中国のバイオ医薬品産業における「DeepSeekの瞬間」 ― 2025年03月16日 23:18
【概要】
中国の製薬会社Akesoが開発した新しいがん治療薬が、臨床試験で欧米の主要な競合薬を上回る結果を示し、中国のバイオ医薬品産業における「DeepSeekの瞬間」と評価されている。バイオテクノロジーは米中の技術競争における新たな戦線となっている。
Akesoの新しい免疫療法薬「ivonescimab」は、非小細胞肺がんを対象とした第3相臨床試験において、患者の半数が病状の進行なしに11.1か月生存する結果を示した。この指標は「無増悪生存期間(PFS:Progression-Free Survival)」と呼ばれる。同試験結果は、同社が先週、医学誌「The Lancet」に発表したものである。
比較対象となったのは、米国の大手製薬企業メルク(Merck)が販売する世界で最も普及しているがん治療薬「ペムブロリズマブ(商品名:キイトルーダ/Keytruda)」であり、同薬のPFSは5.8か月であった。
Akesoは昨年9月に国際的な業界会議でこの試験結果を初めて公表したが、中国国内では最近になって注目を集めている。その背景には、全国政治協商会議(中国人民政治協商会議)の代表が、先週の「両会(全国人民代表大会と政治協商会議)」においてivonescimabを紹介したことがある。
中国メディアは、この成果を「中国のバイオ医薬品産業におけるDeepSeekの瞬間」と表現している。これは、先月、中国の新興企業DeepSeekが発表した人工知能(AI)モデルが、競合他社よりもはるかに低コストで高い性能を達成し、世界の技術業界に衝撃を与えたことになぞらえたものである。このAI技術の進展は、米国によるAI向け半導体の輸出規制が厳しくなる中で、中国の技術産業の回復力を示すものと受け止められた。
【詳細】
中国製薬企業Akesoのがん免疫療法薬「ivonescimab」とその意義
1. Akesoの新薬「ivonescimab」の概要
中国のバイオ医薬品企業である**Akeso(康方生物)は、新たながん免疫療法薬「ivonescimab(艾伏尼单抗)」を開発した。この薬剤は二重特異性抗体(bispecific antibody)を利用した免疫チェックポイント阻害剤であり、特に非小細胞肺がん(NSCLC)**の治療を対象としている。
免疫チェックポイント阻害剤とは、がん細胞が免疫系からの攻撃を回避するメカニズムを阻害し、T細胞の抗腫瘍効果を活性化する薬剤である。現在、世界的に広く使用されているのは、米国メルク(Merck)の「ペムブロリズマブ(pembrolizumab、商品名:キイトルーダ/Keytruda)」であり、これはPD-1(プログラム細胞死-1)タンパク質を標的とする免疫療法薬である。
ivonescimabは、PD-1に加えてVEGF(血管内皮成長因子)を同時に標的とする二重特異性抗体であり、がん細胞の免疫回避を防ぐと同時に、腫瘍の血管新生を抑制することでがんの増殖を抑える効果が期待される。
2. 臨床試験結果とKeytrudaとの比較
Akesoは第3相臨床試験を実施し、その結果を2025年3月に医学誌「The Lancet」に発表した。この試験では、ivonescimabがペムブロリズマブ(Keytruda)と比較して優れた無増悪生存期間(PFS: Progression-Free Survival)を示した。
薬剤 無増悪生存期間(PFS)
ivonescimab(艾伏尼单抗) 11.1か月
ペムブロリズマブ(Keytruda) 5.8か月
無増悪生存期間(PFS)は、患者が治療を受けている間に病状が進行せずに生存できる期間を示す重要な指標である。ivonescimabはKeytrudaの約2倍のPFSを達成し、有意な臨床的優位性を示した。
この結果は、2024年9月に開催された国際学会で初めて公表されたが、2025年3月に中国国内で大きな注目を集めることとなった。これは、中国の「両会(全国人民代表大会と中国人民政治協商会議)」において、全国政治協商会議の代表がこの薬を紹介したことが背景にある。
3. 「DeepSeekの瞬間」とは何か?
「DeepSeekの瞬間」という表現は、2025年2月に中国のAI企業DeepSeekが発表した人工知能(AI)モデルの成功に由来する。DeepSeekは、高性能なAIモデルを他の競合よりも低コストで開発することに成功し、世界の技術業界に衝撃を与えた。
この事例は、米国によるAI関連の半導体輸出規制が厳しくなる中でも、中国の技術力が独自の発展を遂げられることを示す象徴的な出来事とされた。
Akesoのivonescimabが欧米の主要な免疫療法薬(Keytruda)を臨床試験で上回ったことは、中国のバイオ医薬品産業が世界水準に到達し、競争力を持ち始めたことを示しており、DeepSeekの成功になぞらえて「中国のバイオ医薬品産業におけるDeepSeekの瞬間」と表現されている。
4. Akesoと中国バイオ医薬品産業の今後の展望
中国は近年、バイオ医薬品分野での国際競争力を高めることを目指し、多額の投資と政策支援を行っている。Akesoの成功は、以下のような影響を与える可能性がある。
(1)中国製薬企業の競争力強化
・これまで中国のバイオ医薬品企業は、欧米企業に比べて技術力や臨床試験の結果で後れを取っていたが、今回の成功により世界市場での競争力が高まる可能性がある。
・特に免疫療法の分野で中国企業が欧米のリーディングカンパニーと競争できることを証明した点は重要である。
(2)米中技術戦争の新たな戦線としてのバイオテクノロジー
・AIや半導体に続き、バイオテクノロジーが米中間の競争分野として注目されている。
・米国はこれまで、中国の半導体やAI分野に対する輸出規制を強化してきたが、バイオ医薬品分野においても何らかの制限が課される可能性がある。
(3)国際市場への展開
・Akesoはすでにオーストラリア、日本、米国などで臨床試験を実施しており、今後グローバル市場における承認取得と販売拡大を目指している。
・現時点ではKeytrudaが市場を独占しているが、ivonescimabが正式に認可されれば、価格競争や市場シェアの変動が予想される。
(4)中国国内でのバイオ医薬品投資の加速
・Akesoの成功により、中国国内でのバイオテクノロジー分野への投資がさらに活発化する可能性が高い。
・政府の政策支援と資本市場からの資金調達が進めば、より多くの中国企業が世界市場で競争できるようになる。
5. まとめ
・Akesoの新薬「ivonescimab」は、米MerckのKeytrudaよりも優れた無増悪生存期間(PFS 11.1か月 vs 5.8か月)を示し、臨床的な優位性が確認された。
・この成功は「DeepSeekの瞬間」と呼ばれ、中国のバイオ医薬品産業が世界市場で競争力を持ち始めたことを象徴する出来事となった。
・バイオテクノロジーは、AIや半導体に続く米中技術競争の新たな戦場となる可能性がある。
・Akesoの国際展開が進めば、世界の免疫療法市場における競争構造が変化する可能性がある。
今後、ivonescimabの各国での承認状況や商業化戦略が、世界の製薬業界に与える影響を注視する必要がある。
【要点】
中国製薬企業Akesoのがん免疫療法薬「ivonescimab」について
1. 概要
・企業名: Akeso
・新薬名: ivonescimab
・作用機序: PD-1(免疫チェックポイント)とVEGF(血管新生因子)を同時に阻害する二重特
異性抗体
・対象疾患: 非小細胞肺がん(NSCLC)
・競合薬: 米Merckのペムブロリズマブ(Keytruda)
2. 臨床試験結果(2025年3月発表)
・第3相臨床試験の主要指標: 無増悪生存期間(PFS)
・結果
⇨ ivonescimab → PFS 11.1か月
⇨ Keytruda → PFS 5.8か月
・結論: Keytrudaを約2倍上回るPFSを達成し、臨床的な優位性を示した
3. 「DeepSeekの瞬間」とは
・由来: 2025年2月、中国AI企業DeepSeekが世界トップレベルのAIモデルを低コストで開発し、注目を集めた
・意味
⇨ 中国企業が欧米のリーディングカンパニーを技術面で凌駕する象徴的な成功例
⇨ バイオ医薬品分野における中国の技術革新の新たな転換点
4. 今後の展望と影響
・中国製薬企業の競争力強化
⇨ 欧米の製薬大手と競争可能な技術力を証明
⇨ 免疫療法市場での価格競争や市場シェア変動の可能性
・バイオテクノロジー分野での米中競争
⇨ AI・半導体に続く新たな技術戦争の領域
⇨ 米国によるバイオ関連の輸出規制の可能性
・国際市場への進出
⇨ オーストラリア、日本、米国などで臨床試験を実施中
⇨ 欧米での承認取得が成功すれば、世界市場での販売拡大へ
・中国国内のバイオ医薬品産業の成長
⇨ 政府支援・資本市場の投資拡大により、さらなる技術革新が期待される
5. まとめ
・ivonescimabはKeytrudaよりも有望な臨床結果を示した
・「DeepSeekの瞬間」として、中国のバイオ医薬品技術力向上を象徴する出来事となった
・今後、米中間の技術競争がバイオ医薬品分野にも波及する可能性がある
・国際市場での承認・商業化が進めば、世界の免疫療法市場に大きな影響を与える
【引用・参照・底本】
Chinese drug maker Akeso hailed as biotech’s ‘DeepSeek moment’ amid US competition SCMP 2025.03.16
https://www.scmp.com/tech/tech-trends/article/3302465/chinese-drug-maker-akeso-hailed-biotechs-deepseek-moment-amid-us-competition?module=flexi_unit-focus&pgtype=homepage
中国の製薬会社Akesoが開発した新しいがん治療薬が、臨床試験で欧米の主要な競合薬を上回る結果を示し、中国のバイオ医薬品産業における「DeepSeekの瞬間」と評価されている。バイオテクノロジーは米中の技術競争における新たな戦線となっている。
Akesoの新しい免疫療法薬「ivonescimab」は、非小細胞肺がんを対象とした第3相臨床試験において、患者の半数が病状の進行なしに11.1か月生存する結果を示した。この指標は「無増悪生存期間(PFS:Progression-Free Survival)」と呼ばれる。同試験結果は、同社が先週、医学誌「The Lancet」に発表したものである。
比較対象となったのは、米国の大手製薬企業メルク(Merck)が販売する世界で最も普及しているがん治療薬「ペムブロリズマブ(商品名:キイトルーダ/Keytruda)」であり、同薬のPFSは5.8か月であった。
Akesoは昨年9月に国際的な業界会議でこの試験結果を初めて公表したが、中国国内では最近になって注目を集めている。その背景には、全国政治協商会議(中国人民政治協商会議)の代表が、先週の「両会(全国人民代表大会と政治協商会議)」においてivonescimabを紹介したことがある。
中国メディアは、この成果を「中国のバイオ医薬品産業におけるDeepSeekの瞬間」と表現している。これは、先月、中国の新興企業DeepSeekが発表した人工知能(AI)モデルが、競合他社よりもはるかに低コストで高い性能を達成し、世界の技術業界に衝撃を与えたことになぞらえたものである。このAI技術の進展は、米国によるAI向け半導体の輸出規制が厳しくなる中で、中国の技術産業の回復力を示すものと受け止められた。
【詳細】
中国製薬企業Akesoのがん免疫療法薬「ivonescimab」とその意義
1. Akesoの新薬「ivonescimab」の概要
中国のバイオ医薬品企業である**Akeso(康方生物)は、新たながん免疫療法薬「ivonescimab(艾伏尼单抗)」を開発した。この薬剤は二重特異性抗体(bispecific antibody)を利用した免疫チェックポイント阻害剤であり、特に非小細胞肺がん(NSCLC)**の治療を対象としている。
免疫チェックポイント阻害剤とは、がん細胞が免疫系からの攻撃を回避するメカニズムを阻害し、T細胞の抗腫瘍効果を活性化する薬剤である。現在、世界的に広く使用されているのは、米国メルク(Merck)の「ペムブロリズマブ(pembrolizumab、商品名:キイトルーダ/Keytruda)」であり、これはPD-1(プログラム細胞死-1)タンパク質を標的とする免疫療法薬である。
ivonescimabは、PD-1に加えてVEGF(血管内皮成長因子)を同時に標的とする二重特異性抗体であり、がん細胞の免疫回避を防ぐと同時に、腫瘍の血管新生を抑制することでがんの増殖を抑える効果が期待される。
2. 臨床試験結果とKeytrudaとの比較
Akesoは第3相臨床試験を実施し、その結果を2025年3月に医学誌「The Lancet」に発表した。この試験では、ivonescimabがペムブロリズマブ(Keytruda)と比較して優れた無増悪生存期間(PFS: Progression-Free Survival)を示した。
薬剤 無増悪生存期間(PFS)
ivonescimab(艾伏尼单抗) 11.1か月
ペムブロリズマブ(Keytruda) 5.8か月
無増悪生存期間(PFS)は、患者が治療を受けている間に病状が進行せずに生存できる期間を示す重要な指標である。ivonescimabはKeytrudaの約2倍のPFSを達成し、有意な臨床的優位性を示した。
この結果は、2024年9月に開催された国際学会で初めて公表されたが、2025年3月に中国国内で大きな注目を集めることとなった。これは、中国の「両会(全国人民代表大会と中国人民政治協商会議)」において、全国政治協商会議の代表がこの薬を紹介したことが背景にある。
3. 「DeepSeekの瞬間」とは何か?
「DeepSeekの瞬間」という表現は、2025年2月に中国のAI企業DeepSeekが発表した人工知能(AI)モデルの成功に由来する。DeepSeekは、高性能なAIモデルを他の競合よりも低コストで開発することに成功し、世界の技術業界に衝撃を与えた。
この事例は、米国によるAI関連の半導体輸出規制が厳しくなる中でも、中国の技術力が独自の発展を遂げられることを示す象徴的な出来事とされた。
Akesoのivonescimabが欧米の主要な免疫療法薬(Keytruda)を臨床試験で上回ったことは、中国のバイオ医薬品産業が世界水準に到達し、競争力を持ち始めたことを示しており、DeepSeekの成功になぞらえて「中国のバイオ医薬品産業におけるDeepSeekの瞬間」と表現されている。
4. Akesoと中国バイオ医薬品産業の今後の展望
中国は近年、バイオ医薬品分野での国際競争力を高めることを目指し、多額の投資と政策支援を行っている。Akesoの成功は、以下のような影響を与える可能性がある。
(1)中国製薬企業の競争力強化
・これまで中国のバイオ医薬品企業は、欧米企業に比べて技術力や臨床試験の結果で後れを取っていたが、今回の成功により世界市場での競争力が高まる可能性がある。
・特に免疫療法の分野で中国企業が欧米のリーディングカンパニーと競争できることを証明した点は重要である。
(2)米中技術戦争の新たな戦線としてのバイオテクノロジー
・AIや半導体に続き、バイオテクノロジーが米中間の競争分野として注目されている。
・米国はこれまで、中国の半導体やAI分野に対する輸出規制を強化してきたが、バイオ医薬品分野においても何らかの制限が課される可能性がある。
(3)国際市場への展開
・Akesoはすでにオーストラリア、日本、米国などで臨床試験を実施しており、今後グローバル市場における承認取得と販売拡大を目指している。
・現時点ではKeytrudaが市場を独占しているが、ivonescimabが正式に認可されれば、価格競争や市場シェアの変動が予想される。
(4)中国国内でのバイオ医薬品投資の加速
・Akesoの成功により、中国国内でのバイオテクノロジー分野への投資がさらに活発化する可能性が高い。
・政府の政策支援と資本市場からの資金調達が進めば、より多くの中国企業が世界市場で競争できるようになる。
5. まとめ
・Akesoの新薬「ivonescimab」は、米MerckのKeytrudaよりも優れた無増悪生存期間(PFS 11.1か月 vs 5.8か月)を示し、臨床的な優位性が確認された。
・この成功は「DeepSeekの瞬間」と呼ばれ、中国のバイオ医薬品産業が世界市場で競争力を持ち始めたことを象徴する出来事となった。
・バイオテクノロジーは、AIや半導体に続く米中技術競争の新たな戦場となる可能性がある。
・Akesoの国際展開が進めば、世界の免疫療法市場における競争構造が変化する可能性がある。
今後、ivonescimabの各国での承認状況や商業化戦略が、世界の製薬業界に与える影響を注視する必要がある。
【要点】
中国製薬企業Akesoのがん免疫療法薬「ivonescimab」について
1. 概要
・企業名: Akeso
・新薬名: ivonescimab
・作用機序: PD-1(免疫チェックポイント)とVEGF(血管新生因子)を同時に阻害する二重特
異性抗体
・対象疾患: 非小細胞肺がん(NSCLC)
・競合薬: 米Merckのペムブロリズマブ(Keytruda)
2. 臨床試験結果(2025年3月発表)
・第3相臨床試験の主要指標: 無増悪生存期間(PFS)
・結果
⇨ ivonescimab → PFS 11.1か月
⇨ Keytruda → PFS 5.8か月
・結論: Keytrudaを約2倍上回るPFSを達成し、臨床的な優位性を示した
3. 「DeepSeekの瞬間」とは
・由来: 2025年2月、中国AI企業DeepSeekが世界トップレベルのAIモデルを低コストで開発し、注目を集めた
・意味
⇨ 中国企業が欧米のリーディングカンパニーを技術面で凌駕する象徴的な成功例
⇨ バイオ医薬品分野における中国の技術革新の新たな転換点
4. 今後の展望と影響
・中国製薬企業の競争力強化
⇨ 欧米の製薬大手と競争可能な技術力を証明
⇨ 免疫療法市場での価格競争や市場シェア変動の可能性
・バイオテクノロジー分野での米中競争
⇨ AI・半導体に続く新たな技術戦争の領域
⇨ 米国によるバイオ関連の輸出規制の可能性
・国際市場への進出
⇨ オーストラリア、日本、米国などで臨床試験を実施中
⇨ 欧米での承認取得が成功すれば、世界市場での販売拡大へ
・中国国内のバイオ医薬品産業の成長
⇨ 政府支援・資本市場の投資拡大により、さらなる技術革新が期待される
5. まとめ
・ivonescimabはKeytrudaよりも有望な臨床結果を示した
・「DeepSeekの瞬間」として、中国のバイオ医薬品技術力向上を象徴する出来事となった
・今後、米中間の技術競争がバイオ医薬品分野にも波及する可能性がある
・国際市場での承認・商業化が進めば、世界の免疫療法市場に大きな影響を与える
【引用・参照・底本】
Chinese drug maker Akeso hailed as biotech’s ‘DeepSeek moment’ amid US competition SCMP 2025.03.16
https://www.scmp.com/tech/tech-trends/article/3302465/chinese-drug-maker-akeso-hailed-biotechs-deepseek-moment-amid-us-competition?module=flexi_unit-focus&pgtype=homepage