米国、嘘・捏造塗れの歴史2024年04月16日 17:19

国立国会図書館デジタルコレクション「乾也粉本 [22]」を加工して作成
 ロシア・ウクライナ紛争のさなか、中国がロシアを支援しているとされるものに関する西側メディアの最近の非難に批判的な視点を提供している。
 
 西側メディアが、ロシアの兵器に中国の部品が使用されているという主張を繰り返しているが、その主張を裏付ける確固たる証拠を提示していないことを浮き彫りにしている。

 これらの言及されている製品は通常、本質的に民間であり、サーモグラフィー、消防、インテリジェント運転などのさまざまな業界で広く使用されていると主張している。米国メディアが結論を急ぎ、十分な証拠なしに民生用製品を軍事支援になぞらえていると批判している。

 さらに、アメリカ・マスコミの非難は、欧米がロシアを打ち負かし損ねたことに対する非難をそらすことと、中国企業に対する制裁を正当化することの2つの主な目的に役立っていることを示唆している。米国は理不尽で、中国を封じ込めるためにあらゆる手段に訴えることを厭わないと非難している。

 ロシア・ウクライナ紛争における中国の「積極的中立」の姿勢と、ウクライナへの重火器供与という米国の行動を対比させている。中国は地域紛争のいかなる当事者にも武器供与を控えているが、米国のアプローチは無能さを露呈しているに過ぎないと結論付けている。

 ロシア・ウクライナ紛争における中国の立場を強く擁護する一方で、西側メディアによる偏向した根拠のない非難と認識していることを批判している。

【視点】

ウクライナ紛争における中国のロシア支援に関する米国メディアの非難を批判する見解を示している。

アメリカ・マスコミの非難:ブルームバーグなどの米メディアが、中国が具体的な証拠を示さずにロシアに軍事装備の重要部品を供給していると非難していると批判している。

中国のスタンス:中国は「積極的中立」を強調し、紛争のいかなる当事者にも軍事援助を提供していないと主張している。米国のメディアが言及した製品の民間用途に焦点を当てている。

米国の非難の背後にある動機:米国が次のことを目指していることを示唆している。

責任を転嫁する:ロシアの戦闘能力の継続について中国を非難することで、長引く戦争の責任をそらす。

中国企業への制裁:中国のハイテクセクター内の都合のいい標的に制裁を課すことの正当性を探る。

米国の行動との比較:中国のアプローチと米国のウクライナへの重火器輸送を対比し、米国の偽善と自己反省の欠如を示唆している。

・ロシア・ウクライナ紛争における中国の役割に関する西側メディアの報道を批判したものである。

・非難:西側メディア、特にブルームバーグが、中国がロシアに軍事部品を供給していると誤って非難していると主張している。

・中国の姿勢:中国は「積極的中立」の立場を維持し、軍事援助を否定している。

・西側の動機:西側諸国が紛争長期化の責任をそらし、中国を制裁する口実を求めていることを示唆している。

・中国対アメリカ:中国の「積極的中立」とアメリカのウクライナへの軍事支援を対比し、アメリカが偽善的で無能であることを示唆している。

・米国とその同盟国は、中国がロシアに経済的・外交的支援を提供していると非難している。

・欧米マスコミの非難:ブルームバーグをはじめとする西側メディアが、中国が具体的な証拠を示さずにロシア軍に重要な部品を供給していると非難していると批判している。

・中国のスタンス:中国は紛争における「積極的中立」の立場を維持し、致命的な軍事援助の提供を否定している。これは、言及されたコンポーネントが民間用途を持っていることを強調している。

・米国の動機:米国が次のことを目指していることを示唆している。

・責任を転嫁する:ロシアの戦闘能力の継続について中国を非難することで、紛争の長期化の責任をそらす。

・制裁中国:標的となった中国企業に制裁を課すための正当性を創出する。

・中国対米国:中国の「積極的中立」と米国のウクライナへの重火器供与を対比し、米国が戦争を煽っていることを示唆している。

【桃源寸評】

 米国による責任転嫁と捏造の可能性:歴史と現状

 米国が他国に責任を転嫁し、捏造情報を拡散する歴史は古く、ベトナム戦争やイラク戦争など、多くの例が存在する。近年では、中国に対する情報操作も活発化しており、今回の中国のロシア支援疑惑についても、米国による責任転嫁や捏造の可能性を否定することはできない。

 米国による捏造情報の拡散:歴史と事例

 米国が他国に戦争を仕掛ける口実として、あるいは自国の利益を守るために、捏造情報を拡散してきた歴史は古く、ベトナム戦争やイラク戦争はその代表的な例である。以下では、これらの戦争における米国による捏造情報について詳しく説明する。

 ベトナム戦争

 トンキン湾事件: 1964年8月、北ベトナム軍が米艦を攻撃したとして、米国は北ベトナムへの大規模な空爆を開始した。しかし、後にこの事件は捏造されたものであることが判明した。

 南ベトナム軍による虐殺: 1968年、米軍と南ベトナム軍がソンミ村で民間人を虐殺したという事件が明らかになった。米国政府は当初、この虐殺を否定しようとしたものの、後に真相が明らかにされ、国際的な批判を浴びた。

 イラク戦争

 大量破壊兵器の存在: 2003年、米国はイラクが大量破壊兵器を保有しているという理由でイラク戦争を開始した。しかし、戦争後も大量破壊兵器は見つからず、米国政府は虚偽情報を拡散したことを認めた。

 インキュベーターベビー: 1990年、イラクのクウェート侵攻を正当化するために、イラク兵士がクウェートの病院でインキュベーターから取り出した赤ん坊を殺害したという話が捏造された。この話は、コリーン・パウエル国務長官が国連安全保障理事会で演説する際に使用された。

 その他の事例

 キューバ危機: 1962年、米国はキューバにソ連の核ミサイルが配備されていると主張し、キューバ海上封鎖を行った。しかし、後にこの情報は誤りであったことが判明した。

イラン・コントラ事件: 1980年代、米国政府はイランへの武器密売を通じて、ニカラグアの反政府ゲリラを支援していた。この事件は、議会での調査によって明らかにされた。

 米国による捏造情報の拡散の背景

 米国が捏造情報を拡散する理由は様々であるが、一般的には以下の点が挙げられる。

 戦争の正当化: 米国は、戦争を正当化するために、敵国に対する脅威を誇張したり、捏造したりすることがある。

 世論操作: 米国は、世論を操作するために、国民を欺いたり、ミスリードしたりすることがある。

 政治目的の達成: 米国は、特定の政治目的を達成するために、捏造情報を拡散することがある。

 捏造情報の拡散の影響

 米国による捏造情報の拡散は、以下のような影響を与える。

 国際関係の悪化: 捏造情報は、国際的な不信感を招き、国際関係を悪化させる可能性がある。

 戦争の勃発: 捏造情報は、戦争の勃発を正当化するために利用される可能性がある。

 人権侵害: 捏造情報は、人権侵害を正当化するために利用される可能性がある。

 情報に対する批判的思考の重要性

 米国のような強力な国が捏造情報を拡散する可能性があることを認識することが重要である。情報に対しては常に批判的に考え、情報源の信頼性や情報の整合性を検証する必要がある。

 今回の中国のロシア支援疑惑における米国の行動

 今回の中国のロシア支援疑惑においても、米国は以下のような行動を取っており、責任転嫁や捏造を疑わせる点がある。

 具体的な証拠の提示: 米国は、中国がロシアに軍事支援を行っているという疑惑を主張しているが、具体的な証拠を提示していない。

 情報源の不明確さ: 米国が主張している情報は、匿名の情報源に基づいているものが多く、情報源の信頼性が不明確である。

 政治目的の可能性: 米国による中国への批判は、政治的な目的を帯びている可能性がある。中国の台頭を抑制し、米国の覇権を維持するために、中国を敵対視する必要性を訴えていると考えられる。

 情報に対する批判的思考の重要性

 このような状況において、私たちは情報に対して批判的に考えることが重要である。情報源の信頼性や情報の整合性を検証し、鵜呑みにせず、多角的に情報を分析する必要がある。

 今回のケースにおける考察

 今回の中国のロシア支援疑惑は、情報が錯綜しており、真偽を判断するのは困難である。米国による責任転嫁や捏造の可能性も否定できない。

 情報収集を進め、批判的に分析していくことで、より客観的な判断を下すことが重要である。

 参考図を一冊挙げる。:『アメリカの国家犯罪全書』ウィリアム・ブルム著 作品社 2003年3月30日 第2冊発行

引用・参照・底本

US media smears China for Western failure to defeat GT 2024.04.15

https://www.globaltimes.cn/page/202404/1310613.shtml

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