ステルス戦闘機J-35Aの公式コードネーム:「雲龍(ユンロン)」 ― 2026-09-21 22:17
【概要】
2026年9月20日付けで発表された報道によると、中国中央テレビ(CCTV)が建国記念日にあたる第26回国防教育日の特別番組内で、ステルス戦闘機J-35Aの公式コードネームが「雲龍(ユンロン)」であることを正式に確認した。軍事専門家は、この命名には機体の性能と中国の文化的象徴の両方が反映されており、近年の軍用航空機に対し中国自身が主体的に名称を公表する姿勢は、受け身から主体的な発信への転換を示すものであるとの見解を示した。
【詳細】
公表の経緯:9月20日放送の特別番組では、J-35AのほかJ-10「猛龍」、J-11「翼龍」、J-16「潜龍」、J-20「威龍」、H-6K「戦神」、Y-20「昆鵬」の各機名が順に紹介された。2025年9月には軍事専門チャンネルの番組でJ-35Aを含む4機のデザインコンセプトが紹介され、当時から愛好家の間で「雲龍」が同機のコードネームではないかとの見方があったが、今回の番組で公式に確認された形となる。
命名の意味:軍事専門家の張軍舎氏によると、「雲龍」は『易経』の「雲は龍に従い、風は虎に従う」の一節に由来し、雲間を縫うように出没し痕跡を残さない姿が、第5世代ステルス機であるJ-35Aの低被探知性・高機動性能に合致する。「龍」シリーズ各機の命名は「性能に対応させつつ文化的な意味合いを持たせる」原則に基づき、例えばJ-16「潜龍」は電波を覆い隠す電子戦能力を、J-10「猛龍」は敏捷性を表すなど、それぞれの役割と特性を反映させている。またパキスタンと共同開発のJF-17は「梟龍」と名付けられ、長距離飛行能力や運用の多様性などを表すとされる。
命名体系の意義:2022年7月に中国航空工業集団が初めて軍民間航空機の命名規則を体系的に定め、従来の一部の愛称を公式に認定した上で「中国らしさを持った命名体系」を整備した。張氏は、従来は国外から名称を付与されることが多かったのに対し、自ら主体的に文化的背景を持つ名前を公表することで、国内外での記憶・伝播が容易になり、軍事交流における中国製装備の明確なイメージ形成と発信力強化に資すると説明。「猛龍」から「威龍」、さらに「雲龍」への推移は、空軍の能力が敏捷性から戦略的抑止力、そしてステルスによる制空へと発展してきた歩みを映し出すものでもあるとしている。
【要点】
・CCTVが国防教育日特別番組にて、J-35Aのコードネームが「雲龍」であることを正式に示した。
・命名は『易経』の一節に由来し、同機のステルス性と高機動性を表すと同時に、中国の伝統文化の象徴を用いている。
・J-10「猛龍」、J-20「威龍」など他の主力戦闘機も「龍」を含む名前で統一され、それぞれの性能・役割に対応した内容となっている。
・2022年に命名規則が整備されて以降、中国側が主体的に名称を発信する方式へ移行し、装備のイメージ構築と国際的な発信力向上を図っている。
【引用・参照・底本】
State media program confirms PLA Air Force J-35A codename Yunlong, expert says naming reflects both capabilities, cultural symbolism GT 2026.09.20
https://www.globaltimes.cn/page/202609/1370985.shtml
2026年9月20日付けで発表された報道によると、中国中央テレビ(CCTV)が建国記念日にあたる第26回国防教育日の特別番組内で、ステルス戦闘機J-35Aの公式コードネームが「雲龍(ユンロン)」であることを正式に確認した。軍事専門家は、この命名には機体の性能と中国の文化的象徴の両方が反映されており、近年の軍用航空機に対し中国自身が主体的に名称を公表する姿勢は、受け身から主体的な発信への転換を示すものであるとの見解を示した。
【詳細】
公表の経緯:9月20日放送の特別番組では、J-35AのほかJ-10「猛龍」、J-11「翼龍」、J-16「潜龍」、J-20「威龍」、H-6K「戦神」、Y-20「昆鵬」の各機名が順に紹介された。2025年9月には軍事専門チャンネルの番組でJ-35Aを含む4機のデザインコンセプトが紹介され、当時から愛好家の間で「雲龍」が同機のコードネームではないかとの見方があったが、今回の番組で公式に確認された形となる。
命名の意味:軍事専門家の張軍舎氏によると、「雲龍」は『易経』の「雲は龍に従い、風は虎に従う」の一節に由来し、雲間を縫うように出没し痕跡を残さない姿が、第5世代ステルス機であるJ-35Aの低被探知性・高機動性能に合致する。「龍」シリーズ各機の命名は「性能に対応させつつ文化的な意味合いを持たせる」原則に基づき、例えばJ-16「潜龍」は電波を覆い隠す電子戦能力を、J-10「猛龍」は敏捷性を表すなど、それぞれの役割と特性を反映させている。またパキスタンと共同開発のJF-17は「梟龍」と名付けられ、長距離飛行能力や運用の多様性などを表すとされる。
命名体系の意義:2022年7月に中国航空工業集団が初めて軍民間航空機の命名規則を体系的に定め、従来の一部の愛称を公式に認定した上で「中国らしさを持った命名体系」を整備した。張氏は、従来は国外から名称を付与されることが多かったのに対し、自ら主体的に文化的背景を持つ名前を公表することで、国内外での記憶・伝播が容易になり、軍事交流における中国製装備の明確なイメージ形成と発信力強化に資すると説明。「猛龍」から「威龍」、さらに「雲龍」への推移は、空軍の能力が敏捷性から戦略的抑止力、そしてステルスによる制空へと発展してきた歩みを映し出すものでもあるとしている。
【要点】
・CCTVが国防教育日特別番組にて、J-35Aのコードネームが「雲龍」であることを正式に示した。
・命名は『易経』の一節に由来し、同機のステルス性と高機動性を表すと同時に、中国の伝統文化の象徴を用いている。
・J-10「猛龍」、J-20「威龍」など他の主力戦闘機も「龍」を含む名前で統一され、それぞれの性能・役割に対応した内容となっている。
・2022年に命名規則が整備されて以降、中国側が主体的に名称を発信する方式へ移行し、装備のイメージ構築と国際的な発信力向上を図っている。
【引用・参照・底本】
State media program confirms PLA Air Force J-35A codename Yunlong, expert says naming reflects both capabilities, cultural symbolism GT 2026.09.20
https://www.globaltimes.cn/page/202609/1370985.shtml

