中国の希土輸出量は前年同期比10%減少し、輸入量も同5.5%減少2026-08-08 19:55

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【概要】

 2026年8月7日に公表された中国税関総署の貿易統計によると、2026年1~7月の中国の希土輸出量は前年同期比10%減少し、輸入量も同5.5%減少した。また中国希土集団が同日発表した2026年上半期決算では、売上高は前年同期比減少したものの純利益は大幅な増益となり、業界の需給環境は改善し市況は上昇傾向にあるとの見方を示した。背景には2025年11月8日に施行された希土関連資機材・素材等の輸出管理制度の導入があり、関係者は同措置の法的正当性、国際的な慣例との整合性、ならびに民生用途への影響に配慮した運用方針を述べている。
  
【詳細】 

 貿易統計

 ・輸出:2026年7月単月の希土輸出量は4,223.5トン。1~7月の累計輸出量は34,706.3トンで、前年同期と比較し10%減少した。

 ・輸入:2026年7月単月の希土輸入量は9,451.3トン。1~7月の累計輸入量は63,323.0トンで、前年同期比5.5%の減少となった。

 中国希土集団の経営状況と業界見通し

 ・2026年1~6月(上半期)の売上高は16億4700万元で、前年同期比12.19%減少。

 ・上半期の株主帰属純利益は2億3700万元で、前年同期比46.53%の増加となった。

 ・同社の半期報告書によれば、希土業界の需給関係は調整を経つつ改善を続けており、産業政策と下流市場の需要拡大を含む複数の好材料に後押しされ、市況は総じて上昇する傾向にある。

 輸出管理措置

 ・2025年10月、中国商務部と税関総署は、超硬材料、希土関連設備・素材、電池関連品目を対象とした輸出管理措置を公表した。

 ・2025年11月8日より、ホルミウムを含む5種類の中重希土元素、リチウムイオン電池、合成黒鉛負極材、ならびに希土関連設備・素材等について、許可を得ていない輸出は禁止されている。

 ・商務部は、同措置は法令に基づいて実施されるものであり、国際的な慣例に合致し、国家の安全と利益を守り、不拡散を含む国際的義務を履行するためのものであると説明している。

 ・2026年4月9日の商務部報道官談話では、世界の民生分野の正当な需要に配慮し、法令に基づいて民生用途の輸出を承認する方針が示された。

 ・希土資源を専門とする分析家は、今回の管理措置は戦略的資源の安全保障とサプライチェーンの安定化を目的とした国際的にも一般的な措置であり、特定の国を標的としたものではなく、また民生用途の通常の貿易には影響を与えないよう配慮されているとの見解を示している。

【要点】

 ・2026年1~7月の中国希土輸出量は前年同期比10%減、輸入量は同5.5%減
中国希土集団の2026年上半期実績は、売上高は減少したが純利益は46.53%増の大幅増益

 ・同社は希土市況が政策と需要拡大を背景に上昇傾向にあると判断

 ・2025年11月より希土関連設備・素材・一部希土元素等に対する輸出許可制度が施行

 ・措置は法令と国際慣例に基づく安全保障上の措置とされ、民生用途の正当な輸出は法令に基づき承認される方針であり、特定国を対象とするものではないとされている

【引用・参照・底本】

China’s Jan-July rare-earth exports fall 10%; China Rare Earth Group sees ‘upward’ market conditions GT 2026.08.07
https://www.globaltimes.cn/page/202608/1367748.shtml

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