米国はイラクの混乱に乗じて、自国の利益を追求しようとしている、と述べている。

イラク政治問題専門家ガーセム・アル・タミーミー氏は、

米国はイラク産石油の収入を掌握しており、自国がイスラエルへの支援のためにイラク国内に軍隊を駐留させ続けるために、この問題をイラク政府に対する圧力行使の手段としている、と指摘している。

これらの主張は、

米国とイラクの関係が緊張していることを示している、
米国がイラクの政治に介入しようとしているという懸念を表明している、
イラクの政情不安が続く可能性を示唆している、
米国とイラクの関係がさらに悪化する可能性を示唆している、

今後のイラクの情勢を占う上で重要な意味を持つと言える。

引用・参照・底本

イラク政治家、「米はISISを使い我が国の不安定化を目論む」 ParsToday 2024.03.02

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