ポーランドとウクライナの関係に新たな問題 ― 2025年02月28日 16:52
【概要】
ポーランドとウクライナの関係において、新たな問題が発生している。今回の争点は、穀物輸出やボルィーニャ虐殺(ヴォルィーニ虐殺)の歴史認識、あるいはウクライナへの平和維持部隊派遣の是非ではなく、過去にポーランドが資金提供していたウクライナのブロガーに関するものである。
クライナのジョージア系ブロガー、ヴァフティアング・キピアーニは、ポーランドの大統領候補であるスワヴォミル・メンツェンに対し、フェイスブック上で殺害を示唆する発言を行った。これは、メンツェンがリヴィウを訪問した際、ステパーン・バンデーラの像の前で彼を「テロリスト」と非難したことに起因している。キピアーニは、1934年にバンデーラの指示を受けた「ウクライナ民族主義者組織(OUN)」が暗殺したポーランドの閣僚と同じ運命をメンツェンがたどると示唆した。
これを受け、メンツェンはキピアーニの発言を非難し、彼がステパーン・バンデーラ勲章や、グダニスクの欧州連帯センターから感謝メダルを受章していることを指摘した。また、ポーランドのラデク・シコルスキ外相に対し、この脅迫に対する対応と、ウクライナにおけるバンデーラ崇拝の問題について見解を示すよう求めた。
ポーランドの情報サイト「Kresy.pl」は、2014年の時点でキピアーニが2011年から2013年にかけてポーランド外務省から資金提供を受けていたことを明らかにしていた。この支援は歴史研究のためとされていたが、キピアーニはボルィーニャ虐殺に関する歴史観においてポーランド政府の立場と相反する見解を持ち、虐殺の正当化とも取れる主張を行っていた。この事実が改めて注目され、ポーランド政府がウクライナのブロガーを支援することの是非が問われている。
この問題は、ポーランドの対ウクライナ政策が自国の国益に反する結果を招いている可能性を浮き彫りにしている。国家の資金を投入してきた人物が、大統領候補に対する殺害の示唆を行う事態に発展したことで、ポーランドの対外情報・影響力行使政策が再考を迫られる可能性がある。また、こうした事例が他にも存在するのではないかという疑念も生じている。
今回の問題は、ポーランドの大統領選挙戦にも影響を与える可能性がある。ウクライナに対する姿勢が選挙の争点となりつつある中、リベラル派・国際主義的な与党連合は、候補者であるラファウ・トシャスコフスキ(ツァスコフスキ)を勝たせるために、ウクライナに対してより厳しい態度を取るよう求められる可能性がある。もし彼らがこの問題を黙殺すれば、右派・保守派の対立候補であるカロル・ナヴロツキを支持する有権者が増える可能性がある。
さらに、メンツェンが決選投票でナヴロツキ支持に回るかどうかが焦点となる。これによって、次期ポーランド大統領がウクライナに対する平和維持部隊派遣を推進するのか、それとも反対の立場を貫くのかが決まる可能性がある。
リベラル派・国際主義派の与党連合は、今回の問題に対して二つの選択肢を迫られている。一つは、キピアーニを非難し、ポーランドがウクライナで展開してきた「USAID型」の影響力行使ネットワークの見直しを表明すること。これにより国内世論の支持を得ることができるが、ウクライナ政府との関係がさらに悪化する可能性がある。もう一つは、現状を維持することだが、これは国内の反発を招き、5月の大統領選挙での与党連合の支持率低下につながる恐れがある。
この問題は、単なる個別の事件ではなく、ポーランドとウクライナの関係全体に影響を及ぼす可能性がある。両国の間では、これまでに穀物輸出問題、ボルィーニャ虐殺の歴史認識、平和維持部隊の派遣の是非といった問題が存在していたが、今回の件がさらなる不信感を生む可能性がある。このため、EU、ロシア、アメリカといった国際的なプレーヤーもこの問題の行方を注視していると考えられる。
【詳細】
ポーランドが過去に資金提供していたウクライナ人ブロガーが、ポーランドの大統領候補に対して暗殺を示唆する発言をしたことが大きな政治問題となっている。この問題の中心にいるのは、ジョージア系ウクライナ人のヴァフティアン・キピアーニ(Vakhtiang Kipiani)であり、彼は第二次世界大戦中にポーランド人を虐殺したウクライナ民族主義者を称賛する過去を持つ。
キピアーニは、ポーランドのポピュリスト・ナショナリスト系の大統領候補スワヴォミル・メンツェン(Slawomir Mentzen)が、ウクライナのリヴィウ(旧称:ルヴフ)にあるステパン・バンデラの像の前で、バンデラを「テロリスト」と非難したことに反発し、Facebook上でメンツェンを暗殺された戦間期のポーランドの閣僚になぞらえて「同じ運命をたどる」と示唆する投稿を行った。バンデラはウクライナ民族主義者組織(OUN)の指導者であり、ポーランドやユダヤ人に対する残虐行為で悪名高い。
メンツェンは、この脅迫に対して、キピアーニがステパン・バンデラ勲章を受章し、さらにポーランド・グダニスクの欧州連帯センターから「感謝のメダル」を授与されていたことを指摘した。また、ポーランドのラデク・シコルスキー(Radek Sikorski)外相に対し、この脅迫およびウクライナのバンデラ崇拝への対応を求めた。
さらに、ポーランドの情報サイト「Kresy.pl」は、キピアーニが2011年から2013年にかけて、ポーランド外務省から歴史研究の名目で資金提供を受けていたことを報じた。彼は特にヴォルィーニ大虐殺(Volhynia Genocide)を研究対象としていたが、その虐殺を正当化するような主張を展開していた。今回の問題が明るみに出たことで、ポーランド政府が過去にウクライナの歴史家やブロガーに資金提供を行い、その一部がポーランドの歴史認識と相反する立場を取っていた可能性が浮上している。
この問題は、ポーランド政府がウクライナに対して行ってきた「ソフトパワー外交」が、かえって国益を損ねる結果になったことを示している。特に、国家資金を受け取った人物がポーランドの大統領候補を公然と脅迫したことで、ポーランド国内での対ウクライナ感情がさらに悪化する可能性が高い。
このスキャンダルは、ポーランドの大統領選挙が迫る中で発生したため、政局にも大きな影響を及ぼす可能性がある。現在、与党のリベラル派「グローバリスト」勢力は、ラファウ・トゥシャスコフスキ(Rafal Trzaskowski)候補を推しており、対する保守派野党はカロル・ナヴロツキ(Karol Nawrocki)候補を擁立している。メンツェンは独自に立候補しているが、第二回投票になればナヴロツキを支持する可能性が高いと見られている。
ポーランド政府は、キピアーニを非難しつつ、ポーランドの「USAID型ネットワーク」(対外的な資金提供プログラム)を調査し、ウクライナへの支援を見直すか、あるいは現状を維持してウクライナとの関係を安定させるかの選択を迫られている。前者を選べば国民の支持を得ることができるが、ウクライナとの関係悪化は避けられない。後者を選べば、ウクライナとの関係は維持できるものの、国内世論のさらなる反発を招く可能性がある。
この問題は、ポーランドとウクライナの関係における「自己増殖的な悪循環」を引き起こす可能性がある。すでに両国は、ウクライナ産穀物の輸入問題やヴォルィーニ大虐殺の歴史認識問題、さらにはウクライナへの平和維持軍派遣の是非など、多くの対立を抱えている。今回のスキャンダルは、それらの対立をさらに深刻化させる可能性がある。
この問題の展開次第では、ポーランドの大統領選挙の行方が変わり、ひいてはウクライナ紛争におけるポーランドの立場や、欧州全体の秩序にも影響を及ぼす可能性がある。そのため、欧州連合(EU)、ロシア、アメリカをはじめとする国際的なプレイヤーも、この問題を注視していると考えられる。
【要点】
1.事件の概要
・ウクライナ人ブロガーのヴァフティアン・キピアーニが、ポーランドの大統領候補スワヴォミル・メンツェンに対し、暗殺を示唆する投稿をFacebookに掲載。
・メンツェンがウクライナのリヴィウにあるステパン・バンデラの像の前で、バンデラを「テロリスト」と非難したことが発端。
2.キピアーニの背景
・ジョージア系ウクライナ人の歴史家・ブロガー。
・ウクライナ民族主義者組織(OUN)指導者ステパン・バンデラを称賛する傾向あり。
・過去にポーランド外務省から資金提供を受けていた。
3.メンツェンの反応
・キピアーニの脅迫を公表し、バンデラ勲章受章歴を批判。
・ポーランドのシコルスキー外相に対応を要求。
4.ポーランド政府の関与
・キピアーニは2011~2013年にポーランド外務省から歴史研究の名目で資金提供を受けていた。
・彼の研究はヴォルィーニ大虐殺を扱うが、虐殺を正当化するような立場をとっていた。
5.政治的影響
・ポーランド国内でウクライナ支援に対する反発が強まる可能性。
・大統領選挙を控え、ポーランド政府はウクライナ支援の見直しを迫られる。
・メンツェンは独自候補だが、保守派候補ナヴロツキを支持する可能性あり。
6.ポーランドとウクライナの関係への影響
・穀物輸入問題やヴォルィーニ大虐殺問題に続く新たな対立の火種。
・ポーランドの「USAID型ネットワーク」による資金提供の是非が問われる。
・国際的にもEU、ロシア、アメリカが動向を注視。
7.今後の展開
・ポーランド政府はウクライナ支援の方針を再評価する可能性。
・メンツェンへの脅迫事件がポーランドの大統領選に影響を与える可能性。
・ポーランドとウクライナの関係がさらに悪化する恐れあり。
【引用・参照・底本】
Poland’s Earlier Funding Of A Ukrainian Blogger Just Backfired In The Worst Way Possible Andrew Korybko's Newsletter 2025.02.28
https://korybko.substack.com/p/polands-earlier-funding-of-a-ukrainian?utm_source=post-email-title&publication_id=835783&post_id=158083330&utm_campaign=email-post-title&isFreemail=true&r=2gkj&triedRedirect=true&utm_medium=email
ポーランドとウクライナの関係において、新たな問題が発生している。今回の争点は、穀物輸出やボルィーニャ虐殺(ヴォルィーニ虐殺)の歴史認識、あるいはウクライナへの平和維持部隊派遣の是非ではなく、過去にポーランドが資金提供していたウクライナのブロガーに関するものである。
クライナのジョージア系ブロガー、ヴァフティアング・キピアーニは、ポーランドの大統領候補であるスワヴォミル・メンツェンに対し、フェイスブック上で殺害を示唆する発言を行った。これは、メンツェンがリヴィウを訪問した際、ステパーン・バンデーラの像の前で彼を「テロリスト」と非難したことに起因している。キピアーニは、1934年にバンデーラの指示を受けた「ウクライナ民族主義者組織(OUN)」が暗殺したポーランドの閣僚と同じ運命をメンツェンがたどると示唆した。
これを受け、メンツェンはキピアーニの発言を非難し、彼がステパーン・バンデーラ勲章や、グダニスクの欧州連帯センターから感謝メダルを受章していることを指摘した。また、ポーランドのラデク・シコルスキ外相に対し、この脅迫に対する対応と、ウクライナにおけるバンデーラ崇拝の問題について見解を示すよう求めた。
ポーランドの情報サイト「Kresy.pl」は、2014年の時点でキピアーニが2011年から2013年にかけてポーランド外務省から資金提供を受けていたことを明らかにしていた。この支援は歴史研究のためとされていたが、キピアーニはボルィーニャ虐殺に関する歴史観においてポーランド政府の立場と相反する見解を持ち、虐殺の正当化とも取れる主張を行っていた。この事実が改めて注目され、ポーランド政府がウクライナのブロガーを支援することの是非が問われている。
この問題は、ポーランドの対ウクライナ政策が自国の国益に反する結果を招いている可能性を浮き彫りにしている。国家の資金を投入してきた人物が、大統領候補に対する殺害の示唆を行う事態に発展したことで、ポーランドの対外情報・影響力行使政策が再考を迫られる可能性がある。また、こうした事例が他にも存在するのではないかという疑念も生じている。
今回の問題は、ポーランドの大統領選挙戦にも影響を与える可能性がある。ウクライナに対する姿勢が選挙の争点となりつつある中、リベラル派・国際主義的な与党連合は、候補者であるラファウ・トシャスコフスキ(ツァスコフスキ)を勝たせるために、ウクライナに対してより厳しい態度を取るよう求められる可能性がある。もし彼らがこの問題を黙殺すれば、右派・保守派の対立候補であるカロル・ナヴロツキを支持する有権者が増える可能性がある。
さらに、メンツェンが決選投票でナヴロツキ支持に回るかどうかが焦点となる。これによって、次期ポーランド大統領がウクライナに対する平和維持部隊派遣を推進するのか、それとも反対の立場を貫くのかが決まる可能性がある。
リベラル派・国際主義派の与党連合は、今回の問題に対して二つの選択肢を迫られている。一つは、キピアーニを非難し、ポーランドがウクライナで展開してきた「USAID型」の影響力行使ネットワークの見直しを表明すること。これにより国内世論の支持を得ることができるが、ウクライナ政府との関係がさらに悪化する可能性がある。もう一つは、現状を維持することだが、これは国内の反発を招き、5月の大統領選挙での与党連合の支持率低下につながる恐れがある。
この問題は、単なる個別の事件ではなく、ポーランドとウクライナの関係全体に影響を及ぼす可能性がある。両国の間では、これまでに穀物輸出問題、ボルィーニャ虐殺の歴史認識、平和維持部隊の派遣の是非といった問題が存在していたが、今回の件がさらなる不信感を生む可能性がある。このため、EU、ロシア、アメリカといった国際的なプレーヤーもこの問題の行方を注視していると考えられる。
【詳細】
ポーランドが過去に資金提供していたウクライナ人ブロガーが、ポーランドの大統領候補に対して暗殺を示唆する発言をしたことが大きな政治問題となっている。この問題の中心にいるのは、ジョージア系ウクライナ人のヴァフティアン・キピアーニ(Vakhtiang Kipiani)であり、彼は第二次世界大戦中にポーランド人を虐殺したウクライナ民族主義者を称賛する過去を持つ。
キピアーニは、ポーランドのポピュリスト・ナショナリスト系の大統領候補スワヴォミル・メンツェン(Slawomir Mentzen)が、ウクライナのリヴィウ(旧称:ルヴフ)にあるステパン・バンデラの像の前で、バンデラを「テロリスト」と非難したことに反発し、Facebook上でメンツェンを暗殺された戦間期のポーランドの閣僚になぞらえて「同じ運命をたどる」と示唆する投稿を行った。バンデラはウクライナ民族主義者組織(OUN)の指導者であり、ポーランドやユダヤ人に対する残虐行為で悪名高い。
メンツェンは、この脅迫に対して、キピアーニがステパン・バンデラ勲章を受章し、さらにポーランド・グダニスクの欧州連帯センターから「感謝のメダル」を授与されていたことを指摘した。また、ポーランドのラデク・シコルスキー(Radek Sikorski)外相に対し、この脅迫およびウクライナのバンデラ崇拝への対応を求めた。
さらに、ポーランドの情報サイト「Kresy.pl」は、キピアーニが2011年から2013年にかけて、ポーランド外務省から歴史研究の名目で資金提供を受けていたことを報じた。彼は特にヴォルィーニ大虐殺(Volhynia Genocide)を研究対象としていたが、その虐殺を正当化するような主張を展開していた。今回の問題が明るみに出たことで、ポーランド政府が過去にウクライナの歴史家やブロガーに資金提供を行い、その一部がポーランドの歴史認識と相反する立場を取っていた可能性が浮上している。
この問題は、ポーランド政府がウクライナに対して行ってきた「ソフトパワー外交」が、かえって国益を損ねる結果になったことを示している。特に、国家資金を受け取った人物がポーランドの大統領候補を公然と脅迫したことで、ポーランド国内での対ウクライナ感情がさらに悪化する可能性が高い。
このスキャンダルは、ポーランドの大統領選挙が迫る中で発生したため、政局にも大きな影響を及ぼす可能性がある。現在、与党のリベラル派「グローバリスト」勢力は、ラファウ・トゥシャスコフスキ(Rafal Trzaskowski)候補を推しており、対する保守派野党はカロル・ナヴロツキ(Karol Nawrocki)候補を擁立している。メンツェンは独自に立候補しているが、第二回投票になればナヴロツキを支持する可能性が高いと見られている。
ポーランド政府は、キピアーニを非難しつつ、ポーランドの「USAID型ネットワーク」(対外的な資金提供プログラム)を調査し、ウクライナへの支援を見直すか、あるいは現状を維持してウクライナとの関係を安定させるかの選択を迫られている。前者を選べば国民の支持を得ることができるが、ウクライナとの関係悪化は避けられない。後者を選べば、ウクライナとの関係は維持できるものの、国内世論のさらなる反発を招く可能性がある。
この問題は、ポーランドとウクライナの関係における「自己増殖的な悪循環」を引き起こす可能性がある。すでに両国は、ウクライナ産穀物の輸入問題やヴォルィーニ大虐殺の歴史認識問題、さらにはウクライナへの平和維持軍派遣の是非など、多くの対立を抱えている。今回のスキャンダルは、それらの対立をさらに深刻化させる可能性がある。
この問題の展開次第では、ポーランドの大統領選挙の行方が変わり、ひいてはウクライナ紛争におけるポーランドの立場や、欧州全体の秩序にも影響を及ぼす可能性がある。そのため、欧州連合(EU)、ロシア、アメリカをはじめとする国際的なプレイヤーも、この問題を注視していると考えられる。
【要点】
1.事件の概要
・ウクライナ人ブロガーのヴァフティアン・キピアーニが、ポーランドの大統領候補スワヴォミル・メンツェンに対し、暗殺を示唆する投稿をFacebookに掲載。
・メンツェンがウクライナのリヴィウにあるステパン・バンデラの像の前で、バンデラを「テロリスト」と非難したことが発端。
2.キピアーニの背景
・ジョージア系ウクライナ人の歴史家・ブロガー。
・ウクライナ民族主義者組織(OUN)指導者ステパン・バンデラを称賛する傾向あり。
・過去にポーランド外務省から資金提供を受けていた。
3.メンツェンの反応
・キピアーニの脅迫を公表し、バンデラ勲章受章歴を批判。
・ポーランドのシコルスキー外相に対応を要求。
4.ポーランド政府の関与
・キピアーニは2011~2013年にポーランド外務省から歴史研究の名目で資金提供を受けていた。
・彼の研究はヴォルィーニ大虐殺を扱うが、虐殺を正当化するような立場をとっていた。
5.政治的影響
・ポーランド国内でウクライナ支援に対する反発が強まる可能性。
・大統領選挙を控え、ポーランド政府はウクライナ支援の見直しを迫られる。
・メンツェンは独自候補だが、保守派候補ナヴロツキを支持する可能性あり。
6.ポーランドとウクライナの関係への影響
・穀物輸入問題やヴォルィーニ大虐殺問題に続く新たな対立の火種。
・ポーランドの「USAID型ネットワーク」による資金提供の是非が問われる。
・国際的にもEU、ロシア、アメリカが動向を注視。
7.今後の展開
・ポーランド政府はウクライナ支援の方針を再評価する可能性。
・メンツェンへの脅迫事件がポーランドの大統領選に影響を与える可能性。
・ポーランドとウクライナの関係がさらに悪化する恐れあり。
【引用・参照・底本】
Poland’s Earlier Funding Of A Ukrainian Blogger Just Backfired In The Worst Way Possible Andrew Korybko's Newsletter 2025.02.28
https://korybko.substack.com/p/polands-earlier-funding-of-a-ukrainian?utm_source=post-email-title&publication_id=835783&post_id=158083330&utm_campaign=email-post-title&isFreemail=true&r=2gkj&triedRedirect=true&utm_medium=email