中国パキスタン経済回廊(CPEC) ― 2024年12月13日 18:44
【概要】
Andrew Korybko氏がVOA中国のFM Shakil氏とのインタビューで述べた内容を記述したものである。
1. 中国のアフガニスタンにおける関心と平和・安定への取り組みの動機
中国は、中国パキスタン経済回廊(CPEC)をアフガニスタンを経由して中央アジア共和国へ拡大することを構想している。これは停滞しているこのメガプロジェクトを活性化させるためのものであるが、アフガニスタンとパキスタン間の緊張関係が計画の妨げとなっている。この緊張は、タリバンがテリーク・イ・タリバン・パキスタン(TTP)を支援しているとされる疑惑や、パキスタンがアメリカと接近していることへの懸念に起因している。
パキスタンとアメリカはTTPをテロ組織とみなしている。一方、タリバンはパキスタンがアメリカの反テロ攻撃のために自国の空域を提供する可能性に不安を抱いている。軍事力の非対称性を背景に、タリバンはTTPを非正規戦の手段として利用し、パキスタンとの軍事的バランスを保とうとしている可能性がある。しかし、TTPはバローチ解放軍(BLA)などの他の武装勢力とも連携しているとされ、これらはパキスタン、中国、アメリカによってもテロリストとみなされている。
これらの勢力は2021年8月以降、中国の労働者やCPEC関連投資を標的とした攻撃を強化している。中国にとって、アフガニスタンとパキスタン間の安全保障上のジレンマを軽減することは、自国民やプロジェクトへの攻撃を減少させ、CPECの復活とアフガニスタンへの拡大を可能にする重要な要素である。CPECが「一帯一路」構想の旗艦プロジェクトであることを踏まえれば、この点は特に重要である。
2. カブールにおけるパキスタンの影響力の低下
アフガニスタンとパキスタン間の安全保障上のジレンマは、タリバンが権力を掌握する以前から存在していたが、2022年4月にイスラマバードでの政権交代がスキャンダラスな形で起きたことにより悪化した。タリバンはこの政権交代を親米的な体制変革として認識し、TTPへの依存を強めることで、パキスタンとアメリカの関係改善が自国に与える影響を警戒した。
これにより、タリバンはパキスタンとの関係を断ち切り、アメリカを地域から追放するという共通の目標を裏切られたとみなした。一方、パキスタン側も、タリバンが権力掌握後にTTPとの関係を断絶しなかったことを非難し、これを彼らが再び過激な路線に戻った結果と考えた。また、アフガニスタンがデュランドラインを国境として認めておらず、パシュトゥーン人の多くがパキスタンに居住している事実も両国間の長年の対立点であり、タリバン政権においてもこれが国家主義的な議題として強調されている。
タリバンは現在、自国を国家主義と宗教主義を組み合わせた組織とみなし、これらの問題を自国に有利に解決することを優先している。これによりパキスタンにとっては存在論的な脅威が生じ、結果としてアメリカとの関係改善を進める動きにつながった。
3. タリバンと中国共産党の協力の背景と共通点
タリバンは国家主義と宗教主義を融合させた組織であると主張しているが、無神論者である中国共産党と協力することに矛盾を感じていない。アフガニスタンは経済を再建し、国民の生活を向上させるために外国からの投資を切実に必要としており、中国はユーラシア貿易ルートの開拓と、アフガニスタンにあるとされる1兆ドル規模の希少鉱物資源の探索に関心を持っている。
また、中国はパキスタンの伝統的な戦略的パートナーであるため、タリバンは中国がパキスタンにポジティブな影響を与え、アメリカの影響を抑えることを期待している可能性がある。これが成功すれば、アフガニスタンとパキスタン間の安全保障上のジレンマがカブールに有利に解決されるとタリバンは考えている。
以上がKorybko氏の見解の要約である。
【詳細】
以下は、Andrew Korybko氏のインタビュー内容について、さらに詳しく説明したものである。各質問に対する回答を深掘りし、それぞれの要素を詳細に解説する。
1. 中国のアフガニスタンにおける関心と動機
中国の「中国パキスタン経済回廊(CPEC)」は、「一帯一路」構想の旗艦プロジェクトであり、地域のインフラ開発と貿易促進を目指す重要な構想である。しかし、これをアフガニスタンや中央アジア共和国まで拡大するという中国の計画は、アフガニスタンとパキスタン間の深刻な緊張により妨げられている。
1.1 安全保障上のジレンマ
・タリバンとTTPの関係
パキスタンとアメリカは、TTP(パキスタン・タリバン運動)をテロ組織と認識しており、パキスタンはタリバンがTTPを支援していると疑っている。これに対し、タリバン側は、TTPを非正規戦力として利用し、パキスタンとの軍事的非対称性を克服しようとしている可能性がある。
・バローチ解放軍(BLA)の脅威
TTPはバローチ解放軍(BLA)などの武装勢力とも連携しているとされており、これらのグループは中国、パキスタン、アメリカすべてにとって共通の敵である。特に、中国のCPEC関連のプロジェクトや労働者を標的とした攻撃が激化しており、中国の安全保障への影響が増大している。
1.2 中国の狙い
・CPECの復活と拡大
中国は、この安全保障上の問題を緩和することで、CPECの停滞を解消し、アフガニスタン経由で中央アジアにプロジェクトを拡大することを目指している。
・「一帯一路」構想の推進
CPECの成功は「一帯一路」全体の成功に直結しており、中国はこれを地域における経済的・地政学的影響力の拡大と結びつけている。
2. パキスタンの影響力の低下
アフガニスタンとパキスタン間の緊張関係はタリバンが政権を掌握する以前から存在していたが、2022年のパキスタンにおける政権交代によって悪化した。
2.1 政権交代の影響
・タリバンの見解
タリバンは、パキスタンの政権交代をアメリカによる親米的な体制変革とみなした。これにより、タリバンはパキスタンとの関係を見直し、TTPへの依存を強めた。この動きは、アメリカとの関係改善を進めるパキスタンに対する牽制とみなされている。
・パキスタンの不満
一方、パキスタンはタリバンが権力掌握後もTTPとの関係を断絶しないことを裏切り行為と認識し、タリバンが再び過激な路線に戻ったと考えている。
2.2 デュランドライン問題
・歴史的背景
デュランドラインはアフガニスタンとパキスタン間の国境であるが、アフガニスタンはこれを正式な国境として認めていない。さらに、パシュトゥーン人がパキスタンに多く居住していることも、両国間の緊張を高めている。
・タリバンの姿勢
タリバンは自らを国家主義と宗教主義を融合させた組織と位置付け、デュランドライン問題やパシュトゥーン問題を優先的に解決することで、自国の正統性を強化しようとしている。
3. タリバンと中国の協力関係
タリバンと中国は一見すると対極的なイデオロギーを持つ組織であるが、共通の利益に基づき協力関係を構築している。
3.1 経済的な相互利益
・アフガニスタンのニーズ
アフガニスタンは戦争によって荒廃した経済を再建し、国民の生活水準を向上させるために、中国からの投資を切実に必要としている。
・中国の関心
中国は、アフガニスタンに存在するとされる1兆ドル規模の希少鉱物資源の開発に強い関心を持っている。また、新しいユーラシア貿易ルートの開拓にも関心がある。
3.2 地域安定への期待
タリバンは、中国がパキスタンに影響を与えることで、アメリカの影響力を抑制できると期待している。また、中国としても、CPECをアフガニスタンに拡大するためには、地域の安定が不可欠である。
3.3 タリバンの期待
タリバンは、中国との協力が自国の国際的な正統性を高め、パキスタンとの交渉を有利に進める助けになると考えている。また、中国による経済投資がアフガニスタンの経済再建に寄与するとの期待もある。
以上のように、中国、パキスタン、アフガニスタン、そしてタリバンの間の関係は、地政学的な利益や安全保障上の懸念、経済的な必要性に基づいて複雑に絡み合っている。これらの要素が相互に影響を与えながら、地域の将来が形成されていく可能性がある。
【要点】
中国のアフガニスタンへの関心と動機
・中国パキスタン経済回廊(CPEC):CPECの停滞解消とアフガニスタン経由での中央アジア拡大を目指す。
・安全保障上の問題
⇨ タリバンがTTP(パキスタン・タリバン運動)を支援しているとの懸念。
⇨ TTPとバローチ解放軍(BLA)が中国のCPEC関連プロジェクトを標的に。
・経済的利益:アフガニスタンに1兆ドル規模の希少鉱物資源があるとされ、中国はその開発に関心。
パキスタンの影響力低下
・タリバンの態度変化:パキスタン政権交代をアメリカ寄りとみなし、TTP支援を強化。
・国境問題(デュランドライン):タリバンはデュランドラインを国境として認めず、パシュトゥーン人問題も絡む。
・パキスタンの不満:タリバンがTTPとの関係を断絶しないことを裏切り行為と認識。
タリバンと中国の協力関係
・経済的利益の共有
⇨ アフガニスタンは経済再建のために中国投資を求める。
⇨ 中国はアフガニスタンの鉱物資源開発や新貿易ルート構築を狙う。
・地域安定の期待
⇨ 中国はパキスタンに影響を及ぼし、アメリカの影響力を抑制。
⇨ タリバンは中国の協力を国際的正統性向上に利用。
総括
・中国、アフガニスタン、パキスタン間の関係は、安全保障、経済、地政学的利益の複雑な相互作用に基づいている。
・地域安定と「一帯一路」構想推進のため、中国はアフガニスタンとの関係強化を模索している。
【引用・参照・底本】
Korybko To VOA China: China Will Struggle To Bring Pakistan & The Taliban Back Together Andrew Korybko's Newsletter 2024.12.12
https://korybko.substack.com/p/korybko-to-voa-china-china-will-struggle?utm_source=post-email-title&publication_id=835783&post_id=153015908&utm_campaign=email-post-title&isFreemail=true&r=2gkj&triedRedirect=true&utm_medium=email
Andrew Korybko氏がVOA中国のFM Shakil氏とのインタビューで述べた内容を記述したものである。
1. 中国のアフガニスタンにおける関心と平和・安定への取り組みの動機
中国は、中国パキスタン経済回廊(CPEC)をアフガニスタンを経由して中央アジア共和国へ拡大することを構想している。これは停滞しているこのメガプロジェクトを活性化させるためのものであるが、アフガニスタンとパキスタン間の緊張関係が計画の妨げとなっている。この緊張は、タリバンがテリーク・イ・タリバン・パキスタン(TTP)を支援しているとされる疑惑や、パキスタンがアメリカと接近していることへの懸念に起因している。
パキスタンとアメリカはTTPをテロ組織とみなしている。一方、タリバンはパキスタンがアメリカの反テロ攻撃のために自国の空域を提供する可能性に不安を抱いている。軍事力の非対称性を背景に、タリバンはTTPを非正規戦の手段として利用し、パキスタンとの軍事的バランスを保とうとしている可能性がある。しかし、TTPはバローチ解放軍(BLA)などの他の武装勢力とも連携しているとされ、これらはパキスタン、中国、アメリカによってもテロリストとみなされている。
これらの勢力は2021年8月以降、中国の労働者やCPEC関連投資を標的とした攻撃を強化している。中国にとって、アフガニスタンとパキスタン間の安全保障上のジレンマを軽減することは、自国民やプロジェクトへの攻撃を減少させ、CPECの復活とアフガニスタンへの拡大を可能にする重要な要素である。CPECが「一帯一路」構想の旗艦プロジェクトであることを踏まえれば、この点は特に重要である。
2. カブールにおけるパキスタンの影響力の低下
アフガニスタンとパキスタン間の安全保障上のジレンマは、タリバンが権力を掌握する以前から存在していたが、2022年4月にイスラマバードでの政権交代がスキャンダラスな形で起きたことにより悪化した。タリバンはこの政権交代を親米的な体制変革として認識し、TTPへの依存を強めることで、パキスタンとアメリカの関係改善が自国に与える影響を警戒した。
これにより、タリバンはパキスタンとの関係を断ち切り、アメリカを地域から追放するという共通の目標を裏切られたとみなした。一方、パキスタン側も、タリバンが権力掌握後にTTPとの関係を断絶しなかったことを非難し、これを彼らが再び過激な路線に戻った結果と考えた。また、アフガニスタンがデュランドラインを国境として認めておらず、パシュトゥーン人の多くがパキスタンに居住している事実も両国間の長年の対立点であり、タリバン政権においてもこれが国家主義的な議題として強調されている。
タリバンは現在、自国を国家主義と宗教主義を組み合わせた組織とみなし、これらの問題を自国に有利に解決することを優先している。これによりパキスタンにとっては存在論的な脅威が生じ、結果としてアメリカとの関係改善を進める動きにつながった。
3. タリバンと中国共産党の協力の背景と共通点
タリバンは国家主義と宗教主義を融合させた組織であると主張しているが、無神論者である中国共産党と協力することに矛盾を感じていない。アフガニスタンは経済を再建し、国民の生活を向上させるために外国からの投資を切実に必要としており、中国はユーラシア貿易ルートの開拓と、アフガニスタンにあるとされる1兆ドル規模の希少鉱物資源の探索に関心を持っている。
また、中国はパキスタンの伝統的な戦略的パートナーであるため、タリバンは中国がパキスタンにポジティブな影響を与え、アメリカの影響を抑えることを期待している可能性がある。これが成功すれば、アフガニスタンとパキスタン間の安全保障上のジレンマがカブールに有利に解決されるとタリバンは考えている。
以上がKorybko氏の見解の要約である。
【詳細】
以下は、Andrew Korybko氏のインタビュー内容について、さらに詳しく説明したものである。各質問に対する回答を深掘りし、それぞれの要素を詳細に解説する。
1. 中国のアフガニスタンにおける関心と動機
中国の「中国パキスタン経済回廊(CPEC)」は、「一帯一路」構想の旗艦プロジェクトであり、地域のインフラ開発と貿易促進を目指す重要な構想である。しかし、これをアフガニスタンや中央アジア共和国まで拡大するという中国の計画は、アフガニスタンとパキスタン間の深刻な緊張により妨げられている。
1.1 安全保障上のジレンマ
・タリバンとTTPの関係
パキスタンとアメリカは、TTP(パキスタン・タリバン運動)をテロ組織と認識しており、パキスタンはタリバンがTTPを支援していると疑っている。これに対し、タリバン側は、TTPを非正規戦力として利用し、パキスタンとの軍事的非対称性を克服しようとしている可能性がある。
・バローチ解放軍(BLA)の脅威
TTPはバローチ解放軍(BLA)などの武装勢力とも連携しているとされており、これらのグループは中国、パキスタン、アメリカすべてにとって共通の敵である。特に、中国のCPEC関連のプロジェクトや労働者を標的とした攻撃が激化しており、中国の安全保障への影響が増大している。
1.2 中国の狙い
・CPECの復活と拡大
中国は、この安全保障上の問題を緩和することで、CPECの停滞を解消し、アフガニスタン経由で中央アジアにプロジェクトを拡大することを目指している。
・「一帯一路」構想の推進
CPECの成功は「一帯一路」全体の成功に直結しており、中国はこれを地域における経済的・地政学的影響力の拡大と結びつけている。
2. パキスタンの影響力の低下
アフガニスタンとパキスタン間の緊張関係はタリバンが政権を掌握する以前から存在していたが、2022年のパキスタンにおける政権交代によって悪化した。
2.1 政権交代の影響
・タリバンの見解
タリバンは、パキスタンの政権交代をアメリカによる親米的な体制変革とみなした。これにより、タリバンはパキスタンとの関係を見直し、TTPへの依存を強めた。この動きは、アメリカとの関係改善を進めるパキスタンに対する牽制とみなされている。
・パキスタンの不満
一方、パキスタンはタリバンが権力掌握後もTTPとの関係を断絶しないことを裏切り行為と認識し、タリバンが再び過激な路線に戻ったと考えている。
2.2 デュランドライン問題
・歴史的背景
デュランドラインはアフガニスタンとパキスタン間の国境であるが、アフガニスタンはこれを正式な国境として認めていない。さらに、パシュトゥーン人がパキスタンに多く居住していることも、両国間の緊張を高めている。
・タリバンの姿勢
タリバンは自らを国家主義と宗教主義を融合させた組織と位置付け、デュランドライン問題やパシュトゥーン問題を優先的に解決することで、自国の正統性を強化しようとしている。
3. タリバンと中国の協力関係
タリバンと中国は一見すると対極的なイデオロギーを持つ組織であるが、共通の利益に基づき協力関係を構築している。
3.1 経済的な相互利益
・アフガニスタンのニーズ
アフガニスタンは戦争によって荒廃した経済を再建し、国民の生活水準を向上させるために、中国からの投資を切実に必要としている。
・中国の関心
中国は、アフガニスタンに存在するとされる1兆ドル規模の希少鉱物資源の開発に強い関心を持っている。また、新しいユーラシア貿易ルートの開拓にも関心がある。
3.2 地域安定への期待
タリバンは、中国がパキスタンに影響を与えることで、アメリカの影響力を抑制できると期待している。また、中国としても、CPECをアフガニスタンに拡大するためには、地域の安定が不可欠である。
3.3 タリバンの期待
タリバンは、中国との協力が自国の国際的な正統性を高め、パキスタンとの交渉を有利に進める助けになると考えている。また、中国による経済投資がアフガニスタンの経済再建に寄与するとの期待もある。
以上のように、中国、パキスタン、アフガニスタン、そしてタリバンの間の関係は、地政学的な利益や安全保障上の懸念、経済的な必要性に基づいて複雑に絡み合っている。これらの要素が相互に影響を与えながら、地域の将来が形成されていく可能性がある。
【要点】
中国のアフガニスタンへの関心と動機
・中国パキスタン経済回廊(CPEC):CPECの停滞解消とアフガニスタン経由での中央アジア拡大を目指す。
・安全保障上の問題
⇨ タリバンがTTP(パキスタン・タリバン運動)を支援しているとの懸念。
⇨ TTPとバローチ解放軍(BLA)が中国のCPEC関連プロジェクトを標的に。
・経済的利益:アフガニスタンに1兆ドル規模の希少鉱物資源があるとされ、中国はその開発に関心。
パキスタンの影響力低下
・タリバンの態度変化:パキスタン政権交代をアメリカ寄りとみなし、TTP支援を強化。
・国境問題(デュランドライン):タリバンはデュランドラインを国境として認めず、パシュトゥーン人問題も絡む。
・パキスタンの不満:タリバンがTTPとの関係を断絶しないことを裏切り行為と認識。
タリバンと中国の協力関係
・経済的利益の共有
⇨ アフガニスタンは経済再建のために中国投資を求める。
⇨ 中国はアフガニスタンの鉱物資源開発や新貿易ルート構築を狙う。
・地域安定の期待
⇨ 中国はパキスタンに影響を及ぼし、アメリカの影響力を抑制。
⇨ タリバンは中国の協力を国際的正統性向上に利用。
総括
・中国、アフガニスタン、パキスタン間の関係は、安全保障、経済、地政学的利益の複雑な相互作用に基づいている。
・地域安定と「一帯一路」構想推進のため、中国はアフガニスタンとの関係強化を模索している。
【引用・参照・底本】
Korybko To VOA China: China Will Struggle To Bring Pakistan & The Taliban Back Together Andrew Korybko's Newsletter 2024.12.12
https://korybko.substack.com/p/korybko-to-voa-china-china-will-struggle?utm_source=post-email-title&publication_id=835783&post_id=153015908&utm_campaign=email-post-title&isFreemail=true&r=2gkj&triedRedirect=true&utm_medium=email