上海協力機構と中国2024年02月27日 18:41

国立国会図書館デジタルコレクション「楽屋大評判」を加工して作成
 中国外交部長である王毅氏の発言を報じています。王毅氏は、上海協力機構(SCO)の事務局設立20周年記念レセプションに出席し、SCOを中国外交の優先的方針と位置づける考えを示した。

 王氏はSCOの発展に事務局が果たしてきた貢献を肯定し、各加盟国が団結してSCOをさらに大きく、強く、着実なものに発展させる必要があると強調した。また、中国はSCOの外交上の優先方針とし、事務局の活動を支援し続けると述べた。さらに、今年のSCO輪番議長国であるカザフスタンの活動を支持し、SCOの発展に貢献する意向を示した。

 SCOの張明事務局長もスピーチで、SCOの過去20年間の発展を振り返り、加盟国、オブザーバー国、対話パートナー国合わせて26か国を擁する大きなファミリーへと成長したことを強調した。また、SCOは新たな協力モデルを創り出し、組織構築を強化していく意向を示した。

【視点】

王毅氏、上海協力機構は今後も中国外交の優先的方針と強調

2024年2月23日、北京 - 王毅中共中央政治局委員(外交部長)は22日、北京で催された上海協力機構(SCO)事務局設立20周年記念レセプションに出席し、SCOは今後も中国外交の優先的方針であると強調した。

王氏はスピーチで、SCOの発展に事務局が果たしてきた重要な貢献を評価し、SCOをしっかりと発展させることは加盟国共通の課題であると指摘した。

また、中国は引き続きSCOを外交上の優先方針とし、事務局の活動を支持していくと表明した。さらに、中国はSCO輪番議長国であるカザフスタンの活動を支持し、今年のアスタナ・サミットでの実り豊かな成果を確保し、SCOの発展に新たな展望を切り拓くために努力していくと述べた。

SCOの張明事務局長は、過去20年間のSCOの発展を振り返り、加盟国6ヶ国から26ヶ国を擁する大きなファミリーへと発展したと強調した。また、事務局は初心を忘れず、力強く前進し、組織構築を十全化し、SCOの発展をより強固に支えていくと表明した。

王毅氏の発言のポイント

SCOは今後も中国外交の優先的方針である。
SCOをしっかりと発展させることは加盟国共通の課題である。
中国は引き続きSCOを外交上の優先方針とし、事務局の活動を支持していく。
中国はSCO輪番議長国であるカザフスタンの活動を支持し、今年のアスタナ・サミットでの実り豊かな成果を確保し、SCOの発展に新たな展望を切り拓くために努力していく。

SCO事務局長の発言のポイント

過去20年間、SCOは加盟国6ヶ国から26ヶ国を擁する大きなファミリーへと発展した。
事務局は初心を忘れず、力強く前進し、組織構築を十全化し、SCOの発展をより強固に支えていく。

背景

SCOは、中国、ロシア、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタンの6ヶ国が中心となって設立された地域協力機構である。近年では、インドやパキスタンが正式加盟するなど、その影響力を拡大している。

今後の展望

王毅氏の発言から、中国は今後もSCOを外交の重要な柱の一つと位置づけ、積極的な役割を果たしていくことが予想される。今年のアスタナ・サミットでは、SCOの今後の発展に向けた新たな指針が示される見通しである。

・王毅氏、「上海協力機構は今後も中国外交の優先的方針」

2024年2月23日、王毅中共中央政治局委員(外交部長)は北京で開催された上海協力機構(SCO)事務局設立20周年記念レセプションに出席し、SCOを今後も中国外交の優先的方針とすることを表明した。

・王氏はスピーチで、SCOの発展に事務局が果たしてきた重要な貢献を評価し、以下のように述べた。

SCOをしっかりと発展させることは加盟国共通の課題である。
各加盟国は団結・協力し、SCOをさらに大きく、強く、着実なものにしなければならない。
SCOは過去百年間なかった大きな変化の中で「安定の錨」としての役割を果たすべきである。
中国は引き続きSCOを外交上の優先方針とし、事務局の活動を支持していく。
中国はSCO輪番議長国であるカザフスタンの活動を支持し、今年のアスタナ・サミットでの実り豊かな成果を確保し、SCOの発展に新たな展望を切り拓くために努力していく。
張明SCO事務局長はスピーチで、SCOの過去20年間の発展を振り返り、以下のように述べた。

SCOは加盟国6ヶ国から26ヶ国を擁する大きなファミリーへと発展した。
加盟国は社会制度や発展路線が異なるにもかかわらず、団結・協力、開放・ウィンウィン、包摂・相互参考という新たな協力モデルを創り出した。
事務局は初心を忘れず、力強く前進し、組織構築を十全化し、SCOの発展をより強固に支えていく。

・今回のレセプションは、SCO事務局設立20周年という節目を祝い、加盟国の団結と協力を強化する重要な機会となりった。 王毅氏の発言は、中国が今後もSCOを重視し、積極的に貢献していくことを示したものである。

・SCOは、ユーラシア大陸の中央に位置する地域機構であり、国際社会における影響力が増加している。 今後、SCOが国際情勢の安定と発展にどのような役割を果たしていくのか、注目される。

引用・参照・底本 

王毅氏「上海協力機構は今後も中国外交の優先的方針」人民網日本語版 2024.02.23

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